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プログラミング言語の中で、常に人気を誇っているのがpythonです。簡単にアプリを作成できるということで、特にプログラム初心者にはうってつけのプログラミング用語といっていいでしょう。
そこで今回は、これからpythonを使ってアプリを開発してみようという方に、その作成方法やpythonでアプリを作成するのに役立つ、おすすめpythonアプリをご紹介していきます。
pythonとは?
pythonは、プログラミング初心者でも取り扱いやすい言語と言われています。汎用の高水準プログラミング言語であり、その設計哲学はコードの読みやすさを重視しています。
pythonの構文を使用すると、プログラマーはCなどの言語よりも少ないコード行で概念を表現できます。この言語は、小規模および大規模の両方で明確なプログラムを可能にすることを目的とした構造を提供します。オブジェクト指向、命令型、関数型プログラミングスタイルなど、複数のプログラミングパラダイムをサポートしています。これは。Scheme・Ruby・Perl、およびTclmと同様に、完全に動的な型システムと自動メモリ管理を備えており、大規模で包括的な標準ライブラリを備えています。
iphone(iOS)でpythonを使うには?
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iphone(iOS)でpythonを使いたいときは、PythonistaやPython3といったPythonを動かすためのアプリを利用するのが一つの手段です。この場合は、出先でもアプリの開発を行うことができ、自分が持っている端末内ですべて行うことができます。
もうひとつの方法がSSHやVNCといったアプリを利用して、遠隔のパソコンでpythonを使う方法です。この場合、手持ちのスマートフォンでも操作することができ使い勝手がいいですが、出先で開発を行う場合は常にモバイル通信を行う必要があります。
pythonでスマホアプリ開発するメリット
それではpythonでスマホアプリ開発するメリットについて解説していきます。どのようなメリットがあるのでしょうか。
豊富なライブラリ
日本でも人気の言語ですが、海外では一番といっていいほどの人気を誇っているのがpythonです。そのためライブラリが豊富に揃っているのがメリットといえるでしょう。開発に役立つプログラムをパッケージ化したものがライブラリですが、規模の大きさ関係なくこのライブラリで簡単にアプリ開発することができます。
コードが見やすい
コードが見やすいのはpythonの大きなメリットの一つでしょう。通常4行程度必要なコードも1行で完結するほどシンプルなコードが特徴で、誰が作成しても分かりやすいコードになっています。また読み手としても読みやすいので、解析するのがとても簡単です。
作りたいと思ったものがすぐに作れる
pythonで出来るものはほとんどライブラリ化されているため、プログラム初心者でも作りたいものがあれば、ライブラリを取得することで簡単に作ることができます。
環境構築することが簡単
AnacondaをはじめGoogleColaboratoryなど、環境を用意してくれるものやそれを補助するアプリケーションが多くあります。環境構築するときにこのアプリケーションがあることで、初心者でも楽に環境構築を行うことができるのはメリットでしょう。
専門性が高い
AIなど専門性の高い分野があるのもpythonの特徴です。専門性の高い分野があることで、その分野の研究や開発が進められ、さらに使いやすい言語となっていきます。AIに強いということは、他の言語と比べAIに対して絶対的な強みを持つということです。
pythonでスマホアプリ開発するデメリット
メリットがあるということは、もちろんデメリットもあります。それではここからはデメリットについてご紹介します。
知識が身につかない可能性がある
前述の通り、ライブラリが充実しているため初心者でも簡単にアプリの開発ができてしまうため、なんとなく開発を進めてしまいます。そのため、しっかりとした知識を持たないまま開発してしまうため、間違った知識を持ってしまう可能性があります。ライブラリに頼りっきりにならず、どのように進めているのかをしっかり学ぶことが必要です。
構文にとらわれる
初心者にとっては見やすいコードですが、それは人それぞれでプログラミング経験者は、少し鬱陶しいと感じる方もいます。構文に縛られてしまうのは大きなデメリットです。
日本語の情報が少ない
海外では人気のpythonですが、日本ではまだ浸透していないため日本語の情報が少ないのはデメリットです。もし知りたい情報などがある場合、その答えを探すのに苦労する可能性があります。
実行速度が遅い
pythonは実行速度が非常に遅いです。簡単なアプリを作るときにはさほど感じませんが、大きな規模のアプリを作る場合はかなりストレスになる可能性があります。
pythonでiphone(iOS)アプリを開発する手順を解説
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それではpythonでiphone(iOS)アプリを開発する手順を簡単に解説していきます。まず最低限必要なものとして「プログラミングに必要な統合開発環境」「インターネット環境」「python開発環境の動作するデバイス」になります。
企画をする
Pythonは汎用性が高いため、他のプログラミング言語でできることはだいたい実現することができると言っても過言ではありません。そのため、業務システムや企業のホームページはもちろん、ブログやSNSなどのWebサービスを作ることが可能です。そのため、どのようなスマホアプリにするかを検討する際にも、企画が制限されることはほぼないため、選択肢が大幅に広がります。
設計をする
どのようなスマホアプリを作成するかが決まったら、次は画面の動きやレイアウトを考えていきます。文字のサイズや写真の配置、スクロールをするとどのように画面が変わるのか、ボタンの設置など、実際の使用感を考えながら設計をしないと、使いにくいアプリとして認識されてしまいますので注意しましょう。
開発をする
ここまで終わりましたら、いよいよプログラムの入力をしていきます。先ほど紹介したライブラリを使用するといいでしょう。pythonはライブラリの種類が多いことも特徴のひとつであるため、適したライブラリを選んで開発作業を行うことで、プログラムの時間短縮にもつながります。
テストをする
スマホアプリ開発におけるテストとは、設計した通りの動作をしているかどうか、ソフトウェアに問題がないかなどの確認作業をすることです。スマホの実機やライブラリを使用して、開発とテストを何度も繰り返し行うことで想定通りの動作に近づけていきます。
審査登録をする
開発からテストまでの作業が終わったら審査登録に進みましょう。スマホアプリを公開する際には、審査基準をそれぞれにクリアしなくてはなりません。場合によっては公開後でも申請が却下されてしまう可能性があります。思いがけず申請却下にならないよう、規約サイトなどでしっかりと内容を確認しておくようにしましょう。
pythonのおすすめ人気アプリ14選
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pythonista3
人気NO1を誇っているのがpythonista3です。多くの利用者がおりスマートフォンで簡単に青売りが作成できるアプリとして大人気のツールです。
pythoni-run code,autocomplete
XiaoWen Huangが提供しているpythoni-run code,autocompleteは、オートコンプレートで新しいファイルは、テンプレートからコピーされるので簡単にアプリを作れます。
pythonを学びます
Infinite Loop Development Ltdが提供しているpythonを学びますは、pythonを学ぶにはうってつけのアプリといえるでしょう。実践を中心に勉強していくので、スキルが早く身につくのが特徴です。
python プログラミング言語
python Anastasia Kovbaが提供しているpythonプログラミング言語は、Pad、iPhone、iPod touch用のpython学習用の新しいツールです。勉強、複雑な数学的計算、娯楽、その他多くの便利なタスクに最適なツールです。アプリケーション内でコンパイルを購入する必要があります。
python Rice
GabrielMassanaが提供するpython Riceは、対話型プログラミングの紹介などを中心に行っている学習型アプリになります。
iOS用のpython2.5
Jonathan Hosmerが提供するiOS用のpython2.5は、対話モードやスクリプトファイルを作成する専用のタブなど学習でき、全ての標準ライブラリに対応しています。
pythonista
pythonistaは、Pythonのコードを書いて実行出来る、Python実行環境ツールで、操作性、機能共に優れておりマニュアルを見ながらプログラミングを行うことができます。
python2 プログラミング言語
Megakey Transが提供するpython2 プログラミング言語は、プログラムをコンパイルして実行することができるアプリ開発ツールで、構文の強調表示、行番号、カラーテーマなどに特徴を持ったアプリになります。
pythonチュートリアル:pythonをすばやく学ぶ
Udemyが提供するpythonチュートリアル:pythonをすばやく学ぶは、初心者向けの学習ツールで、pythonの基本的なことを13の項目に分けて分かりやすく解説してくれます。これまでに100万人以上の利用者がいる人気アプリです。
pythonドキュメント
Njal Karevollが提供するpythonドキュメントは、pythonのチュートリアルやhow-toなど初心者に向けたツールとなっており、ブラウズ可能なクイックジャンプインデックスが付属しているため、必要なドキュメントの特定の部分に飛ぶことができます。
python3ドキュメント
Njal Karevollが提供するpython3ドキュメントは、pythonドキュメントをバージョンアップさせたツールで、pythonのチュートリアルからはじまり、python標準ライブラリや用語集や一般インデックスなども学ぶことができます。
iOS用のpython3.0
Jonathan Hosmerが提供するiOS用のpython3.0は、対話モードインタプリタ、スクリプトファイルを書く専用のタブなどを搭載したアプリとなっています。
iOS用のpython3.1
iOS用のpython3.0の機能にインタプリタに入れたコマンドをスクリプトとして保存出来きる機能が追加されたアプリとなっています。
iOS用のpython3.3
対話モードインタプリタやインタプリタに入れたコマンドをスクリプトとして保存出来る機能に加え、PortraitとLandscapeモードに対応することができます。
pythonでスマホアプリ開発する時の注意点
それでは最後に、pythonでスマホアプリ開発する時の注意点についてご紹介します。プログラミング言語の中でも比較的簡単なpythonですが、それゆえの問題点もあるので気を付けましょう。
ツールのバージョン管理
オープンソースとして人気があるpythonですが、開発チームが連携しているわけではないため、ツールのバージョンと言語の組み合わせによっては、思ったような動作をしないケースがあります。また日本語の情報が少ないため、スマホアプリ開発が大変になる可能性もあります。
パッケージビルドを失敗する恐れがある
pythonを使ったアプリ開発には、KivyとBuildozerを組み合わせて行っていきますがアンドロイドでアプリを作る時よりも、iphone (iOS)アプリのビルドに失敗することもあるようです。まだkivy-iosがベータ版ということが理由ですが、確実にビルドできないのは大きなデメリットになります。
まとめ
この記事では、pythonでiphone (iOS)アプリを作るための方法について解説してきました。
初心者に大人気のpythonですが、iphone (iOS)アプリを作るためには、それなりのデメリットや注意点も存在します。そのため、まずはpythonについて詳しく知り勉強することも大事でしょう。
この記事を参考に、自分が作ってみたいiphone (iOS)アプリにチャレンジしてみてください。