ここが凄いよベトナム人開発者!

ベトナムオフショア開発は、いまだにコストメリットで語られることが多いですが。ベトナム人、ベトナム政府の目指しているところ、教育や人材育成について知れば知るほどベトナムほどオフショア開発というよりも持っておきたい拠点の1つだと確信します。今回は、それほどオススメしたいと思う具体的なポイントを今回はご紹介したいと思います!

政府がIT人材とビジネスを圧倒的バックアップ

ベトナム政府は、政府主導でIT産業全体を強くバックアップしておりベトナムの主要産業にしようと動いております。実際にIT企業は国内のスタートアップや零細・小企業などだけではなく外資系の我々日系企業にも税制面などでも優遇を受けることが出来るなど他の業種に比べベトナム進出がしやすくなっています。

実際にベトナムのICT産業全体の収益を見ると一目瞭然で、2012年ごろは100数十億ドル程度であったところが2020年現在は10倍の1000億ドルを超えているという成長ぶりで2018年ごろからは毎年前年度で10%以上の増加成長を見せているという展開なのです。もちろんそれに伴って、産学官連携でこれまで以上にIT関連人材の育成・教育をテーマに政府が後押ししているため人件費が高騰し優秀な人材の争奪戦が一部起きているとはいえまだまだ人材が枯渇する心配はありません。

理数系人材が圧倒的に豊富

ベトナムの教育システムには、ICTトレーニングプログラムを備えた290の大学があります。勿論トップは、ハノイ工科大学で2013年には、さまざまなICT専攻を卒業した43,000人の学生がいました。177,000人がICT関連分野で勉強しています。そして55,000人のICT学生がこれらの機関に登録しました。

ICT産業の歴史はまだまだ浅いですが、非常に急速に発展しています。業界には13,000を超えるITビジネスがあり、従業員は440,000人を超えています。2013年には、ハードウェアおよびソフトウェア業界の合計は395億米ドルに 達しました(出典ベトナムICTホワイトブック2014)。

就業者数2010年20112012年2013年
情報技術産業部門の合計250,290306,754352,742441,008
ハードウェア業界127,548167,660208,680284,508
ソフトウェア産業71,81478,89480,82088,820
デジタルコンテンツ業界50,92860,20063,24267,680

そして、あまり知られていませんが。数学のオリンピックと呼ばれる理数系の世界トップを決める大会ではベトナムは毎年上位入賞し2017年には中国に次いで3位となっています。

世界の大学別プログラミングランキング 第3位!

2016年のデータですので、もう既に古い情報ではありますが。既にこの時、世界の大学別のコーダーランキングで”ホーチミン科学大学(ho chi minh city university of science)”の学生が世界3位を取るなど全体ではなく突出した優秀な人材別で見るとベトナムはかなり突き抜けていることが分かります。ちなみに1位はロシア、2位は中国です。ちなみに日本は、、、10位内にはありません。。。

これは1つのデータでしかありませんが。体感的にベトナムのIT人材にはとんでもない天才のような人もいるというのは言えるでしょう。

ちなみにこの女性は、”Golden physics girl(物理学の申し子)”と呼ばれ2015年から2年連続で国際物理オリンピックの金賞を受賞している超がつく天才です。世界的にも有名で超難関と呼ばれるMITマサチューセッツ工科大学の奨学金を獲得している。これを見るとベトナムの理数系のレベルの高さがうなずけます。

若者が多い人口構成

世界的な人材不足は、企業がアウトソーシングベンダーからの外部支援を求める理由の1つです。 「2030年には日本のIT人材は不足する!」これは日本のIT・テクノロジー経済が直面している最大の問題です。 2020年現在で、日本のIT人材は106万人と言われており現時点でも約30万人分のリソースが不足しているとされています。ヒューマンリソシアの業界調査によると、企業の39%が新しいリソースへのアクセスを得るためにアウトソーシングしています。まさしくこれからの日本のIT産業にとって、ベトナムはITアウトソーシングの有望な場所となっています。

またベトナムオフショア開発について考える際に、ベトナムの人口構成についても触れておきたい。ベトナムは9千万人以上の人口を抱える13番目に人口の多い国です。人口の25パーセント(25%) は15歳未満です。ベトナムは2009年から「人口構造の黄金期」を享受しています。 「人口構造の黄金期」とは、2人以上の労働者ごとに1人の扶養家族しかいないことを意味します。 ベトナムの「人口構造の黄金期」は2035年まで続くと予測されており、人口の約66%が労働年齢であり、毎年150万人以上が労働力に加わっています(出典:ベトナム総合統計局)。

15歳以上の識字人口の割合は94.2%です(出典:ベトナム総合統計局)。ベトナムの識字率は96%です。さらに、大学の卒業生の80%は科学を専攻しています。 世界経済フォーラムが実施した調査によると、ベトナムは工学部の卒業生が最も多い上位10か国の1つです。 

英語ができる人が多い

EF EPI2020

ベトナムオフショア開発における、開発者は大抵理系もしくは大卒が一般的で彼らの英語力は最低限の読み書きは勿論ですが。日常における会話程度の英語は、ほとんどの人が話せます。このことは、英語能力試験である「EF試験」の数値からも分かります。2020年、2019年は11ランク落として英語力が低いの部類にカテゴライズされていますが。

ベトナムオフショア開発のメイン拠点である、ホーチミン、ハノイの2拠点で見れば世界的にも平均的な数値であることが分かります。ただ実際に、現場でベトナム人開発者とやり取りして感じる肌感としては優秀なエンジニアであればあるほど英語は大抵できます。ましてややり取りのメインはチャットですが。開発やコミュニケーションには全く支障がない程度です。

ちなみにベトナム人の英語は、こちらのYouTube動画でも分かりますが。単語の末尾の子音を発音しないことが多く、結構特徴的な英語です。

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