【システム設計とシステム開発の違い】設計と開発について徹底解説

システム開発を行う際、設計を行ってから実際の開発に着手するというのが通常の流れとなりますが、場合によっては明確に分けられずに作業を行うこともあり、システム設計とシステム開発の違いがよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで本記事では、システム設計とシステム開発の違いについて徹底解説致します。

システム設計とは

システム設計とは、システムを開発する前の段階で、搭載する機能や仕様等について詳細を決定することを言います。実際に開発するエンジニアやプログラマーに向けたものはもちろんのこと、もしクライアントから受注してシステム開発を行う場合には、クライアントと内容をすり合わせながら、クライアントから見てわかるような画面設計図等も作成することになるため、上流工程で重要な役割を担います。

システム開発とは

システム開発とは、現状の悩みや問題を解決するための仕組みを作ることを言います。時には企業のある業務を効率化するためにクライアントから受注して開発することもあります。

システム開発では、様々な専門知識を持つプロジェクトメンバーが必要となり、人件費はもちろん、クライアントの予算にあい、なおかつクライアントの要求を満たす内容のものを開発しなければならないという制約があるため、開発業務を行うまでには、クライアントと綿密な話し合いが必要となります。

システム設計とシステム開発の違い

冒頭で述べたように、システム設計及び開発の工程は明確に分けられるべきでありながらも、一括りとなってしまっていることも少なくありません。しかし、本来仕事の内容や担当者、さらには求められる能力には大きな違いが存在するので、それぞれの観点からシステム設計及びシステム開発の違いについて解説致します。

  • 仕事内容
  • 担当者
  • 求められる能力

仕事内容

システム設計では、どのような機能を搭載したシステムをどのような手法で開発していくのかを考えることが主となります。一般的にイメージする設計のように、開発者が見てわかるような設計図はもちろんのこと、実際には、クライアントやユーザーが見て成果物のイメージがわかるような画面の図等も設計し、形にしていくため、関係者と密にコミュニケーションを取る必要があり、個人プレーというよりはチームプレーの仕事内容となります。そのことから設計は上流工程と呼ばれており、一方で開発は下流工程となります。

システム開発は、上流工程で設計されたものをもとに、実際にプログラミングを行なってシステムを完成させていくことになります。プログラミング言語やフレームワーク等、専門的な知識が多数必要となり、主に個人で進めていくことになります。

担当者

システム設計は、明確に分けるとシステムエンジニアが担当することが多く、一方で開発はプログラマーが担うことが一般的です。ただし、プロジェクトの規模や所属している企業によっては、分担せず1人のシステムエンジニアが設計から開発まで全て担う場合もあります。

しかしある程度プログラマーとしての経験がなければ設計の上流工程を担うことができないため、設計を行いたいと考える場合には、プログラマーからシステムエンジニアにステップアップする必要があります。

求められる能力

システム設計及び開発では求められる能力も大きく異なると言えます。設計では、プログラミングに関する知識だけでなく、クライアントやプロジェクトメンバー等との円滑なコミュニケーションスキルが求められ、開発するシステムについての機能等のイメージを誰もがわかるように形にしていく必要があります。

一方システム開発では、コミュニケーション能力よりもプログラミング能力や知識が求められ、実務の能力が高いことが重視されるでしょう。

まとめ

システム設計とシステム開発の違いについて、解説致しました。場合によっては一括りにされてしまうことも多い設計と開発は、内容だけでなく担当者や求められる能力についても異なるということをご理解いただけたのではないかと思います。システム設計を担いたいと考えているプログラマーの方は、スキルアップしてシステムエンジニアとなり、上流工程を任せられるようになりましょう。

【業務システム開発とは?】業務システムに使用される主なプログラミング言語やおすすめの業務システム開発会社14選も!

自社の業務を効率化させたいと考えたときに、業務システムの導入を検討することがあるのではないでしょうか。特にコロナ禍でテレワークが求められる昨今では、出社せずともデータであらゆることを管理しなければならない場面に直面することも多くなっています。

本記事では、業務システム開発について焦点を置き、業務システムに使用される主なプログラミング言語をはじめとした開発に関わる部分について解説し、また、外注する際におすすめの業務システム開発会社についてもご紹介致します。

業務システムとは

業務システムとは、企業がビジネスを遂行するために作られた、特定の業務遂行を効率的に行うための画期的なシステムのことです。具体的には、人の手で行っていた仕事をシステムが行うことになります。

企業によって、既存の業務システムを取り入れるケースと、自社に合わせた独自の業務システムを開発し取り入れるといったケースが想定されます。

業務システムと基幹システムの違い

業務システムとよく混同されてしまう言葉として基幹システムが存在します。基幹システムは、業務遂行上必ず必要となるシステムのことを指し、業務システムは業務を遂行するのに役立つシステムですので、混同しないようにしましょう。

基幹システムは、万が一何らかの理由でシステムが停止してしまったとしたら企業の業務全体がストップしてしまうのに対し、業務システムは、万が一何らかの理由でシステムが停止したとしても手作業及び紙媒体で業務を継続することが可能です。

業務システムの種類

業務システムには、様々な種類がありますので、簡単にご紹介致します。

勤怠管理システム

従業員の出勤及び退勤、公休及び有給休暇等のデータ管理を行うシステムのことです。複数拠点における労働時間の管理についても効率よく行うことが可能です。

人事給与システム

従業員の個人情報をはじめとし、過去から現在までの配属先や昇進及び昇格、給与や賞与等に至るまで管理し、人事業務を効率化できるシステムのことです。

会計管理システム

企業の会計を効率化するシステムのことで、売上伝票及び仕入れ伝票、入金伝票や請求書等に至るまであらゆる帳票類を出力することが可能です。

販売管理システム

主に小売業ではPOSレジと連動されているシステムで、自社のどの製品及びサービスを「いつ」「誰に」「いくつ」「いくら」で販売したのかといったことや、代金の支払いはいつなのか等を管理することができます。

生産管理システム

主に製造業で採用されているシステムで、製品及びサービスの原価をはじめ、製造にかかるコストや、納期等を管理することが可能です。

営業支援システム

SFAとも呼ばれ、リード(見込み客)との商談内容や、リード(見込み客)の基本情報等を管理することができるシステムで、日報作成や営業担当者のスケジュール管理等も行うことができます。

顧客管理システム

顧客関係管理システム(CRM)とも呼ばれ、顧客の個人情報や企業情報をはじめ、これまで購入した製品及びサービス等を管理することができます。

品質管理システム

QMSとも呼ばれ、製品及びサービスの品質向上及び品質保持を行うための管理システムです。

業務システムを導入するメリット

自社に適した業務システムを導入することで様々なメリットを得ることができます。主なメリットとしては次の4つが挙げられます。

  • 業務の効率化
  • 情報の一元管理及び可視化
  • 管理データの品質の保持
  • 物理的なスペースの確保

業務の効率化

業務システムを各所に導入することにより、必ず出社せずともPC等があればどこからでも業務を行うことができるようになります。そのため、昨今求められる出社率の抑制に取り組むことができ、各自テレワークを積極的に行うことも可能となります。会議等もリモートで実施することが容易になりますし、今まで1箇所に集まって行っていた会議等がなくなることで時間削減にも繋がるでしょう。

情報の一元管理及び可視化

業務管理システムを導入することにより、各部署で取り扱って管理していたあらゆる情報を一元管理することができます。さらに、一元管理することにより、どの部署からでも過去の履歴及び関連情報等も確認したいときにリアルタイムで抽出することができるようになるため、部署間で不透明性の高かった情報等も可視化され、不正も起きにくくなり、円滑に業務を推敲することが可能となるでしょう。

管理データの品質の保持

従来のように紙ベースや、複数のアプリ等で業務管理を行なっていると、別媒体で同一データを保管しなければならなかったり、最新データが埋もれてしまったりといったような弊害が起こり得ます。しかし、業務システムを導入することにより、データを一元管理することで、最新データが一目でわかるようになる上、全員で同じデータを共有することになるため、データクレンジングも実施しやすくなるでしょう。

物理的なスペースの確保

業務システムを導入することで、ペーパーレス化が一気に加速することになります。そのため、従来紙ベースでファイリングし保管していたスペース等が整理され、作業スペースを広く取れるようになります。

業務システムを導入するデメリット

業務システムを導入することは、メリットだけでなく次の2つのようなデメリットも生じます。業務システムを導入する際には、デメリットについてもしっかりと把握しておくことが大切です。

  • システム導入時に手間がかかる
  • 不具合等によるリスク

システム導入時に手間がかかる

業務システムに限ったことではありませんが、組織において、新しい仕組みやシステムを取り入れるということは大変な労力がかかります。従業員に対し、新システムをなぜ導入するのかと言った説明を行い、理解を得ることも大切ですし、各従業員が使い方を理解し、きちんと運用されるよう研修等も必要となります。

せっかく導入した業務システムが活用されないようなことにならないように、導入する際には様々なフォローが必要です。

不具合等によるリスク

システムの不具合やなんらかの事故等によりシステムが稼働しないという事態も想定されます。業務システムに慣れれば慣れるほど依存してしまいがちですが、その分リスクが高まるということは頭に入れておきましょう。不足の事態の際にどういう対処をするのかは、平時からフローを決めておくことが大切です。

業務システムに使用される主なプログラミング言語

業務システムについてや、種類等の基本的な内容が理解できたところで、ここからは専門的な話になりますが、業務システム開発の際使用される主なプログラミング言語について解説致します。

プログラミング言語特徴メリットデメリット
C言語汎用性が高い

C言語を学ぶことで他の言語を理解しやすくなる
C言語を学ぶことでOS及び言語の仕組みが理解できるようになる
処理スピードの速いプログラムを組むことが可能
習得難易度が高い
C ++C言語を機能拡張した言語
オブジェクト指向
C言語と互換性がある
処理スピードの速いプログラムを組むことが可能
高負荷で複雑なシステムの実行が可能
C ++を習得することで他の言語も理解しやすくなる
C言語よりもさらに習得難易度が高い
C#C ++にJavaの概念を踏襲した言語
マイクロソフトが開発
Visual Studioという開発ツールを使用することが可能
マイクロソフトによるサポートが充実
OS開発を行うことは不可能
Linuxでの開発には不向き
Javaオブジェクト指向
OSは問わない
ライブラリ及びAPIが充実
自由度が高い
処理スピードが速い
セキュリティ面が優れている
小規模システム開発には適さない
COBOL正式名称:Common Business Oriented Language
事務処理に特化している
オブジェクト指向
生産性及び保守性が高い
英語に近いコードで記述可能
読み取りもしやすい
技術的に古いため、経験のないエンジニアが多くエラーを修正する時には時間と労力がかかる
Objective-Cオブジェクト指向ライブラリが充実
効率的に開発可能
習得が難しい

業務システム開発に使われる主なスクリプト言語

次に業務システム開発に使われる主なスクリプト言語について解説致します。スクリプト言語とは、プログラミング言語の中でも比較的容易に記述及び実行が可能である言語のことです。

スクリプト言語特徴メリットデメリット
JavaScript非同期処理が簡単
フレームワークが揃っている
習得しやすい
開発環境を整えることが容易
フロントエンド及びバックエンドどちらの開発も可能
汎用性が高い
処理スピードが遅い
ブラウザに挙動が左右される
perlテキスト処理に最適
C言語と類似した文法
オブジェクト指向
文字列と数値を自動的に変換
記述が簡単
コンパイル作業は不必要かつ実行スピードが速い
後方互換性が高い
ライブラリが豊富
将来にわたるサポート
人気が低迷
PHP動的型付け言語
OSは問わない
オブジェクト指向
Webサイト及びWebアプリ開発に特化
フレームワークが充実
データベースとの接続が容易
初心者でも習得しやすい
公式のマニュアルがある
柔軟性が高い
セキュリティ面が甘い
デバッグ等の対策が必要
Webサイト及びwebアプリ開発以外では力を発揮しない
Pythonオブジェクト指向誰が書いてもコードが同じ
汎用性が高い
ライブラリが豊富
初心者でも学習しやすい
実行スピードが遅い
日本語サポートが少ない
インデントが必要
Rubyオブジェクト指向文法がわかりやすい
汎用性が高い
初心者でも習得しやすい
コンパイルが不要
実行スピードが遅い

業務システム開発に必要なスキル

業務システム開発を行う際に、求められるスキルは多々ありますが、中でも特に必要とされるスキルは次の3つです。

  • プログラミングスキル
  • コミュニケーションスキル
  • 情報収集能力

プログラミングスキル

業務システム開発だけでなく、システム開発全般において言えることではありますが、プログラミングスキルは必ず必要となります。これからプログラミング言語を習得しようとしている場合、存在する全てのプログラミング言語を覚えることは現実的ではありませんので、自分が将来何を開発したいのかによって、習得するべきプログラミング言語は変わってくるでしょう。

今回フォーカスしている業務システム開発に関して言えば、前述したプログラミング言語やスクリプト言語のいずれかを習得することが業務システム開発に携わることへの近道となります。

コミュニケーションスキル

エンジニアにコミュニケーションスキルは必要ないのではないかと誤解されがちですが、実は最も必要なスキルであると言っても過言ではありません。クライアントの要望の細部に渡るまで耳を傾けつつ、プロジェクトメンバーとも円滑にコミュニケーションを取り、滞りなく開発を進めていくことが必要であるからです。

コミュニケーションスキルが乏しければ、成果物がクライアントの想像していたものとかけ離れたものになってしまいクレームへと発展してしまうことにも繋がりかねませんので、常日頃から様々な人とコミュニケーションを取り自然にスキルを身につけておくことが大切です。

情報収集能力

システム開発の世界では、日々新しい技術が生み出され、さらに新しい技術を使用したサービスやアプリ等が矢継ぎ早にリリースされます。自分が得意か不得意かは考えず、日々新しい情報を取り入れられるようにアンテナを張り巡らせておきましょう。

業務システム開発の流れと開発期間の目安

ここからは業務システム開発の流れと開発期間の目安について解説致します。システム開発を行うにあたり、スケジューリングはとても重要です。しかし、実際にはどのような業務システムを開発するのかにより、大きく変動します。業務システムの規模が大きければ大きいほど、かかる工数やコストも膨大なものとなり比例して時間もかかります。

開発工程内容開発期間の目安
要件定義どのような業務システムを開発するのかを定義
要件定義書の作成
およそ2週間〜1ヶ月
設計業務システム画面上のデザイン及びインターフェースを開発する外部設計
外部設計決定後ベンダー側で詳細設計書を作成する内部設計を行う
ベンダー側でプログラミング開始
およそ2ヶ月〜4ヶ月
開発・テスト要件定義書を確認しながら単体テストや結合テスト、総合テストや運用テスト等を実施
各種テストを実施後、開発した業務システムを移行する
およそ2ヶ月〜3ヶ月
運用・保守業務システム納品後に動作が問題ないか確認
リリース後もバージョンアップ等にあわせてアップデートを実施
アフターフォロー
納期後以降随時

業務システム開発をおすすめするケース・事例

実際に業務システム開発を導入したいと考えている企業に向けて、業務システム開発を導入した方が良いケース及び事例をご紹介致します。

ヒューマンエラーを減らしたいケース

例えば販売管理システムを導入すると、人の手によるデータ入力の回数を減らすことができるため、根本的なヒューマンエラーも必然的に減少することに繋がります。販売管理システムを導入することで、精度の高い生産計画を立てることもできるようにもなり、経営陣にとっても一石二鳥と言えるでしょう。

残業を減らしたいケース

日々の業務量が多すぎると従業員一人一人にかかる負荷も大きくなり、残業の頻度も高くなってしまうことが多々あるかと思います。

例えば、従来であれば新規取引先が増えることによって業務量が増え、それに比例して残業する従業員が増加していた部署が、業務システムを導入することで、根本的に生産性が向上し労働時間を抑制することに繋がるというケースがあります。

業務システム導入時には初期コストがかかりますが、今回の例のように人件費を削減することに成功するパターンも少なくないのです。

業務システム開発を外注する際のポイント

既存の業務システムを導入するのではなく、やはり自社のニーズに合わせた業務システム開発を行いたい場合に、業務システム開発を外注する場合も少なくありません。そういった場合に抑えるべきポイントは次の3点です。

  • 自社開発の会社
  • 業績が安定している会社
  • 同種の開発実績が多い会社

自社開発の会社

システム開発会社の業態は多岐に渡ります。要件定義から運用保守まですべての開発工程を自社のみで行う会社もありますし、プロジェクト管理のみ行い、開発部分の実務に関してはさらに外部委託している会社も存在するのです。

後者が悪いということではありません。おそらく後者は費用面では他社と比較して安いといったメリットもあるでしょう。しかし、前者の自社開発を一貫して行っている会社もしくはそれに準ずるほどの自社開発比率の高い会社に関しては、所属しているエンジニアのスキルが高いことが予想されます。さらに、自社開発であれば直接エンジニアに要望が伝わりやすく、認識の違いも起きにくいでしょう。

業績が安定している会社

自社に合わせて開発したシステムに関しては、開発して終わりということではなく、その後10年、15年と長い間使用される前提ではないでしょうか。その間にも不具合があれば補修したり、アップデート等も複数回あることが予想されます。そのため、業務システム納品後の運用過程において、万が一開発会社が倒産してしまったというようなことが起こってしまっては大きな影響を受けることになるでしょう。

なかなか将来のリスク判定は困難を極めるとは思いますが、発注段階において安定した業績を誇るシステム会社を選定することが大切です。

同種の開発実績が多い会社

業務システム開発を外注依頼する際には、必ず各システム開発会社の過去の開発実績の確認を怠らないようにすることが大切です。実績の多さはもちろんですが、実績の内容に目を向け、自社が開発したいと考えるようなシステムを過去に複数回開発している会社の方が安心です。システム開発会社にも得意不得意があるため、「有名だから」「コストが安いから」といった安易な理由で選定することのないようにしましょう。

おすすめの業務システム開発会社14選

「業務システム開発を外注したいけどどのシステム開発会社に依頼していいかわからない。」といった方のために、おすすめの業務システム開発会社を14社ピックアップし、ご紹介致します。

テクバン株式会社

テクバン株式会社の得意とする業界は「金融」「公共」「流通業」が中心です。これらの業界を中心に、長年培ってきたノウハウ及び経験、実績豊富なエンジニアが多数所属しており、各企業のニーズに合わせて業務システム開発を行ってくれます。

テクバン株式会社https://www.techvan.co.jp

Sky株式会社

Sky株式会社には、様々な技術領域において豊富な経験を持つエンジニアが数多く在籍しています。要件定義からアフターフォローまでを一貫して担えるよう、専任のチーム体制を整え、アジャイル開発手法であるScrum開発を取り入れ、スピード感あるサービスの提供及びフィードバックの確認を行ってくれます。

Sky株式会社https://www.skygroup.jp

株式会社ハイテックス

株式会社ハイテックスは、特に「製造業」「通信業」「土木建築」「医療介護」「金融」「食品」等の業界を中心に、業務支援システムのソフトウェア開発及びアフターフォローまで一括で請け負うシステム開発会社です。「誰でも、どこでも使えること」をモットーとし、初めての人でも使いやすいシステム作りにこだわっています。

株式会社ハイテックスhttps://hitechs.co.jp

日本システム開発株式会社(NSK)

日本システム開発株式会社(NSK)は、既存のデータ連携ツールも考慮し、各企業のニーズにあった業務システム開発を行っています。システム開発を行うだけにとどまらず、各企業のビジネスを成功に導くため様々な面からサポートを行ってくれます。

日本システム開発株式会社(NSK)https://www.nskint.co.jp

株式会社日立システムズエンジニアリング

株式会社日立システムズエンジニアリングは、販売管理システムをはじめ、金融業務システム、公共システム等様々な分野の業務システムを開発してきた会社です。経験豊富なエンジニアが多数在籍しており、各企業にフィットしたシステムを開発してくれます。

株式会社日立システムズエンジニアリングhttps://www.hitachi.co.jp

株式会社システム・ビット

株式会社システム・ビットは、34年にわたる経験と業務ノウハウの蓄積により、各企業のニーズに合わせた業務システム開発を要件定義からアフターフォローまで一括して請け負っている会社です。完全にオーダーメイドのシステム開発に長けているため、各企業のビジネススタイル及び慣習を大きく損なうことがありません。

株式会社システム・ビットhttps://www.systembit.co.jp/index.html

株式会社オグラソフト

株式会社オグラソフトは、「オーダーメイドシステム作成サービス」と題して各企業ごとに完全オーダーメイドの専用システムを開発しています。PC及びスマートフォン端末どちらにも対応することができ、テレワーク時及び外出先であっても使用可能なシステム構築を得意としています。

株式会社オグラソフトhttps://www.ogurasoft.jp

ウインズソフト株式会社

ウインズソフト株式会社は、業務改善を行いたいと考える企業にとって強い味方となるシステム開発会社です。各企業のニーズに合わせて、うわべだけでなく、日々きちんと使用できる実用的なシステム開発を行い、各企業のビジネスの成功を支援してくれます。

ウインズソフト株式会社https://www.winsft.jp

システムクリエート(株)

システムクリエート(株)は、在庫管理システムをはじめ、物流管理システムや決済システム等の業務システムを開発してきた実績のある会社です。最新の技術を用いて、各企業のニーズに応えるのはもちろんのこと、堅牢なセキュリティを担保したシステム開発を行っています。

システムクリエート(株)https://sc-corp.co.jp/top

クロノステクノロジー

クロノステクノロジーは、中小企業向けのあらゆるWeb・業務システムの開発を行なってきた会社です。特に得意とするのは、製造業及び設備管理向けの業務アプリケーション開発となっています。各企業のニーズに合わせてフルスクラッチ開発はもちろん、既存のシステムを土台としてカスタマイズしたシステム開発等、臨機応変に対応しています。

クロノステクノロジーhttps://www.cronos-technology.co.jp

ウィングシステムズ

ウィングシステムズは、販売管理システムをはじめ、データ収集システムや予算管理システムといった業務システム開発の実績がある会社です。開発スピード及び品質を両立し、日々新しい技術を取り入れ、システム設計から開発に至るまで一貫したサービスを行っています。

ウィングシステムズhttps://www.wing-sanuma.co.jp

日本コムシンク株式会社

日本コムシンク株式会社は、設立から30年以上もの歴史を持つシステム開発会社です。これまでに、営業支援システムをはじめとする製造・流通業界の企業に向けた業務システム開発を行なってきた実績があり、設計支援からアフターフォローまで幅広く対応してくれます。

日本コムシンク株式会社https://www.comthink.co.jp

株式会社テイクス

株式会社テイクスでは、顧客管理システム(CRM)をはじめ、営業支援システム(SFA)や、ERPパッケージの導入等を中心に業務システム開発を行なってきた会社です。各企業のニーズに合わせて新規開発から既存システムの改修及び保守、さらには移行にまで幅広い対応をしてくれます。

株式会社テイクスhttps://www.takes.ne.jp

フューチャー・ワン株式会社

フューチャー・ワン株式会社は、中小企業を中心に販売管理をはじめ、生産管理や原価管理等の業務システム開発を行ってきた会社です。50名以上ものサポート専任部門担当者がいるため、万が一の際にも手厚くスピーディーに対応してくれます。さらに提案から導入支援に至るまで同一担当者が担当し、各タイミングで進捗状況を共有してくれるといった細やかなサービスを行っています。

フューチャー・ワン株式会社https://www.future-one.co.jp/index.html

まとめ

業務システム開発について、本記事では、業務システムに使用される主なプログラミング言語をはじめとした開発に関わる部分について解説し、また、外注する際におすすめの業務システム開発会社についてもご紹介致しました。

コロナ禍でテレワークが推進される中、旧態依然とした体制のままの企業はペーパーレス化が進まず、出社率が高いままであることが多々散見されます。この機会に自社に合った業務システム導入を検討し、業務の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。

【2022年最新 人工知能(AI)開発におすすめのアノテーションツール20選】アノテーションツールの選び方のポイントも!

人工知能(AI)開発の機械学習を効率よく行うために、活用するべきアノテーションツール。近年では様々なアノテーションツールが登場しており、無料で使用できるものも増加してきています。

本記事では、人工知能(AI)開発におすすめの20ものアノテーションツールをご紹介し、さらにアノテーションツールの選び方のポイントまで徹底解説致します。

アノテーションとは

人工知能(AI)の機械学習において、必須の概念であるアノテーション。機械学習においてあらゆる形態のデータにタグを付け、意味づけを行うことです。膨大なデータに対し、アノテーションを実施することで、教師データ(正解)を付与し、機械学習のモデルにおいて正しいものを判断することが可能となります。 

アノテーションの種類

アノテーションには、様々な種類があります。本項目では代表的なアノテーションについてご紹介致します。

セマンティックアノテーション

セマンティックアノテーションは、意味的アノテーションのことで、テキスト内における任意の単語に意味付けを行うタグ付けのことです。機械学習アルゴリズムがデータを読み込むことが可能となるようにする目的のアノテーションとなります。実例としては、検索エンジンにおける関連性の改良及びチャットbotの学習等が挙げられます。

画像・映像アノテーション

画像・映像アノテーションは、人工知能(AI)において画像認識及び映像処理の精度を高くするためのアノテーションのことです。画像認識及び映像処理を正しく学習させるために、正確にタグ付けされた膨大なデータ量が必要となります。実例としては、機密情報の漏洩防止のためのセキュリティシステム及び商品リストの分類、自動運転機能搭載車等が挙げられます。

テキスト及びコンテンツの分類

テキスト及びコンテンツの分類は、あらかじめ定義されたカテゴリをフリーテキストで記載された文書に割当お行うアノテーションのことです。具体例としては、ある特定の文書における分及び段落をトピック毎にタグ付けすることが可能です。実例としては、あらゆるジャンルにおけるニュース記事を主題別のカテゴリで分類すること等が挙げられます。

インテント抽出

インテント抽出は、語句及び文といったレベルにおいて、ユーザーの意図をタグ付けするアノテーションのことです。そのため、特定の要求を実行する際、必要になる表現のライブラリが構築されていき、チャットbot等でより高度かつ的確なコミュニケーションを取ることが可能となります。

アノテーションツールとは

アノテーションツールとは、元々用意されている様々なデータ(画像や音声、文章等)に対し、それぞれの説明等の付加情報の設定を行うためのツールのことです。特に人工知能(AI)における機械学習に用いる教師データ(正解)を設定する際に使用されます。人工知能(AI)技術及びディープラーニングの領域の進歩が進むにつれ、アノテーションツールの種類も増加してきているというのが現状です。

アノテーションツールの選び方のポイント

様々なアノテーションツールが存在しているため、どのアノテーションツールを選択するべきか悩んでしまうことも少なくありません。本項目では、アノテーションツールの選び方のポイントについて解説致します。

アノテーション要件に対応しているか否か

アノテーションツールを選ぶ上で最も大切であると言えるのは、開発したい人工知能(AI)に応じた種類のアノテーションであるかどうか、アノテーション要件を満たしているかどうかを明確にすることです。

使いやすさ

アノテーションでは、膨大な量のデータ処理を行わなければならないため、アノテーションツールの操作性についてきちんと把握することが大切です。その中で、動作の軽さはもちろん、直感的な操作が可能なものや、トラブルシューティングが充実しているもの等を選択しましょう。

AIモデル形式への出力形式の確認

アノテーションツールによっては、使用するフレームワークによって使用するAIモデル形式も異なってきます。そのため、アノテーションツールでも同じ出力形式が取れるものを選択する必要があります。

おすすめのアノテーションツール20選

アノテーションツールについての概要を理解したところで、おすすめのアノテーションツール20選をご紹介致します。

Lionbridge AI

Lionbridge AIは、20年にも及び人工知能(AI)プロジェクトの実績を持ち、Lionbridge AIが開発したAIプラットフォームは、画像及び音声、テキストのアノテーション機能が揃っています。100万人ものコントリビューターがアノテーション作業をサポートしてくれる上、感情分析及び合成音声の検証についても対応することが可能です。さらに300言語に対応しているため、多言語の人工知能(AI)に向けた機械学習データを迅速に提供してくれます。

Lionbridge AIhttps://ai-scholar.tech/services/lionbridge-ai

Incubit Annotation Platform

株式会社Incubitは、特に人工知能(AI)におけるディープラーニングを用いた画像認識技術を強みとしています。Incubit Annotation Platformは、複数人で実施するアノテーションプロジェクトを高品質かつ迅速なスピードで実現可能なアノテーションツールとなっており、画像を確認しつつ正確な指示をリアルタイムで共有することが可能です。

Incubit Annotation Platformhttps://www.incubit.co.jp

COCO Annotator

COCO Annotatorは、ブラウザ上で利用可能なオープンソースのアノテーションツールです、主に医療現場で使用されるDICOMの処理及びトラッキング、3Dの矩形等様々な処理ができます。さらにデータセットを読み込むことで、オートアノテーションすることも可能となり、便利なツールです。

COCO Annotatorhttps://github.com/jsbroks/coco-annotator?ref=madewithvuejs.com

Flow

Flowは、人工知能(AI)データ処理サービス及びスマートアノテーションプラットフォーム、さらには多元的なラベリングツールを兼ね備えており、あらゆるAIアプリケーションに対応しています。あのテーターのコンピテンシー認証をはじめ、プロジェクト敵合成マッチング及び品質管理スタッフによる検査等のシステムが充実しており、ラベリングの品質が保証されています。

また、世界トップ3のセキュリティソフト会社であるTrend Microによってセキュリティが保護されており、データの即時消去及びデータの書き込み、アクセス制御等によってデータの安全性が保障されているのも嬉しいポイントです。

Flowhttps://ai-flow.jp

CVAT(Computer Vision Annotation Tool)

CVAT(Computer Vision Annotation Tool)は、ブラウザ上で利用することが可能なオープンソースのアノテーションツールです。前述したCOCO Annotatorと同様、医療現場で使用されるDICOMの処理及びトラッキング、3Dの矩形のアノテーション等、様々な処理を行うことができ、データセットを読み込むことでオートアノテーションも可能となっています。

CVAT(Computer Vision Annotation Tool)https://github.com/openvinotoolkit/cvat

VATIC(Video Annotation Tool from Irvine,California)

VATIC(Video Annotation Tool from Irvine,California)は、ブラウザを通して、動画アノテーションを行うことが可能なツールです。特徴としては、動画のフレームに対し、バウンディングボックスを設定した上で、物体名及びアクション等をラベル付けすることが可能であるということが挙げられます。さらに数フレームおきにアノテーションを行った際には、その間を自動的に補正してくれるという嬉しい機能も標準装備されています。

ただし、VATIC(Video Annotation Tool from Irvine,California)を使用する際には、コードをダウンロードし、自身のサーバー上で運用しなければなりません。

VATIC(Video Annotation Tool from Irvine,California)http://www.cs.columbia.edu/~vondrick/vatic/

LEAR Image Annotation Tool

LEAR Image Annotation Toolは、プログラミング言語であるC ++とQtライブラリを利用し開発されたセマンティックセグメンテーション用のラベルを作成可能なオフラインのツールです。ピクセル単位でオブジェクトアノテーションを行うことができ、マスクファイル(.png形式)はオブジェクト毎に個別に生成されます。

LEAR Image Annotation Toolhttps://lear.inrialpes.fr/people/klaeser/software_image_annotation

Datatang AI

Datatang AIは、複数の特許を持つオートアノテーションツールを搭載したプラットフォームであり、あらゆる人工知能(AI)学習用データに対応可能となっています。世界中に2,000名を超える経験豊富なアノテーターが在籍しており、プロジェクトマネージャーがアノテーション作業に関わる全てのプロセスにおいて品質管理を行うため、作業品質及び納期の保証がされています。

Datatang AIhttps://ai-scholar.tech/services/datatang-ai

Microsoft VoTT(Visual Object Tagging Tool)

Microsoft VoTT(Visual Object Tagging Tool)は、画像及び動画のアノテーションを行うことが可能な無料ツールです。OSは問わず、クロスプラットフォームで使用することができる上、GUI操作のため専門知識がなくても容易にタグ付けができ、CNTKやTensorflow(Pascal VOC)、YOLOのアルゴリズムを使用する場合には、そのままの形式で出力することも可能です。

Microsoft VoTT(Visual Object Tagging Tool)https://github.com/microsoft/VoTT

LabelBox

LabelBoxは、年間500ラベルまでなら無料で使用可能な画像アノテーションツールです。LabelBox上のサーバーを利用して画像データをアップロードしたり、AWS(Amazon Web Services)上のデータに対して使用したりすることが可能となっています。CSVをはじめJSON、Pascal VOC、COCOといった様々な出力フォーマット形式に対応しています。

LabelBoxhttps://labelbox.com

Annotorious

Annotoriousは、JavaScriptで構築されているオープンソースの画像アノテーションツールのことです。わずかなJavaScriptの記述で、Webサイト上の画像に対し描画及びコメント、さらにはラベリング機能を追加することが可能となります。

Annotorioushttps://recogito.github.io/annotorious/

Image Annotation Programme

Image Annotation Programmeは、無料の動画アノテーションツールであり、主に物体認識モデルの教師データ(正解)作成をする際に有効となっています。MITライセンスによりコードが公開されており、出力方式はPascal VOCでバウンディングボックスを出力します。

Image Annotation Programmehttps://allai.jp/image-annotation-programme/

LabelMe

LabelMeは、オープンソースの画像アノテーションツールです。特にセマンティックセグメーションに使用することができ、サーバー上にインストールしてしまえば、Webブラウザ上からアノテーションが行うことが可能となります。

LabelMehttp://labelme.csail.mit.edu/Release3.0/

Imglab

Imglabは、ブラウザから直接使用することが可能な画像アノテーションツールです。前提条件なく使用することが可能かつ必要なCPU及びメモリは最小限となっているため、非常に使いやすいツールと言えます。

Imglabhttps://github.com/NaturalIntelligence/imglab

VIA(VGG Image Annotator)

VIA(VGG Image Annotator)は、画像及び動画、音声におけるアノテーションツールです。ブラウザ上で動作するため、インストール及び設定等は必要ありません。HTML及びJavaScript、CSSのみをベースとしており、学術的なプロジェクトや商業的なアプリケーション開発のどちらでも利用可能となっています。

VIA(VGG Image Annotator)https://www.robots.ox.ac.uk/~vgg/software/via/

labellmg

labellmgは、オープンソースの画像アノテーションツールで、物体検出のためのバウンディングボックス機能が搭載されています。アイコンがわかりやすいため直感的に操作することが可能となっています。出力形式はYOLOです。

labellmghttps://github.com/tzutalin/labelImg/

FastLabel

FastLabelは、日本語対応のWebブラウザ上から使用することができるアノテーションツールです。画像及び動画、テキスト及び音声等の幅広いアノテーションが可能であり、YOLOをはじめ、COCOやPascal VOC、VoTT、labelme等の出力形式にも対応しています。

FastLabelhttps://fastlabel.ai/annotation

Annostation

Annostationは、Webベースの画像認識AI専用アノテーションツールです。画像認識AIに必要とされる全てのアノテーションプロジェクトを1箇所で管理を行うことで、高品質のアノテーションデータを作成することが可能となっています。初めてアノテーションを行う人だとしても直感的に使用できるような使いやすさを実現しています。

Annostationhttps://www.orni.co.jp/annostation

harBest for Data

harBest for Dataは、画像及び動画、音声等のアノテーションツールです。全国に数多く存在するクラウドワーカーが一斉に作業を行うため、データ作成を高速かつ低コストで実現することが可能です。

harBest for Datahttps://harbest.io

ANNOFAB

ANNOFABは、誰でも簡単に使用することが可能なアノテーションツールです。高品質なデータを直感的に作成することができる上、進捗管理及び品質管理も同時進行で行うことが可能となっています。

ANNOFABhttps://annofab.com

まとめ

人工知能(AI)開発におけるアノテーションツールについて、本記事では、人工知能(AI)開発におすすめの20ものアノテーションツールをご紹介し、さらにアノテーションツールの選び方のポイントまで徹底解説致しました。

開発する人工知能(AI)に合わせて、使い勝手の良い高性能なアノテーションツールを選択及び活用し、より精度の高い機械学習を行なって、高品質の人工知能(AI)を開発しましょう。

【データセット(data set)】人工知能の機械学習に大切なデータセットとは?活用事例や注意点とあわせて詳しく解説!

データセットの活用は、人工知能の開発において非常に重要な項目です。しかし、データセットとは一体何なのか、実際その内容を正しく把握できていないという方も多くいるでしょう。

本記事では、「データセットって一体何なの?」「どんな活用事例があるか知りたい」「データセットってどうやって見つければいいの?」などの疑問を一挙に解決いたしますので、ぜひご覧ください。

AI・機械学習に元も重要なデータセットとは?

データセットとは、特定の目的や対象について集められたデータの集合です。ある一定の形に整えられており、人工知能に学習させる機械学習の際などに活用されることが多く、コンピューターが自動処理するために準備された標本データを指す場合がほとんどです。データセットは3つに分類され、それぞれに重要な役割があります。それぞれを詳しく見ていきましょう。

トレーニングセット

一番最初に用いるデータセットです。最も規模の大きなもので、機械学習アルゴリズムを与えることによって開発モデルのトレーニングを行い、基本モデルを構築します。この、トレーニングセットで得られた結果をもとに、次に進めます。

バリデーションセット

上記で説明したトレーニングセットの訓練を行った後、機械学習アルゴリズムの動きを制御するパラメーター「分類器のハイパーパラメーター」をチューニングをするために活用されるのがバリデーションセットです。その際、様々なハイパーパラメーターに対して同様の訓練を行い、バリデーションセットを使い特にパフォーマンスが優れているものを選択します。

テストセット

その名の通り、最終テスト時に使用する、モデルの制度を確認するためのデータセットですよく前述したバリデーションセットと混同されがちになりますが、パフォーマンスのテストの為だけに用いられるのがですとセットです。同じではありませんので注意しておきましょう。最後に改めて違ったデータで検証する事により、念入りに確認する事が出来ます。

データセットの見つけ方

現在、データセットは多種多様なものが存在しています。しかし、どんなデータセットでも使えばいいという訳ではありません。最も大切なのは、数多くある中から自社に合った最適なデータセットを正しく選別するという点です。そこで活用すべきなのが、データセットをまとめているサイトの存在です。ここでは、様々なデータセットをまとめている特に有名な代表的サイトを厳選して5つご紹介致します。

Kaggle

URL:https://www.kaggle.com/

政府や企業などの組織と機械学習エンジニアやデータ分析をするデータサイエンティストを繋げるためのプラットフォームです。登録も無料なため活用しやすく、様々なデータセットをダウンロードできますが、英語のみに対応となっているため注意が必要です。

DATA GO JP

URL:https://www.data.go.jp/

日本の政府が公開しているデータセットがまとめられたサイトです。国民一人一人の生活状況や企業活動などの公共データを公開しており、横断的な検索も可能となっています。営利目的の二次利用も認められているため、多くの企業が活用している代表的なデータセットのまとめサイトと言えます。

国立情報学研究所

URL:https://www.nii.ac.jp/

NII(国立情報科学研究所)が公開しているデータセットです。研究者に向けて、大学や民間企業のデータを提供しています。無料の利用が可能ですが、NTCIR参加者、もしくは研究者の利用が原則として定められています。利用する際は申請をする必要があるので注意してください。

URL:https://datasetsearch.research.google.com/

Googleが提供しているデータセットの検索サービスです。Google Dataset Searchは2020年に提供がスタートしたばかりでまだ比較的新しいデータセットとなります。しかし、世界各国の研究所や行政がネット上で気軽に検索する事が出来るため、新しいながらもその利用者は非常に多く、Googleが提供しているという事もあり大きな安心感もあります。

楽天データセット

URL:https://rit.rakuten.com/

大手企業である楽天の技術研究所が提供しているデータセットです。公的の研究機関や大学に向けた公開を行っており、楽天に掲載されている商品のレビューやアノテーション付き文字画像など豊富なデータが提供されています。無料で利用できますが、使用するためには登録が必須となります。

データセットの活用事例

データセットは様々な活用事例があります。実際の例を正しく知ることで、データセットの効率的な活用方法を知ることが出来るでしょう。ここでは、3つのデータセットにおけるリアルな活用例をご紹介致します。

日本古典籍データセット

「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」において、源氏物語や徒然草など、誰しも一度は聞いたことのある日本古典の名作を含むデジタル化された古典籍画像などを公開しています。日本古典籍データセットの活用例では、2018年、インフォコム株式会社から発売されたカレンダーでは、データセットの画像を利用したものが作成されました。

また、株式会社ハースト婦人画報社から発刊されている「婦人画報」では、光琳画譜の仔犬を使用したステンシルが作成されました。戌年の年賀状に合わせて付録として付属され、3つの表情がそれぞれ優し気で非常に人気を集めた付録です。

SSDSE(教育用標準データセット)

独立行政法人統計センターが公開しており、統計教育やデータサイエンス演習などの統計データです。SSDSEは、日本統計協会の月刊誌「統計」において、授業に使える統計教材のデータとして活用されました。2019年から2020年まで、合計12回も掲載されています。SSDSEは地域別、都道府県別、都道府県県庁所在地別など、分類が様々で正しくされているため、授業の教材としての活用も可能となります。

日本政府の公共データセット

「推奨データセット」という政府が推奨するデータセットがあります。推奨データセットは様々な分野のものがあり、公衆トイレの一覧、介護サービス事業所一覧、無線LANアクセスポイント一覧など、多くのデータを閲覧する事が出来ます。

例えば介護サービス事業所一覧を参考に、ミルモというアプリが開発されました。これは福祉に関するデータを収集し、行政と連携をとることによって簡単に情報検索が出来るアプリです。また、消防水利施設一覧データセットの場合、火災が起きた際にその場所から近い水利を迅速に検索可能なアプリ「全国水利台帳」が開発されました。

データセット活用の注意点

豊富なデータを無料で活用することのできるデータセットですが、使用する際には注意すべき大切なポイントがあります。データセットを適切に正しく活用するためにも、この注意点に関してはしっかりと押さえておくようにしましょう。

適切なデータセットの選択

データセットは非常に豊富な種類があるため、その中から用途に合わせた目的のものを正しく選択する必要があります。この選択をしっかりと行わなければ、イメージした通りの機械学習アルゴリズムを実現させることは出来なくなってしまいます。また、機械学習の性能をより高めるためには、なるべく平均的なデータを選択するという事も大切になります。

使用しないデータの削除

様々なデータセットから適切なものを選ぶ際には、実際に使用するデータ分別は人の手で行う必要があります。検証の際、もしも解析しにくいデータが含まれていると、システムの精度が低くなってしまうという事があります。余計なデータが含まれることで精度低下を引き起こす原因を作ってしまいますので、使用しないデータはその都度必ず削除するようにして下さい。

著作権

人工知能の機械学習では、豊富な種類の画像データやテキストデータを扱います。そのため、データの著作権関連に関しては常にしっかりと気を配らなければいけません。特に商用利用の際には、この著作権に注意した上でデータの利用をしてください。データセットはそのほとんど商用利用に支障がないものではありますが、活用する際には著作権の確認は必ず行うように癖をつけておくと安心です。

完成後も検証や改善をする

完成したとしても、それで常にベストな状態であるという訳ではありません。完成したからと言ってそのまま放置せず、定期的に検証や改善をしていく事が肝心です。使用しないデータなどがあった場合はすぐに削除し、ベストな状態を保てるようにしておきましょう。

まとめ

データセット(data set)は、機械学習に最も重要なポイントです。莫大なデータを学習させることにより、人工知能はより精度を高めていく事が出来るでしょう。今後さらに開発需要が高まっていくであろうAI・人工知能において、こうしたデータセットは欠かせない要素となっています。まずはデータセットが何なのか、どのようなものがあるのかをよく理解し、本記事で紹介したような例を参考に、ぜひ色々なデータセットを効率よく活用していきましょう。

【Androidアプリ開発言語は?】おすすめのプログラミング言語をはじめ、Androidアプリ開発を学ぶ方法も!

Androidアプリ開発を行いたいと考えた時に、最適なプログラミング言語はどの言語なのか、どのように開発を進めていけばいいのかと悩むことも少なくありません。特にアプリ開発にこれから初めて携わろうとしているアプリ開発初心者の方や、これからプログラミング言語を勉強しようとしている方はどこから手をつけていいかわからないのではないでしょうか。

本記事では、Androidアプリ開発にフォーカスし、Androidアプリ開発におすすめなプログラミング言語をはじめ、Androidアプリ開発を学ぶ方法まで徹底解説致します。

ネイティブアプリ(スマホ)とは

アプリは「Webアプリ」「ネイティブアプリ」「ハイブリッドアプリ」の3種類に分類することができます。Webアプリは、Webサーバー上で動作するアプリで、ネイティブアプリは、スマートフォン端末やPC等にアプリをインストールして利用するアプリです。また、ハイブリッドアプリは、Webアプリとネイティブアプリのいいとこ取りをした機能を兼ね備えているアプリです。

ネイティブアプリは、さらにネイティブアプリ(PC)とネイティブアプリ(スマホ)に分類することができ、特にAndroidアプリは、ネイティブアプリ(スマホ)に分類されます。

ネイティブアプリ(スマホ)メリット

Androidアプリつまりネイティブアプリ(スマホ)の大きなメリットとしては、次の2点が挙げられます。

  • オフラインでも動作
  • 端末機器が保有する機能を利用可能

ネイティブアプリ(スマホ)は、アプリストアからスマートフォン端末にアプリをインストールすることで使用できるため、インターネット環境が整備されていないオフライン環境下でも動作します。さらに、スマートフォン端末が元々保有しているカメラ機能等の様々な機能をフル活用することができるというメリットもあります。

ネイティブアプリ(スマホ)デメリット

Andoroidアプリつまりネイティブアプリ(スマホ)には、メリットだけでなく、次の2点のデメリットも存在します。

  • アプリストアの審査がある
  • OSアップデートの影響を受け

ネイティブアプリ(スマホ)は、アプリストアを介してユーザーにインストールしてもらう必要があります。そのため、初回リリース時はもちろんバージョンアップ時にもアプリストアの審査があり、審査に通らなければアプリをリリースすることができません。

さらに、OSアップデートがされるたびに、アプリに不具合等が発生することが懸念され、その都度メンテナンスやバージョンアップを行う必要が出てきます。

Androidアプリ開発に必要なもの”>Androidアプリ開発に必要なもの

Androidアプリ開発を実際に行う際に、必要なものは大きく3つあります。

  • パソコン
  • 開発環境
  • プログラミング言語

本項目では、上記3つについて深く掘り下げて解説致します。

パソコン

当たり前ではありますが、Androidアプリ開発を行うためにはPCが必要です。PCのOSは、WindowsあるいはMac等特に決まりはありませんが、CPUをはじめメモリーやストレージ等のスペックが大切です。

CPUCore i5以上
Ryzen 3 3300U
メモリ(最低要件)8GB以上
メモリ(推奨)16GB以上
ストレージ(インストール時)256GB以上

開発環境

Androidアプリ開発に適した開発環境としてはいくつかありますが、今回は最も代表的であるAndroid Studioをピックアップして解説致します。

Android Studio

Android Studioとは、Google社が提供しているAndroidアプリ開発環境のことです。Android Studioでは後述する「Java」と「Kotlin」というプログラミング言語を使用します。なんと言ってもAndroid Studioは、Android自体を開発したGoogle社が提供している公式開発環境のため、信頼度が高いということが言えるでしょう。さらにオープンソースかつ無料で使用できる点も嬉しいポイントです。

Android Studioでは、Androidアプリだけでなく、Android TV向けのアプリやAndroid Auto向けのアプリ等も開発することができます。強力なコードエディタ及び開発ツールや、コードの補完機能及びアプリ構築が容易にできる機能などが完備されており、インストールするだけですぐに開発に取り掛かることができるのです。

プログラミング言語

Android Studioでは、JavaとKotlinというプログラミング言語を使用しAndroidアプリを開発します。それぞれの言語の特徴やメリットデメリット、学習方法などを見ていきましょう。

Java

特徴メリットデメリット
JVM(Java Virtual Machine)というJava仮想マシンで動作しているためPCのOSは問わない
オブジェクト指向
人気が高く需要がある
Android自体がJavaで動作
プラットフォームに依存しない
ライブラリの充実
開発効率及び保守性が高い
ソースが多数あり学習しやすい
習得するまでに時間がかかる

Javaを学ぶために

Javaは現在でも人気と需要が高いプログラミング言語であり、たくさんのメリットがありますが、その分習得までにはある程度の時間がかかってしまいます。Javaを学ぶ方法はいくつかありますが、おすすめの学習サイトと書籍についてご紹介致します。

学習サイト

Javaはメジャーなプログラミング言語であるため多数の学習サイトが存在します。中でも初心者におすすめの学習サイトをピックアップしました。

Java初心者入門講座

Java初心者入門講座では、Javaのインストール及び環境設定から学び始めるため本当に初心者の方でも安心して学ぶことができます。簡単なサンプルプログラムをはじめ、eclipseを使用した本格的なアプリ開発に及ぶまで図を使用してわかりやすく解説してくれます。さらにクラスやメソッド、配列、APIの使用方法についても学ぶことができるため、丁寧に一つずつステップアップしていきたい方におすすめです。

Java初心者入門講座http://sunjava.seesaa.net
一番かんたんなJava入門

Javaの初心者に向けた入門講座であり、1を100にするのではなく、0を1にするという目的のため、これからJavaについて勉強しようという方にとても向いています。超入門サイトであるが故に、丁寧かつ簡単に理解できるように解説も工夫されているのがポイントです。

一番かんたんなJava入門https://nobuo-create.net
Java入門

Javaを使用したアプリ開発を行うために必要となるJDKのインストール方法をはじめ、プログラムの作成及び保存、コンパイル及び実行まで順を追って解説しているため、これからプログラミングを始める方におすすめのサイトです。

Java入門https://www.javadrive.jp/start/
マンガで分かる Java入門講座

Javaをじっくりと時間をかけてマンガを用いて解説しているサイト。登場人物である高校生にJavaを教える形式でマンガを一通り読むことでJavaのオブジェクト指向の概念について学ぶことができます。漫画の総ページ数は832ページにも及ぶので、時間はかかりますが、視覚的に学びたいという方にはうってつけの学習サイトです。

マンガで分かるJava入門講座https://manga.crocro.com/?cat=java&pg=index
楽しいJava入門

「読み物Java(基礎編)」というただ読み進めるだけでJavaの概念を理解することができる初心者向けの内容から、Sunの認定試験の模試の問題に挑戦できる「合格Java(ライブラリ編)」まで、段階的にステップアップすることができる学習サイトです。書籍にもなっており、書籍ではイラストも満載で読みやすいものとなっています。

楽しいJava入門http://www.lcv.ne.jp/~kenmio/
ど素人のJava入門

独学でJavaをマスターしたい方のために実践的な内容をわかりやすくまとめたブログ。著者は30代半ばまでプログラムに関しては知識がなかったため、その視点からプログラムに慣れていない方にとってつまづきやすいと考えられる部分は特に丁寧に解説してくれています。

ど素人のJava入門http://javamania.blog25.fc2.com
書籍

学習サイト同様、Javaについて取り上げた書籍も多数存在します。こちらも初心者向けの書籍をピックアップし、ご紹介致します。

独習Java新版

Javaプログラミングに必要な知識や概念、機能を体型的かつ網羅的に習得することができる標準教科書。書いて実行し、結果を確認するという特長を生かして、サンプルプログラムを例示しつつ詳細かつ丁寧に解説してくれる1冊です。プログラミングの基礎知識がない方であっても、解説を読み、例題を解き、理解度チェックという3つのステップでJavaの文法を完全に習得することができます。

書籍名著者出版社
独習Java新版山田 祥寛翔泳社
プログラミングの基礎からしっかり学ぼう!Javaレッスンブック

Javaを学習するのと同時にプログラミングがどのようなものであるのかというのを基礎から理解できるように丁寧な解説がされています。Javaを使用してプログラミングの考え方及び概念も勉強していきたいという方におすすめの一冊です。

書籍名著者出版社
プログラミングの基礎からしっかり学ぼう!Javaレッスンブック掌田 津耶乃Wiz Publishing
ちょっとはじめるJava

タイトルの通り、Javaの基礎となる部分に絞って、簡単な形のプログラムを用いて解説している一冊。プログラム作成の補助となるeclipseに関しても詳細を解説してくれています。Javaの全てをいきなり理解しようとするのではなく、まずは基礎だけを学んでみたいという方におすすめです。

書籍名著者出版社
ちょっとはじめるJava佐藤 滋秀和システム
新・解きながら学ぶJava

問題集形式のJavaの入門テキスト。問題を解くことでJavaの基礎をマスターし、プログラミング開発能力を身につけることができます。数多くのプログラムリストを掲載していることから、Javaのサンプルプログラム集としても活用することができ、初心者レベルから中上級者レベルの方にまで使える一冊です。

書籍名著者出版社
新・解きながら学ぶJava柴田 望洋SBクリエイティブ

Kotlin

特徴メリットデメリット
Javaとの相互運用性が高い
産業利用向けに開発された汎用言語
高い安全性を誇る
オブジェクト指向
Javaと併存できる
Javaよりもシンプルな文法であることから不具合が発生しにくいかつ安全性が高い
Javaよりもシンプルかつ短いコードで表現可能
Javaと比較し日本語のリソースが少ない
日本における利用場面が少ない

Kotlinを学ぶために

kotlinはプログラミング言語の中でも後発の言語であることから、Javaと比較し日本語のリソースは多くありません。それでもAndroidアプリ開発の公式言語であるため、今後需要はさらに伸びてくることが予想されます。Kotlinをマスターすることで今後の需要に応えることができるため、今のうちから学び習得しておきましょう。こちらもJava同様おすすめの学習サイトと書籍についてご紹介致します。

学習サイト

Kotlinを初めて学ぶ方のためにおすすめの学習サイトをピックアップ致しました。

paizaラーニング「Kotlin体験編」

これからkotlinを通してプログラミングを学習したい方のために、無料で受講できる入門講座です。実際にKotlinを試しながら概要を体験でき、3分の動画と豊富な演習問題で基礎からしっかりと学ぶことができます。

paizaラーニング「Kotlin体験編」https://paiza.jp/works/kotlin/trial/kotlin-trial-1
Udemy「はじめてのKotlin」

プログラミングを初めて学ぶ方のためのKotlin基礎講座。Kotlinの文法と特徴にフォーカスしており、基礎的な文法を丁寧に解説しています。Kotlinに触れたことがないプログラミング初心者であっても、講座受講後にはAndroidアプリ開発に取り組み始めることができるレベルの文法知識を一通り理解できる内容です。

Udemy「はじめてのKotlin」https://www.udemy.com/course/kotlin-beginner/

書籍

Kotlinを学ぶために、プログラミング初心者向けのおすすめの書籍もピックアップしてご紹介致します。

やさしいKotlin入門

プログラミングが初めてである超初心者であってもKotlinを使用したプログラミングを楽しめるように構成されており、Javaと比較したような解説はなくシンプルにKotolinのみにフォーカスした解説をしています。最短コースでKotlinのプログラミングをマスターしたいと考える初心者向けの一冊です。

書籍名著者出版社
やさしいkotlin入門野崎 英一カットシステム
Kotlinプログラミング

Kotlinはもちろんのこと、開発環境のインストール方法から詳しく解説しており、Kotlinの原則をはじめ高度な使用方法まで網羅しています。IntelliJ IDE開発環境についてやJavaとの相互運用方法についても述べられていることから、プログラミング初心者だけでなく、JavaからKotlinに乗り換えを考えている開発者にとっても有用な一冊と言えます。

書籍名著者出版社
KotlinプログラミングJosh Skeen
David Greenhaigh
翔泳社
速習Kotlin:Javaより簡単!新Android開発言語を今すぐマスター 速習シリーズ

Kotlinの基本について、8つのパートに分けてサンプルコードを用いて詳細を解説しています。ただしJavaについてある程度理解していることが必要となっています。Javaの知識と合わせて差分の知識を素早く習得することでKotlinについての理解を深めることを目的とした一冊です。

書籍名著者名出版社
速習Kotlin:Javaより簡単!新Android開発言語を今すぐマスター 速習シリーズ山田 祥寛WINGSプロジェクト

Androidアプリ開発に必要な期間と費用”>Androidアプリ開発に必要な期間と費用

Androidアプリ開発に必要なものが理解できたところで、実際のAndroidアプリ開発に必要な時間と費用の目安についても覚えておきましょう。

必要な時間

開発するアプリのジャンルや開発形態によってもアプリ開発に必要とされる時間は変動します。たとえば簡易的な検索ツールやショッピング系のアプリであれば平均3ヶ月程度、ゲームやSNS系、位置情報アプリ等は平均半年〜1年以上もの時間がかかる場合があります。さらに開発形態として0から作り上げるフルスクラッチ型では最低半年〜1年以上かかり、既存アプリのプラットフォームを利用して作り上げるクラウド型では最低3ヶ月程度かかると言われています。

費用

Androidアプリを開発するための費用は、個人で開発する時とアプリ開発会社に外注した時では大きく変わってきます。概算費用についてご紹介致します。

個人で開発

項目概要概算費用
開発環境の整備PCとスマートフォン端末30,000〜300,000円
開発ツールAndroid Studio等無料〜月額課金
学習プログラミングスクール150,000〜300,000円
サーバー環境mBaaSやVPS、AWS等無料〜従量課金
リリース費用Google Play登録費初回$25

アプリ開発会社に外注

開発するアプリのジャンル概算費用
機能特化アプリやデータ連携アプリ1,500,000円〜
会員アプリ3,000,000円〜
SNSアプリ220,000〜1,200,000円
Eコマースアプリ350,000〜1,700,000円
オンデマンドアプリ500,000〜700,000円
マーケットプレイスアプリ1,200,000円〜

上記は海外企業の調査例ですが、一般的に日本におけるアプリ開発費用の平均値はおよそ2,500,000円程と言われています。

Androidアプリ開発に必要なスキル”>Androidアプリ開発に必要なスキル

Androidアプリを開発するにあたり、必要なスキルはたくさんありますが、中でも重要なスキルは次の4つです。

  • プログラミングスキル
  • パソコンスキル
  • コミュニケーションスキル
  • 情報収集能力

本項目ではそれぞれのスキルについて詳細を解説致します。

プログラミングスキル

プログラミングスキルは、コンピューターにプログラミング言語を用いて指示を出す能力のことを指します。Androidアプリを開発するためには、前述したJavaやKotlin等の言語を習得し、コーディングする能力が不可欠です。開発工程中だけでなく、アプリリリース後にもエラー等の不具合が発生した時にもコードを読み取る力が必要になります。

パソコンスキル

アプリ開発には、前述したプログラミングスキルも必須ですが、サーバー及びデータベース、さらにはネットワーク等のITシステム開発全般に関わるパソコンスキルが求められます。さらに、常に新しい技術が生み出されていることから、一度習得したスキルもどんどんアップデートしていくことが大切です。

コミュニケーションスキル

一般的にアプリ開発はプロジェクトチームを組み、進めていくため、プロジェクトを円滑に進行しつつ成果物のクオリティを高めるためにコミュニケーション能力は欠かせません。チームメンバー及びクライアントの話に耳を傾け、食い違いのないように協力して効率よく開発を進めていきましょう。

情報収集能力

特に日々新しい技術及びツールが生み出されるスピードが早いとされるIT業界では、情報収集能力がなければ要求されるアプリ開発ができないといった事態に陥りかねません。

Androidアプリ開発を学ぶために”>Androidアプリ開発を学ぶために

Androidアプリ開発に必要なプログラミング言語についての学習方法については既に述べた通りですが、実際にAndroidアプリ開発にフォーカスした勉強をし、実践力を身につけたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

本項目では、Androidアプリ開発をこれから学びたいという方のために学習サイトと書籍をご紹介致します。

学習サイト

Androidアプリ開発の学習サイトでは、Android Studioの使い方等についても動画等を交えながら解説していることが多く、初心者にも親切丁寧にわかりやすいサイトとなっています。特におすすめの2サイトをピックアップしました。

Androidアプリ開発入門”>ドットインストール「Androidアプリ開発入門」

Android Studioの使い方をはじめ、Androidアプリ開発の基本的な流れを3分の短い動画を用いながら各項目ごとに学ぶことが可能です。既に質問の受付や内容の更新は終了していますが、基礎を学びたいという方におすすめとなっています。

ドットインストール「Androidアプリ開発入門」https://dotinstall.com/lessons/basic_android_v3

Androidアプリ開発入門サイト”>Kotlinを使ったAndroidアプリ開発入門サイト

Kotlinを使用してAndroidアプリの開発を始めるために必要な開発環境を始め、Kotlinの基本的な項目、実際にKotlinを使用してAndroidアプリを開発する方法を3項目に分けて解説しています。Androidアプリのプログラミングを初めて学ぶ方に向けた入門サイトです。

Kotlinを使ったAndroidアプリ開発入門サイトhttps://kotlin.keicode.com

書籍

Androidアプリを開発する方のために、多数の書籍も出版されていますので、初心者向けの2冊をピックアップしてご紹介致します。

作って楽しむプログラミング Androidアプリ超入門

プログラミング自体が本当に初めてという方であっても簡単なサンプルを作成しつつ、Androidアプリの作成を楽しく体験することができる入門書。全9章から構成されており、順番に読み進めることでAndroidアプリの基礎知識から、画面デザイン、コーディングの仕方等を理解することができます。

書籍名著者出版社
作って楽しむプログラミング Androidアプリ超入門高江 賢株式会社 日経BP

はじめてのAndroidプログラミング 第5版

初めてAndroidアプリを開発する方が、回り道せず最短距離で学ぶことができるように配慮された一冊。Android Studioのレイアウトエディタ機能での画面作成を解説しており、アプリ開発全体の流れが掴めるような構成になっています。KotlinについてもAndroidアプリ開発に必要な部分のみに絞ってわかりやすく解説しています。

書籍名著者名出版社
はじめてのAndroidプログラミング 第5版金田浩明SBクリエイティブ

まとめ

Androidアプリの開発言語にフォーカスしつつ、本記事では、Androidアプリ開発を学ぶ方法まで解説致しました。Androidアプリの需要は今後も衰えることなく、どんどん新しいアプリが開発されていくことが予想されます。

これからAndroidアプリ開発に携わろうと考えている方は、本記事でご紹介した学習サイト及び書籍等を参考に、Android StudioやJava、Kotlin等について理解を深めていただければ幸いです。

【人工知能(AI)の作り方とは?】開発方法や必要スキル、勉強方法など徹底解説!

近年身近な存在となってきた人工知能(AI)。今後も日常生活を支えてくれる存在となるべく、日々様々な分野で研究が進められています。

本記事では、人工知能(AI)の作り方について、人工知能(AI)を開発するための方法をはじめ必要なスキル、人工知能を開発するための勉強方法等を徹底解説致します。

人工知能(AI)とは

人工知能(AI)の作り方の解説をする前に、人工知能(AI)について概要を押さえておく必要があります。人工知能(AI)とは、人間の知的行動の一部分をソフトウェアを利用して人工的に再現したものを言います。学習し、新たな事に対し順応していくことで、まるで人間のようにあらゆるタスクに柔軟に対応していくことが可能です。「AI」は、英語表記で「Artificial Intelligence」の頭文字を取ったものです。

ちなみに人工知能・AIはその定義は大変広く、大きく分けると2つの人工知能(AI)に大別されます。「特化型AI」と「汎用型AI」です。皆さんが利用されたり、ご存じのAIサービスの多くは「特化型AI」と呼ばれるものでSF映画などで登場する人工知能・AIは「汎用型AI」と呼ばれます。では具体的な人工知能(AI)の開発についてをご紹介します。

人工知能(AI)を開発する流れ

専門的な人工知能(AI)を開発するための手順を解説する前に、簡単な流れについて概要を解説致します。

人工知能(AI)の内容の決定

まず大前提として、人工知能(AI)を何の分野でどのように活用するのかといった内容を決定することが大切です。詳細な内容が決定しなければ、次からのデータの収集等に進むことができません。ある程度着地地点についてきちんと決定しておきましょう。

目的のデータの収集

次に、人工学習(AI)に学習させるべき目的のデータ収集を行いましょう。人工知能(AI)は、初期の状態では何も知らないまっさらな状態であるため、明瞭でありわかりやすいデータを収集することが大切です。

機械学習モデルの作成

データを収集したら、機械学習モデルの作成を行います。この工程は人工知能(AI)を開発する上で最も重要であると言っても過言ではありません。時には膨大な時間がかかってしまうこともありますが、学習データは人工知能(AI)の完成精度に深く関わる部分ですので手を抜かないことが大切です。

機械学習モデルとは

機械学習モデルとは、データ解析を行う手段の一つで、ある特定の種類のパターンを認識できるようにトレーニングされたファイルのことを言います。

Webサービスへ組み込む

開発した人工知能(AI)を公開するためにWebサービスに組み込みを行います。Webサービスに組み込みを行う際には、後述するようなプログラミングスキルが必要となります。

人工知能(AI)を開発する具体的な方法

人工知能(AI)を開発する流れは前述した通りですが、ここではさらに深く掘り下げて解説致します。人工知能(AI)を開発するための方法としては、次の2つのパターンが存在します。

  • 無料ツール及びサービスの利用
  • API及びフレームワークを利用

無料ツール及びサービスの利用

人工知能(AI)を開発するための無料ツールやWebサービスは数多く存在しています。具体的なツール及びサービスについては後述しますが、開発する人工知能(AI)に合わせてツールやサービスを上手に活用しましょう。

API及びフレームワークを利用

これは特にWeb開発及びITエンジニアとしての経験を持つ方におすすめの方法となりますが、「API」及び「フレームワーク」を活用することで、機械学習を手軽に利用することかつ人工知能(AI)の作成が容易となります。APIを使用した開発ツールの具体的な例としては、「チャットボット」や「音声UI」等の自然言語処理に関して無料サービスを提供している「Wit.ai」が挙げられます。

また、フレームワークを使用した開発の例としては、後述する「Python」のフレームワークが挙げられ、「PyTorch」と「TensoeFlow/Keras」が利用されることが多いです。

人工知能開発に必要なプログラミングスキル

人工知能開発に必要となるプログラミングスキルとしては、様々なものがありますが、代表的な2つをご紹介します。

  • Python
  • SQL

Python

Pythonは、機械学習を実装するためのプログラミング言語として最も人気があると言っても過言ではない言語の一つです。その理由としては、プログラミング言語としての信頼性が高く、文法がシンプルであり、機械学習に使用するライブラリやフレームワークがとても充実しているということ等が挙げられます。

人工知能(AI)に限らず、InstagramやYouTube等の有名なサービスがPythonによって開発されていることからもその信頼性が高いことがわかります。

SQL

SQLとは、データベースを操作するための言語であり、データベースにデータを挿入及び検索する際に利用します。SQLの強みとしては、国際標準化されているところにあり、あらゆるデータベースで利用できるということです。そのため、人工知能(AI)に学習させる前段階としてデータを構造化させ、抽出及び加工する際に活用されます。

開発した人工知能(AI)開発を公開するためのスキル

せっかく有能な人工知能(AI)を開発したとしても、公開しなければ活用されることはなく、とても勿体ないことになってしまいますので、人工知能(AI)を公開するためのスキルも身に付けておく必要があります。主に必要となるスキルは次の2つです。

  • フロントエンド(front-end)
  • バックエンド (back-end)

フロントエンド(front-end)

開発した人工知能(AI)を、Webサービスの中で公開しようと考えた場合には、ユーザーの目に触れる部分で必要となるフロントエンド技術が必要です。フロントエンド技術としては「HTML」「CSS」「JavaScript」等のプログラミングスキルが求められます。

バックエンド (back-end)

フロントエンドに対して、ユーザーの目に触れない部分であるバックエンド技術も必要となります。バックエンド技術としては「Java」や「C ++」といったようなコンパイラ言語あるいは「PHP」や「Ruby」といったインタプリタ言語等のプログラミングスキルが求められます。

人工知能(AI)を開発するためのツール

人工知能(AI)を開発するために活用できるツールには、様々なものが存在しますが、ここでは特に主要な15個のツールについて解説致します。

  • Neural Network Console
  • Cloud AutoML Vision
  • IBM SPSS Modeler
  • Azure Machine Learning Studio(classic)
  • Deep Analyzer
  • DataRobot
  • MatrixFlow
  • Google Colaboratory
  • Scikit Learn
  • Theano
  • CNTK
  • ONNX
  • OpenNN
  • H20: Open Source AI Platform
  • Google ML Kit

Neural Network Console

Neural Network Consoleは、Sonyが提供するツールであり、コーディングが不要でありながらも精度の高い人工知能(AI)開発を実現することが可能です。具体的には、ドラッグ&ドロップで簡単に編集することができ、軽量なニュートラルネットワーク構造を自動探索してくれ、さらにボタンひとつで高速な機械学習を実行することが可能です。

メールアドレス等の簡単な登録をするだけでクラウド上で人工知能(AI)を開発することができるため、ハードルも低く、とても便利なツールとなっています。

Cloud AutoML Vision

Cloud AutoML Visionは、Googleが提供する機械学習の知識が0であったとしても、任意の画像を利用して簡単に機械学習モデルを開発することができるツールです。学習用の画像は自分で用意する必要がありますが、「データセット」の画像を転用することも可能です。

IBM SPSS Modeler

IBM SPSS Modelerは、ビジネスにおいて専門知識を活用し、予測モデルを作成すること等が可能な一連のデータ・マイニング・ツールのことです。プログラミングは必要なく、ドラッグ&ドロップの簡単操作だけで良いことから人工知能(AI)開発の知識がない方でも直感的に操作することが可能です。およそ100万件程度のデータであればPC1台準備するだけで処理が可能となっているため、スモールスタートを切りたい方にもおすすめです。

Azure Machine Learning Studio(classic)

Azure Machine Learning Studio(classic)は、Microsoft Azureが提供する機械学習サービスであり、ブラウザ上で、あらゆる機械学習モデルの作成が可能です。モジュールと称される部品を配置し、モジュールの入力及び出力をドラッグ&ドロップの直感的な操作で接続し機械学習モデルを構築します。

大きな特徴としては、Python等に代表されるプログラミング言語を使用せずとも人工知能(AI)開発を行うことが可能というGUIベースの人工知能(AI)開発ツールであり、サンプルモデルも多数搭載されているため、非常に汎用性が高いものと言えます。

Deep Analyzer

Deep Analyzerは、人工知能(AI)の専門的な知識がなくても、手軽に人工知能(AI)開発及び訓練、検証が可能な深層学習ソフトウェアです。プログラミングが不要であり、オーグメンテーション及びハイパーパラメーター調整等の専門的なプロセスを自動化することで、マウス操作だけでの人工知能(AI)開発を実現しました。

代表的な6つのアルゴリズム(画像分類、画像生成、ペア画像生成、物体検出、音源分類、異常検知)があらかじめ搭載されているのも嬉しいポイントです。

DataRobot

DataRobotは、人工知能(AI)開発における機械学習を自動化するプラットフォームです。データプレパレーションをはじめ、モデリングやモデルデプロイ、予測実行に至るまでのデータサイエンスプロセスを自動化することで、生産性を大きく向上させることが期待できます。

具体的には、小売業であれば売上予測及び物流の最適化、マーケティングでは顧客分析や広告費の最適化、製品開発であれば需要供給予測及び不良品の発生予測等、各分野毎に業務を効率化することが可能です。

MatrixFlow

MatrixFlowは、プログラミング言語及び人工知能(AI)の専門的な知識がなくてもノンプログラミングで人工知能(AI)によるデータ分析及び画像認識、数値予測等を行うことが可能な機械学習のプラットフォームです。日本で開発されたプラットフォームであるため、日本語用のアルゴリズムを利用して、精度の高い自然言語処理モデルの構築が可能です。

Google Colaboratory

Google Colaboratoryは、その名の通り、Googleが提供している機械学習の教育及び研究用の無料サービスです。Google Colaboratoryを使用すると、迅速にプログラミング言語Python及び機械学習深層学習等の環境を整備することが可能です。PythonをWebブラウザ上で実行可能なJupyter Notebookを提供している上、GPUも無料で実行できます。

Scikit Learn

Scikit Learnは、プログラミング言語Pythonを使用した機械学習のライブラリのことです。オープンソースかつ無料で利用することができる上、数多くの機械学習アルゴリズムが実装されており、どのアルゴリズムであっても似たようなコーディングで利用することができるという特徴があります。

さらにサンプルのデータセットも搭載されているため、インストール後すぐに機械学習を試すことができます。

Theano

Theanoは、プログラミング言語Pythonの数値計算ライブラリでありながら、ディープラーニングの応用を強く意識して設計されています。多次元配列を効率的に使用するための数式の定義及び最適化、評価が可能となっています。あくまでディープラーニングを実装したライブラリではないので注意が必要です。コンピュータ代数システム及び最適化コンパイラの機能を搭載しています。

CNTK

CNTKは、英語表記で「Microsoft Cognitive Toolkit」の略称であり、Microsoftが提供しているオープンソースの統合ディープラーニングツールキットのことです。ただし、消極的開発段階に突入していることから、後述するONNXの利用が推奨されています。

CNTKは、複数のプログラミング言語に対応しており、クラウド上で簡易的に使用できることから、ニューラルネットワーク開発及び機械学習、コグにティブコンピューティング等の人工知能(AI)プロジェクトに活用することが可能です。

ONNX

ONNXは、英語表記で「Open Neural Network eXchange」の略称であり、ディープラーニングのモデルを様々なフレームワーク間で交換するためのフォーマットのことを言います。具体的には、PytorchやKeras等に代表される機械学習のフレームワークからエクスポートすることが可能であり、ONNX Runtimeをはじめ、TensorRT、ailiaSDK等のSDKを用いて推論ができるようになるのが大きな特徴です。

OpenNN

OpenNNは、英語表記で「open-source neural networks」の頭文字を取ったもので、人工知能(AI)開発における機械学習のためのオープンソースのニューラルネットワークライブラリのことです。これまで、マーケティングやヘルスケア等数多くのアプリケーション開発に貢献しています。

H20: Open Source AI Platform

H20: Open Source AI Platformでは、人工知能(AI)開発におけるディープラーニングをコーディングなしで行うことができます。様々なビジネス上の問題を解決するだけでなく、新たなアイデアを発見及び活用し、クライアントに信頼される結果を提供しています。正確かつ迅速で、透明性の高いモデルやアプリケーションの構築が可能です。

Google ML Kit

Google ML Kitは、機械学習及びモデル構築可能なものであり、Googleが持っている機械学習の専門知識を、パワフルかつ使いやすいパッケージとしてモバイルアプリ開発者向けに提供しています。各デバイス上で問題なく動作するように最適化されたソリューションで、iOS及びAndroidの魅力的なアプリケーション開発を行うことが可能です。

人工知能(AI)を開発することができるAPI

人工知能(AI)を開発することができるAPIの中でもおすすめのものを3つピックアップしましたので、ご紹介致します。

  • Wit.ai
  • Watoson API
  • A3RT

Wit.ai

Wit.aiとは、音声及び文章を送ることにより動かすことが可能なアプリケーション及びデバイスを簡単に開発するためのオープンソースのプラットフォームのことです。プログラミング言語は「Node.js」「Ruby」「Python」「C言語」「Rust」「JavaScript」となっており、さらにiOS及びAndroidどちらにも対応していることから汎用性が高いと言えます。

FacebookまたはGitHubアカウントがあれば、連携しながらWit.aiのアカウントを作成することが可能です。さらにほぼブラウザ上で操作することになるため、エンジニアでなくても扱うことができるとされています。

Watson API

Watson APIは、IBMが提供する人工知能(AI)のAPIです。アルゴリズム及びルール等に関してはIBMが独自に研究し開発、さらに日々アップデートが行われるため、ユーザー側は人工知能(AI)の技術者が不在であっても、精度の高い人工知能(AI)を開発することが可能です。さらにオンプレミス及びマルチクラウドどちらの環境でも使用することが可能となっています。

A3RT

A3RTは、英語表記で「ANALYTICS&ARTIFICIAL INTELLIGENCE API VIA RECRUIT TECHNOLOGIES」を略したものであり、RECRUITが提供する人工知能(AI)の分野の機械学習ソリューション活用のハードルを低くし、スピーディでありながら低コストで導入することができるよう設立されたAPI群のことです。

大きな特徴としては、人工知能(AI)に興味を持ちながらも、関連サービスを開発する技術がないような企業及び個人においてもA3RTのAPIを組み込むことで、文章の自動生成及び画像判定等を代表する人工知能(AI)サービスを利用できるという点が挙げられます。

RECRUITが提供していることもあり、RECRUITを代表する「カーセンサー」をはじめ「ゼクシィ縁結び」「ホットペッパービューティ」といった様々なサービスに活用されてきた実績があるため、信頼性が高いAPIとなっています。

人工知能(AI)を開発することができるフレームワーク

APIに限らずフレームワークを活用することでも人工知能(AI)を開発することが可能です。ここでは人工知能(AI)開発におすすめのフレームワークをご紹介致します。

  • Pytorch
  • TensorFlow/Keras
  • MXnet
  • Chainer

PyTorch

PyTorchとは、Facebookが開発を主導したPythonのオープンソース機械学習に特化したフレームワークのことです。シンプルなコードでコーディングがしやすいことから人気が高くなっています。「Define by Run」というアプローチ方法であることから、自由度が高い設計がされています。使用可能なプログラミング言語は「Python」「C ++」「CUDA」です。

TensorFlow/Keras

TensorFlow/Kerasとは、ディープラーニングモデルを構築しトレーニングを行うためのTensorFlowの高レベルなAPIのことです。主に高速のプロトタイプングをはじめ、最先端の研究等にしようされることが多くなっています。シンプルで一貫したインターフェースがあることから、ユーザーに対して親切な設計となっており、もともと用意されている構成要素の接続のみで制約がなく作成することが可能です。使用可能なプログラミング言語は「C ++」「CUDA」「Python」となっています。

MXnet

MXnetとは、ワシントン大学及びカーネギーホール大学によって開発された深層学習フレームワークのことです。あらゆる深層学習モデルをサポートしていることから、高い人気を誇ります。使用可能なプログラミング言語は「Python」「Scala」「R」「Julia」「Perl」「C ++」であり、非常に多くの言語に対応しているため、活用しやすいフレームワークとなっています。

Chainer

Chainerとは、Preferred Networksが開発した、ディープラーニングに向いているフレームワークのことです。ニュートラルネットワークを使用した学習を行うための機能がオープンソースで提供されており、日本企業が開発したことから日本語のソースも多く、日本国内での利用が多くなっています。シンプルなコーディングでディープラーニングのモデルを構築することができる特徴を持つため、初心者にも易しいと言われています。使用できる言語は「Python」です。

人工知能(AI)を開発するための勉強方法

人工知能(AI)を開発するための勉強方法としては、次の3つが挙げられます。

  • プログラミングスクール
  • 学習サイト
  • 書籍

プログラミングスクール

金銭面に余裕がある場合、最も効率的に学ぶことができるであろう方法としては、プログラミングスクールに通うということが挙げられます。専門的な知識を持つ講師から学びつつ、疑問点があればすぐに質問することができる環境が整っているため、初心者でも安心です。様々なプログラミングスクールが存在しますが、ここでは2校をピックアップしてご紹介致します。

AIジョブカレ

AIジョブカレは、人工知能(AI)活用に必要なプログラミングを中心に、データの前処理及びアルゴリズム、パラメーターチューニング等を現役のAIエンジニア及びデータサイエンティストから学ぶことができる人工知能(AI)技術専門のプログラミングスクールです。

初学者コースをはじめとし中級コースなどレベルに応じて学びたい講座を選択することができるため、学習したい部分だけに絞って学ぶということも可能となっています。

AIジョブカレhttps://www.aijobcolle.com

Winスクール

Winスクールの人工知能(AI)に関わる講座「Python&データ分析コース」「Python&AI Programing」「Python&AI Programing Data Analysis」等では、人工知能(AI)開発の構築部分で利用頻度の高い「Python」の基本から、人工知能(AI)のプログラミングについて、個人レッスンによる実習で学習することが可能です。自分が学びたいことに注力することが可能であるため、深く学び転職等に生かしたい時にも役立ちます。

Winスクールhttps://www.winschool.jp

学習サイト

人工知能(AI)を学習する場合には、学習サイトを閲覧し、活用することでも学ぶことが可能です。ここでは人工知能(AI)を学ぶためにおすすめな学習サイトを4サイトご紹介致します。

KIKAGAKU

KIKAGAKUは、株式会社キカガクが無料公開しているオンライン学習サイトです。誰も挫折することなく、最短距離で最先端の知識を身につけることができるように作られています。大きく2つのコンテンツ(理論パート、実装パート)に分類することができ、理論パートで人工知能(AI)の仕組みを理解してから、実装パートで人工知能(AI)に使用可能な技術の習得を目指すことが可能となっています。

KIKAGAKUhttps://free.kikagaku.ai

AI Academy

AI Academyは、学習者それぞれに適したカリキュラムを用いてPython及び人工知能(AI)を実践的に学ぶことができる学習サイトです。大きな特徴としては、自分が開発したいと思うものを実際に開発しながら学ぶことができるというだけでなく、中級レベルになると、自分で開発したデータ分析及び人工知能(AI)に特化したコンテンツの販売を行うことが可能となっているところです。

AI Academyには、450種類以上ものオリジナルテキストが用意されており、さらにクイズを解きながら、短期間で効率よく自分の目標を達成することが可能となっています。

AI Academyhttps://aiacademy.jp

Aidemy

Aidemyは、人工知能(AI)スキルをスムーズに身につけることができる学習サイトです。会員登録するだけで、人工知能(AI)開発に必要とされる数学及びPythonの入門講座を無料で受講することが可能です。この入門講座は、初心者でもとっかかりやすく図解及びイラスト、さらには動画を積極的に取り入れており、挫折することなく学習を継続することが可能となっています。

学習を始めてから3ヶ月でAI人材となれるように、24時間体制のチャットサポートやコードレビューといった様々なサポートが充実しており、ユーザー数は10万人を超えています。

Aidemyhttps://aidemy.net

AVILEN AI Trend

AVILEN AI Trendは、人工知能(AI)やディープラーニング等の理論及び応用について、最先端のAIトレンドについて誰もが理解することができるよう、わかりやすく提供している学習サイトです。

AVILEN AI Trendhttps://ai-trend.jp

書籍

人工知能(AI)を学習するために、書籍を揃えて学習するという方法も存在します。ここでは人工知能(AI)に関する初歩的な学習が可能な書籍4冊をピックアップします。

人工知能プログラミングのための数学がわかる本

人工知能(AI)プログラミングに必要とされる高校数学及び大学数学を基礎からそう復習することが可能な一冊。数学が苦手な方にもおすすめです。実際にPythonのコードを動かすことで理解を深めることも可能です。

書籍名著者名出版社
人工知能プログラミングのための数学がわかる本石川 聡彦KADOKAWA

図解これだけは知っておきたいAI(人工知能)ビジネス入門

人工知能(AI)について、初心者及びおさらいしたい人に最適の一冊。丁寧な解説で、人工知能(AI)のウソとホントをはっきり理解することができ、人工知能(AI)に関する用語と常識を網羅することが可能となっています。

書籍名著者名出版社
図解これだけは知っておきたいAI(人工知能)ビジネス入門三津村 直貴成美堂出版

図解即戦力 機械学習&ディープラーニングの仕組みと技術がこれ1冊しっかりわかる教科書

機械学習及びディープラーニングについて主に図解形式で解説している1冊。人工知能(AI)に関する機械学習及びディープラーニングの基本及び関連技術をはじめ、仕組みや開発に関する基礎知識を一通り学ぶことが可能な入門書となっています。

書籍名著者名出版社
図解即戦力 機械学習&ディープラーニングの仕組みと技術がこれ1冊しっかりわかる教科書株式会社アイデミー
山口 達輝
松田 洋之
技術評論社

エンジニアなら知っておきたいAIのキホン 機械学習・統計学・アルゴリズムをやさしく解説

Think IT連載「ビジネスに活用するためのAIを学ぶ」に、著者の自社Webサイトのブログである「AI技術をぱっと理解する(基礎編)」を加えつつも加筆及び修正を施したAI入門書となっています。今から人工知能(AI)を学習するというエンジニア及び過去に挫折してしまったエンジニアにおすすめの一冊です。

書籍名著者名出版社
エンジニアなら知っておきたいAIのキホン 機械学習・統計学・アルゴリズムをやさしく解説梅田 弘之インプレス

まとめ

人工知能(AI)の作り方について、本記事では、人工知能(AI)を開発するための方法をはじめ必要なスキル、人工知能を開発するための勉強方法について等を徹底解説致しました。

人工知能(AI)の分野は、まだまだ発展途上中であるため、プログラミング初心者であっても今から人工知能(AI)について習得することで、あらゆる分野でその技術を生かすことが可能となるはずです。プログラミングを学ぶのであれば人工知能(AI)に特化した技術を身に付けてみてはいかがでしょうか。

【ECサイト ASPカート 24選 徹底比較】ECサイトを開設しようと考えている方必見!

「ECサイトを開設したいけど、システム開発の知識がないのに開設できるの?」

「これからECサイトを開設したいと思っているけど、どのASPカートにしたら良いかわからない」

「今使っているASPカートから別のASPカートに乗り換えたい」

上記のような悩みを抱えている方のために、本記事では今話題のASPカートについて徹底調査を行いました。ASPカートとは何かというところから丁寧に解説致します。

ASPカートとは

ASPカートとは、ECプラットフォームをインターネット経由でレンタルすることが可能なサービスのことです。数多くの企業及び個人がASPカートをレンタルしているため、標準機能を低コストで使用可能であるという利点があります。

ASPカートと他のEC構築方法との違い

ASPカート以外にもECサイト構築の方法には様々な種類があります。本項目では、ASP カートとの違いを解説致します。

ASPカートとクラウドECの違い

クラウドECは、インターネット経由でアクセスするクラウド上で、ECサイト構築から運営まで行うことが可能です。ECプラットフォームはベンダーが保持しており、常に最新のシステムに自動でアップデートされていくという特徴があります。

ASPカートとクラウドECの大きな違いとしては、ASP カートには拡張性がなく、決められた機能の範囲内でしかECサイト運営をすることができないという点と、外部システムとの連携が不可能であるという点が挙げられます。

ASPカートとパッケージの違い

ECサイト構築におけるパッケージは、サイトデザイン等のカスタマイズが可能です。日本国内における大規模ECサイトの構築はパッケージで構築されている例がほとんどと言っていいでしょう。

ASPカートとパッケージの大きな違いとしては、パッケージの場合、システム導入後はシステムがアップデートされないという点と、構築コストがASP カートと比較し割高であるという点が挙げられます。

ASPカートとオープンソースの違い

オープンソースは、外部に公開されているソースコードを使用してECサイトを構築する方法です。一般的に、誰でもオープンソースのプログラムをサーバーにインストールすることが可能となっています。

ASPカートとオープンソースの大きな違いは、オープンソースの場合、低コストでECサイトを構築することが可能である点と、web制作の知識及びスキルを持っていなければECサイト構築が不可能であるという点です。さらにオープンソースの場合には、誰もが見ることができるソースコードを使用するため、セキュリティ面が脆弱であるという弱点があります。

ASPカートとフルスクラッチの違い

フルスクラッチは、何もないところから自社および自分自身のスキルでECサイトを構築する方法です。特定のフォーマット等を使用することはないため、完全にオリジナルのサイトを制作することが可能となっています。

ASPカートとフルスクラッチの大きな違いは、ASPカートが低コストかつ専門的な知識がなくても簡単にECサイトの構築をすることが可能であるのに対し、フルスクラッチは、規模によっては数千万から数億円のコスト及び年単位の開発の時間がかかり、システム開発の知識及びスキルが必要であるという点が挙げられます。

ASPカートのメリット

ASPカートでECサイトを構築するメリットとしては次の3点が挙げられます。

  • コストが安い
  • 複雑な設定が不要
  • 独自ドメインが取得可能

本項目では、上記3点のメリットについて解説致します。

コストが安い

ASPカートには、初期コスト及び月額コスト等がとても安いという利点があります。さらに選択するASPカートによっては初期コストが無料というケースも存在します。そのため、企業規模だけでなく個人規模でECサイトを構築する方も増えているのが現状です。

複雑な設定が不要

従来ECサイトを構築するためには、HTML及びCSS等に関する専門的なシステム開発の知識が必須でした。しかし、ASPカートでは、専門的なシステム開発の知識やスキルがない場合でも、手順通り項目を選択していくだけで通常の機能を持ったECサイトを構築することが可能です。

独自ドメインが取得可能

ASPカートでは、独自ドメインを取得することが可能です。独自ドメインが取得できるということは、サイトデザインが画一的である大型ECモールでの出店では困難なショップのブランディング及びショップの発展が期待できます。

ASPカートのデメリット

ASPカートでECサイトを構築するデメリットとしては次の2点が挙げられます。

  • サイトデザインのカスタマイズの幅が限られている場合がある
  • 売上に対して手数料がかかる

本項目では、上記2点のデメリットについて解説致します。

サイトデザインのカスタマイズの幅が限られている場合がある

ASPカートでは独自ドメインを取得することが可能ではありますが、既に構築されたECプラットフォームをレンタルしてショップを開設するため、サイトデザインの大枠は決まってしまっています。カラーの変更及びテンプレートの変更は可能ですが、動画の挿入及び独自デザインの組み込みは困難である場合があるので注意が必要です。

売上に対して手数料がかかる

ASPカートに限った問題ではありませんが、特にASPでは初期コスト及び月額コストが安価であることが多い一方、売上に対して一定の手数料がかかります。手数料の割合が高ければ高いほど、売上の伸び率に対して引かれる手数料の幅は大きくなっていきます。

ASPカートでのECサイト構築に適しているケース

ASPカートは、低コストで専門的な知識がなくても簡単にECサイト構築を行うことが可能です。そのため、小規模程度の企業及び実験的にECサイトを構築してみたいという企業に適していると言えます。さらに個人のECサイト構築にもおすすめです。

ASPカートでのECサイト構築に適さないケース

ASPカートは、低コストで専門的な知識がなくても簡単にECサイト構築を行うことが可能である代わりに、大きなカスタマイズができないという場合が多いです。「自社のブランディングを崩したくない」「独自デザインでECサイトを構築したい」と言った場合には、ASPカートは適していないと言えます。

ASPカートの選び方

ASPカートは、その手軽さから人気が高いECサイト構築方法ではありますが、数多くの種類があり、それぞれに特徴と適したユーザーは違います。本項目ではASPの選び方について、次の5点を解説致します。

  • 有料ASPカートか無料ASPカートか
  • 登録可能商品数
  • 決済機能
  • 商材及びターゲット、ブランディングの目標
  • 適したオプション機能がついているかどうか

有料ASPカートか無料ASPカートか

ASPカートの中にも、初期コスト及び月額コストがかかるものあるいは無料のもの等、幅広い種類が存在します。

無料ASPカートの場合、ECサイト構築のハードルはとても低く、個人でも手軽にECサイトを開業することが可能です。しかし、その分販売手数料が高く設定されていたり、一定金額以下の売上金額では、引き出すことができなかったりといった制約があることがあるので注意しましょう。

有料ASPカートの場合、ECサイトのデザイン及び機能、カスタマイズ可能な部分が充実していることが多く、個性を表現することが可能です。初期コスト及び月額コストがかかっている分、手数料が低く設定されていることも多く、長い目で見ると結果的に無料ASPカートよりも利益を計上しやすいという利点があります。

登録可能商品数

ASPカートによっては、登録可能な商品数に上限があることがあります。ASPカートを選ぶ際には、予め登録したい商品数及び今後の見通しを考慮し選択するべきです。

決済機能

ASPカートによっては、搭載されていない決済機能が存在します。あまりにも決済機能の選択肢が少ないと、そもそもお客様のニーズに応えることができない可能性が出てきてしまいます。ある程度の決済機能の種類を搭載しているASPカートを選択しましょう。最低でもクレジットカード、銀行振込、代金引換の3パターンの方法が選べなければお客様は離脱してしまうと言われていますので、特に注意が必要です。

商材及びターゲット、ブランディングの目標

ECサイトで取り扱う商品の点数や、定期購入(サブスクリプション)をメインとしているかによって選択するべきASPカートは異なります。さらにBtoB及びBtoCによっても販売方法は異なってきますので、それぞれにあったASPカートを選択しましょう。

適したオプション機能がついているかどうか

ASPカートでは、既存のプラットフォームが構築済みのため、初期設定の段階からある程度の機能を使用することが可能です。しかし、ECサイトを運用していくにあたり、長い目で見た時に、拡張性を持ったASPカートであるかどうかの見極めを行うことが必要になります。無料であっても有料であっても後々付けたいと思った時に付けることが可能な機能が搭載されているかどうか、注視して選択することが大切です。

ASPカート24選

本項目では、ASPカートを総合通販及び定期通販(サブスクリプション)に大別し、それぞれの特徴等をご紹介致します。

総合通販

BASE

特徴

BASEは、ECサイト開設実績4年連続NO.1であり、累計160万ショップが開設されているASPカートです。様々なサイトデザインのテンプレートが無料で用意されており、専門的な知識がなくても誰でも簡単におしゃれなECサイトを開設可能です。

無料のテンプレートだけで物足りない場合には、有料のデザインテンプレートが50種類以上、さらにHTML編集Appの用意もあり、本格的なカスタマイズを行うことも可能です。

拡張機能

BASEには、無料で追加できる様々な拡張機能が用意されています。特に人気があるのは、お客様とメッセージのやりとりを管理画面で行える機能や、商品ごとの送料詳細設定、BASEの商品とInstagramを連携することができるInstagram販売機能です。

ECサイトの規模が将来的に大きくなっても、数多くの拡張機能があるため、ずっと使い続けることができるASPカートとなっています。

口コミ
ホームページhttps://thebase.in

STORES

特徴

STORESは毎月10,000件のECサイトの開設実績のあるASPカートです。フリープランでは、初期コスト及び月額コストが無料で、商品が実際に売れるまでのコストは一切かかりません。さらにスタンダードプランは、月額コストが2,178円ではありますが、決済手数料が3.6%と業界最低水準をキープしています。

そのため、ECサイトが軌道に乗るまではフリープランで、ECサイトが成長した段階でスタンダードプランい切り替えることで、ランディングコストを効率よく抑えることが可能です。

拡張機能

STORESには、無料で追加できる様々な拡張機能が用意されています。特に人気があるのは、商品画像に「SALE」や「NEW」といった目立つアイコンを簡単に付けることができるシール機能や、ポップアップでメッセージを表示させたい時に活用できる告知ボード機能、商品の売れ筋ランキング機能です。

今後も今以上に拡張機能がアップデートされる予定です。将来性のあるASPカートであると言えます。

口コミ
ホームページhttps://stores.jp

Shopify

特徴

Shopifyは、世界で170万以上のECサイトが利用しているASPカートです。Shopifyでは、初期コストはかからず、無料体験期間が14日間設けられているため、使用感を実際に確かめた上で、本登録へと進むことが可能です。

オムニチャネルへの対応もでき、ECサイト及びSNS、実店舗の情報をまとめて管理することが可能となっています。

拡張機能

Shopifyには、様々な無料や有料の拡張機能があります。中でも人気があるのは、ギフトラッピングサービスなどを追加できるギフトサービスオプションや、ユーザーが商品検索をするための商品検索及びフィルター設定機能、ユーザーが個々の商品ページに行かなくても、関連商品の表示がされ関連商品の詳細及びカート表示機能です。

それぞれの拡張機能にもプランが設定されていることがあり、自店に合わせて最適な規模感のカスタマイズが可能となっています。

口コミ
https://twitter.com/cg_method/status/1362226047496773633
ホームページhttps://www.shopify.jp

カラーミーショップ

特徴

カラーミーショップは、日本国内最大級のASPカートです。フリープランでは初期コスト及び月額コストが無料で、デザインテンプレートを選択するだけで誰でも簡単にECサイトを解説することが可能となっています。

初めてECサイトを開設する方に向けてのサポート体制も充実しており、サポート満足率は※88%を誇っています。さらにPCだけでなくスマホアプリからも簡単にECサイト運営を行うことが可能です。

(※参照元:カラーミーショップ公式ホームページ:https://shop-pro.jp

拡張機能

カラーミーショップには、無料及び有料の様々な拡張機能が用意されています。特に人気があるのは、Instagramショッピング連携機能や、海外販売機能です。

カラーミーショップアプリストアから、好きなタイミングで拡張機能を追加することが可能です。有料の拡張機能であっても無料で試すことができるものも充実しています。

口コミ
ホームページhttps://shop-pro.jp

らくうるカート

特徴

らくうるカートは、クロネコヤマトの提供するASPカートです。その名の通り、「らくに始める」「らくに売る」「らくに買う」をモットーにしており、ECサイトを開設する側は簡単に売ることができ、ユーザー側は簡単に購入することが可能です。さらにヤマト運輸の配送と連携していることが大きなポイントと言えるでしょう。

一番コストの低いライトプランでは、初期費用3,300円、月額使用料330円のコストがかかりますが、専門的な知識がなくてもデザインテンプレートやカラーを選択し商品を登録するだけで誰でも簡単にECサイトを解説することが可能です。

拡張機能

らくうるカートでは、ECサイト開設者が楽に商品を販売することができるよう、様々な拡張機能を取り揃えています。最初からまとまって付与されている機能なので、利用したいと思った際、いつでも利用可能です。

主な拡張機能としては、チラシ及びカタログのQRコードから、簡単に商品ページにアクセス及び販売することが可能なQRかんたん販売機能や、スマートフォンで商品写真を撮影するだけで、スマホから簡単に商品登録を行うことが可能であるスマホでかんたん販売

が挙げられます。

口コミ
https://twitter.com/minimalgblog/status/1017339422679764992
ホームページhttps://www.yamatofinancial.jp/cart/

Makeshop

特徴

MakeShopは、有料のプランでECサイトを開設しているECサイトが10,000店舗を超えるASPカートです。販売手数料0円かつクレジットカード決済手数料3.14%〜で利用可能となっているめ、ランニングコストを抑えてECサイト運営を行うことができます。

初期コストや月額コストは他ASPカートと比較して高く見えますが、デザインテンプレートが全て無料であったり、利用可能な機能が651種類あったりと、値段に見合ったサービスとなっています。

拡張機能

MakeShopでは、元々業界NO.1水準となる651もの機能が搭載されており、初期コストや月額コスト以上に満足度の高い機能性を誇ります。さらに月間5件以上の拡張機能追加アップデートがされるため、長い目で見ても使い続けることができるASPカートであると言えるでしょう。

口コミ
ホームページhttps://www.makeshop.jp

futureshop

特徴

futureshopは、サービス提供開始から18年目の実績を持つASPカートです。Eコマースの成長戦略を支援するための機能を、ワンストップソリューションで提供しており、年商一億円を突破する店舗も増えています。

デザインテンプレートのカスタマイズ性の高さや、数多くの外部サービスとの連携が可能であり、本格的なECサイト開設及び運営を行いたい方におすすめです。

拡張機能

futureshopでは定期的なアップデートを実施しています。2020年は36項目のアップデートを実施した実績があり、今後も様々な機能拡張が期待できます。

口コミ
https://twitter.com/BMX8FD7eYLKCRMa/status/1466289745558794243
https://twitter.com/ha_____gi/status/1245595946424995840
ホームページhttps://www.future-shop.jp

ecforce

ecforceは、様々なビジネスのEC化を支援している法人向けのASPカートです。登録しているECサイトは平均年商2億円以上となっており、ユーザーの購買データはもちろん、ユーザの個性を示すパーソナライズなデータを活用することで、精度の高いマーケティングを行うことができます。

さらにユーザーが商品を購入する際に、商品の詰合せの中身を自分好みに選ぶことができるといった機能も人気を博しています。

拡張機能

ecforceでは、各ショップの運営に必要な様々な機能をアプリケーションストアからインストールし、使用することが可能となっています。

さらにAPIを活用することで、様々な外部サービスとの連携をすることができ、それぞれのショップ毎にカスタマイズをすることが可能です。

口コミ
ホームページhttps://ec-force.com

aishipR

特徴

aishipRは、モバイルファースト設計のクラウド型ASPカートです。プロダクトがモバイル設計のため、スマホユーザーに最適化されたUI及びUXが搭載されています。そのため、アプリユーザー向けのECサイトを開設したい方におすすめのASPカートとなっています。

aishipRは、他システムからの移行も簡単です。3ステップで現在のECサイトを運用し続け、閉店期間を設けずともリニューアルオープンすることが可能となっています。さらにサポート体制も整っているので、困った時も安心です。

拡張機能

aishipRは、常に最新かつ高機能を保ち続けることが可能です。毎月2回の無償アップデートが実施されています。ECサイトにより独自の機能を追加し、カスタマイズを行うことで、パッケージシステム運用の課題から脱却することが可能です。

毎月2回の無償アップデートにより、楽天やAmazon、Yahoo!といった大手ECモールとの多店舗運用が実現されたり、標準外の機能追加が実装されたりしています。

口コミ
ホームページhttps://www.aiship.jp

クラフトカート

特徴

クラフトカートは、理想のショップ運営を叶えることができるASPカートです。ユーザー及びショップ運営側、コスト面でのバランスが取れたシステムで、さらに運営側は売れれば売れるほど得をすることができます。

クラフトカートでは、一売上ごとの従量課金は発生しないという利点があり、運営側は売れて損をすることはありません。さらにwebでの受注機能だけでなく、電話やFAXなどの受注も一元管理でき、とても便利なASPカートです。

拡張機能

クラフトカートには、標準機能として数多くの機能が搭載されており、その標準機能を独自にカスタマイズすることが可能です。そのため、クラフトカートを使用しているECサイト同士でもそれぞれ独自性を確立し、ブランドイメージを損なうことがありません。

口コミ
ホームページhttps://www.craftcart.jp

w2Commerce Value5

特徴

w2Commerce Value5は、セキュリティが強いことで定評のあるASPカートです。導入実績400社以上で、最も売上向上が期待できるASPカートであると言われています。

800を超える機能が標準搭載されており、1つの管理画面で複数のブランドショップを統合し一元管理を行うことが可能です。

w2Commerce Value5は、稼働率99.97%の実績を持っており、セール時にアクセス集中することがあってもサーバーダウンすることはありません。

拡張機能

w2Commerce Value5は、業界一のシステム拡張性を誇り、カスタマイズモデルへシームレスな切り替えが可能となっています。

口コミ

w2Commerce Value5の掲載可能な口コミはありませんでした。

ホームページhttps://www.w2solution.co.jp

e-shopsカートS

特徴

e-shopsカートSは、売上手数料0円を掲げるASPカートです。導入実績は、約10,000件以上となっており、本格的にECサイトを開設したいという方におすすめとなっています。

物販のECサイトの構築だけでなく、オンラインセミナーの決済及び申し込みに利用したり、テイクアウトの決済及び申し込みに利用したりと、様々な用途でECサイトを自由に構築することが可能です。

拡張機能

基本的に必要な機能は最初から搭載されていますが、e-shopsカートSの特徴として、独自製作した任意のページの指定いた箇所に「カゴに入れる」ボタンが自由に設置できるという利点があり、特にWordPress利用の場合に重宝されています。

口コミ
ホームページhttps://cart.e-shops.jp

FC2ショッピングカート

特徴

FC2ショッピングカートは、無料でも簡単にECサイトが開設できるASPカートです。新規登録をし、カートのデザインを決め、商品及び送料の登録をしたら販売開始できてしまうという初心者にもおすすめのサービスとなっています。

アプリでもECサイトが開設でき、さらに管理まで行えるため、パソコンが不得意な方やパソコンが手元にないという方でもスマートフォン等で簡単に運営が可能です。

拡張機能

無料プランだけでなく、有料のプロプラン1とプロプラン2があり、無料プランよりもさらに充実した機能でECサイトを運営できます。

サイトを好きなデザインにカスタマイズすることはもちろん、ショップの広告を非表示にしたり、メールマガジンを一括配信したりと、様々な機能が追加されるのでおすすめです。

口コミ
https://twitter.com/azuki_san/status/631068034082287617
ホームページhttps://cart.fc2.com

おちゃのこネット

特徴

おちゃのこネットは、低コストでECサイトが開設できるASPカートです。初期コストだけでなく、売上手数料は無料となっており、月額550円から始めることができます。

述べ90,000店舗に選ばれている実績のあるおちゃのこネット。デザインテンプレートも31種類用意されており、専門的な知識がなくともキレイなホームページを作成することが可能です。

拡張機能

おちゃのこネットには、有料の拡張機能がいくつか用意されています。「おちゃのこオフィスweb」では、管理画面内から帳票印刷や送り状CSV出力が可能です。

また、「おちゃのこカート離脱フォロー」では、買い物中のユーザーのカート離脱を自動的に識別し、最も効果の期待できる時間帯に自動的にメール配信を行うことができます。

口コミ
ホームページhttps://www.ocnk.net

cs.cart

特徴

cs-cartは、13年以上の歴史を持つロングセラーASPカートです。圧倒的な低コストで豊富な機能が利用可能となっており、保守性を維持しながら、自由にカスタマイズすることも可能です。

さらに他言語、多通貨対応の越境ECサイトの作成も可能かつ、管理画面が使いやすいという特徴を持っています。

拡張機能

cs-cartには70以上の拡張機能が搭載されており、必要なアドオンを有効化することでいつでもすぐに利用することが可能です。

特に人気のある拡張機能としては、Instagramとの連携やYouTube背景ドロップ、Googleタグマネージャー等となっています。

口コミ
ホームページhttps://cs-cart.jp

shopserve

特徴

shopserveは、24時間365日保守運転されているASPカートです。高速、安定、高セキュリティを謳っており、サーバー稼働率は99.7%を誇ります。

標準機能も多機能でありながら、他社システムや自社基幹システムとも連携がしやすい拡張機能が多数用意されているだけでなく、制作から運用まで無料で相談可能な専任アドバイザーがつくため、初心者でも安心してECサイトを開設することが可能です。

拡張機能

syopserveには、業界最多の100以上のAPIが存在しており、他社システムはもちろん、自社基幹システムとの連携がしやすい拡張機能が揃っています。

中でも、人気ランキング取得や商品レビューリスト取得、店舗商品カテゴリリスト取得等が人気です。

口コミ
ホームページhttps://sps.estore.jp

eShop-do

特徴

eShop-doは、セキュリティ対策に特化したASPカートです。サーバー付きのプランとカートのみのプランがあるので、状況に応じてプランを選択しましょう。

ECサイトを開設するために必要な機能は、標準装備されており、コストも比較的低コストとなっています。

拡張機能

拡張機能はありませんが、標準機能に必要な機能が全て搭載されているため安心です。

口コミ

eShop-doの掲載可能な口コミはありませんでした。

ホームページhttps://www.i-do.ne.jp/service/eshop/

marbleASP

特徴

marbleASPは、各出店希望者に合わせた最適な機能及び運用フローを提案してくれるASPカートです。自社開発でのECサイトや競合他社ASPカートの課題を克服し、低コスト、短納期、高拡張性を実現しています。

BtoB向けのECサイト開設実績も多数あり、クローズドサイトをはじめオープンサイト、顧客に合わせた商品ラインナップ及び価格変更機能等も充実しています。

拡張機能

marbleASPでは、コストを抑えて最新機能を追加することが可能です。各出店者からの要望や最新トレンドを取り込み、随時アップデートが実施されています。

個別のカスタマイズ要望に対応したのち、その要望を新機能として一括でアップデートされていくため、開発コストがかかりません。

口コミ

marbleASPの掲載可能な口コミはありませんでした。

ホームページhttps://marble-asp.jp/lp/top.aspx

楽楽カート

特徴

楽楽カートは、楽天市場に出店しているECサイト向けのASPカートです。楽天市場と自社ECサイトのW運営をしたいと考えている方におすすめです。

楽天市場(ECモール)で顧客を獲得し、自社サイトで顧客を育成するという流れをつくることで、さらなる利益向上を目指すことが可能です。

拡張機能

楽楽カートには、様々な拡張機能が揃っており、主な拡張機能としては、アップセル及びクロスセル機能や広告効果測定、LINEビジネスコネクト等が挙げられます。

拡張機能を活用することで、さらなる利益向上を期待することが可能です。

口コミ

楽楽カートの掲載可能な口コミはありませんでした。

ホームページhttps://raku2-cart.com

WISECART

特徴

WISECARTは、10年以上の実績を誇る老舗ASPカートです。競合他社よりも約5年ほど早くサービス提供を開始しており、ノウハウや経験が豊富となっています。

少ない人数でECサイトを管理することができる豊富な機能が数多く搭載されており、トラブルの際にも素早く丁寧にサポートを行ってくれます。

拡張機能

WISECARTには、標準機能として様々な機能が搭載されています。2022年1月31日をもって、サービス終了のため、拡張機能はありません。

口コミ
ホームページhttp://promotion.wisecart.ne.jp

定期通販(サブスクリプション)

カラーミーリピート

特徴

カラーミーリピートは、サブスクリプションを簡単にスタートすることができるASPカートです。登録からわずか10分でECサイトを開設可能で、さらにカード決済導入の待ち時間も発生しません。

また、既存のECサイトやブログに埋め込みを行うこともでき、スピーディーで汎用性が高いと定評があります。

拡張機能

カラーミーリピートには、様々な拡張機能が搭載されています。詳細は不明ですが、随時アップデートが実施されているそうです。

口コミ
ホームページhttps://colorme-repeat.jp

リピートPLUS

特徴

リピートPLUSは、サブスクリプションECサイトに特化したASPカートです。2020年度の日本マーケティングリサーチ機構のブランド名の調査によると、最も売上向上が期待できる通販カートNO.1及びセキュリティが強い通販カートシステム会社NO.1に選ばれています。

800を超えるサブスクリプションECサイトに必要な機能を搭載しているため、それぞれのECサイトに必要な機能が見つかります。

さらに、デザインのカスタマイズを自由に行うことができるため、ブランディングイメージを損なうことがありません。

拡張機能

リピートPLUSには、元々800を超える標準機能が搭載されており、高い拡張性を誇っています。

口コミ
ホームページhttps://www.w2solution.co.jp/Product/repeatplus_new.html

侍カート

特徴

侍カートは、サブスクリプションECサイトに特化したASPカートです。サーバー稼働率も高く、大規模な処理件数にも対応しています。

各種業務をオートメーション化することが可能なため、効率よくECサイトを運営することができ、売上目標達成のためのサポート体制も充実しているため、初めてサブスクリプションのECサイトを開設するという方にもおすすめのASPカートとなっています。

拡張機能

侍カートでは、ほぼ毎月アップデートが実施されているだけでなく、独自カスタマイズにも対応しています。

口コミ

侍カートの掲載可能な口コミはありませんでした。

ホームページhttps://marketing.f-i-d.jp/service02/

リピスト

特徴

リピストは、サブスクリプションECサイトに特化したASPカートです。カゴ落ちを防ぐための「フォーム一体型LP」機能が搭載されており、ユーザーの離脱率を防ぐことができると定評があります。

サブスクリプションに特化しているため、柔軟な定期サイクル設定や、回数別に特典を付ける同梱物設定等も手軽に管理することが可能です。

拡張機能

リピストでは、smartyテンプレートエンジンを採用しているため、機能の拡張及び表示のカスタマイズ性が優れています。

独自デザインを作成することが可能なため、ブランディングイメージを損なうこともありません。

口コミ
ホームページhttps://rpst.jp

サブスクストア

特徴

サブスクストアは、総合通販及びサブスクリプション通販カートシステムにおいて、市場シェアNO.1を誇る信頼と実績のあるASPカートです。

サブスクストアを導入した企業は、平均年商が年間で132%向上しているとのデータがあるだけでなく、商品管理から顧客管理、販売促進管理までクラウドシステムで一元管理できるという利点があります。

拡張機能

サブスクストアでは、常に最新技術や外部サービスとの連携ができるよう、日々アップデートが実施されています。

口コミ
ホームページhttps://subscription-store.com

ASPカート比較表

総合通販①

ASPカート名BASESTORESShopifyカラーミーショップらくうるカートMakeshopfuturureshopecforceaishipRクラフトカート
運営会社BASE株式会社ヘイ株式会社Shopify Japan 株式会社GMOペパボ株式会社ヤマト運輸株式会社GMOメイクショップ株式会社株式会社フューチャーショップ株式会社SUPER STUDIO株式会社ロックウェーブ株式会社クロフトクラフト
おすすめポイント無料で誰でも簡単にECサイトの開設が可能・無料の追加機能も豊富誰でもカンタにECサイトが開設でき、スタンダードプランでは販売手数料が業界最低基準14日間無料体験期間が設けられているため、使用感を確かめることが可能。世界で展開しているため、越境ECにも向いているサポート体制が充実しており、コストを抑えてECサイトを開設することが可能。無料体験プランで使用感を確かめることができる最初からあらゆる機能が搭載されているため、本格的にECサイトを開設したい人に向いているコストはかかるが、コスト以上の機能やサポートが期待でき、本格的なECサイトを解説したい人に向いている自由度が高く、こだわりのサイトを構築することが可能・集客のためのプロモーションが豊富・実店舗との連携が可能なためオムニチャネル可していきたい時に向いているBtoBのECサイトを開設したい企業向けのASPカート・別のASPカートからの移行プランも完備スマホユーザー向けのECサイトを開設したい方に向いている・スマホに最適なデザインや使用感を実現できる初期コスト、月額コストはかかるが、売上金に対しての従量課金製ではないため、利益を生み出しやすいシステム
プランなし・フリープラン
・スタンダードプラン
・ベーシックプラン・スタンダードプラン
・プレミアムプラン
・フリープラン
・レギュラープラン
・ラージプラン
・ライトプラン
・レギュラープラン
・アドバンスプラン
・プレミアムプラン
・MakeShopエンタープライズ
・Standardプラン
・Goldプラン
・スタンダードプラン
・エキスパートプラン
・移行プラン
・エントリープラン
・ベーシックプラン
・アドバンスプラン
・ライトプラン
・スタンダードプラン
・アドバンスプラン
最低契約期間なしなしなしなし1年間
※いつでも解除可能
プレミアムプラン:1ヶ月1ヶ月1年・月次契約の場合:6ヶ月間
・年次契約の場合:12ヶ月間
半年
デザインテンプレート数・無料:約11種類
・有料約50種類以上
無料:48種
※カスタマイズ可能
約100種類・フリープラン:〜5種
・レギュラープラン、 ラージプラン:〜10種
・ライトプラン:3種類
・レギュラープラン:10種類
・アドバンスプラン:30種類
不明不明不明不明不明
独自ドメイン取得○(無料)・スタンダードプラン:○(無料)○(有料)レギュラープラン、アドバンスプランのみ
初期コスト無料無料無料無料・ライトプラン:3,300円
・レギュラープラン:5,500円
・アドバンスプラン:11,000円
・プレミアムプラン:11,000円
・MakeShopエンタープライズ:110,000円
・Standardプラン:22,000円〜52,000円
・Goldプラン:52,000円
・スタンダードプラン:148,000円
・エキスパートプラン:248,000円
・移行プラン:見積もり
・エントリープラン:20,000円
・ベーシックプラン:30,000円〜70,000円
・アドバンスプラン:100,000円
59,800円
月額コスト無料・フリープラン:無料
・スタンダードプラン:2,178円
・ベーシックプラン:29$
・スタンダードプラン:79$
・プレミアムプラン:299$
・フリープラン:無料
・レギュラープラン:3,300円
・ラージプラン:7,945円
・ライトプラン:330円
・レギュラープラン:3,300円
・アドバンスプラン:14,300円
・プレミアムプラン:11,000円
・MakaShopエンタープライズ:55,000円
・Standardプラン:22,000円〜52,000円
・Goldプラン:81,000円
・スタンダードプラン:49,800円
・エキスパートプラン:99,800円
・移行プラン:99,800円
・エントリープラン:9,800円、16,800円
・ベーシックプラン:19,800円〜59,800円
・アドバンスプラン:89,800円
・ライトプラン:19,800円
・スタンダードプラン:46,800円
・アドバンスプラン:94,800円
その他手数料・1回の注文(商品売上+送料)×3%
・売上金振込手数料:一律250円
・売上金振込事務手数料:2万円未満:500円
・振込手数料:275円・事務手数料:入金金額が1万円未満の場合:275円
・スピードキャッシュ利用手数料(翌日振込手数料)フリープラン:3.5%スタンダードプラン:1.5%
振込手数料はほとんど無料・振込手数料:三井住友銀行3万円未満:160円、3万円以上250円
・その他金融機関:3万円未満500円、3万円以上700円
・PayPay銀行:一律50円
ライトプランのみ1回の注文ごとに1.1%なしなし不明・エントリープラン:1回の注文ごとに55円
・ベーシックプラン:1回の注文ごとに30円
・アドバンスプラン:1回の注文ごとに55円
コンビニ決済:請求書発行手数料140円〜
決済手数料1回の注文(商品売上+送料)×3.6%+40円・フリープラン:5%
・スタンダードプラン:3.6%
・ベーシックプラン:3.4%
・スタンダードプラン:3.3%
・プレミアムプラン:3.25%
・フリープラン:6.6%+30円
・レギュラープラン、ラージプラン:クレジットカード、後払い4%〜、コンビニ払い130円〜、代引き決済280円〜
・5%・プレミアムプラン:3.19%〜・MakeShopエンタープライズ:3.14%・Visa、Mastercard:3.2%
・JCB、AMEX、Dinners:3.5%
不明・3.2%〜3%〜5%
登録可能商品数無制限
※1日に登録できる最大商品数は1,000件
無制限無制限無制限・ライトプラン:10,000点
・レギュラープラン、アドバンスプラン:無制限
・プレミアムプラン:10,000点
・MakeShopエンタープライズ:50,000点
・Standardプラン:50〜10,000点
・Goldプラン:30,000点
不明・エントリープラン:100点まで、500点まで
・ベーシックプラン:1,000点まで〜30,000点まで
・アドバンスプラン:30,000点まで
・ライトプラン:100点
・スタンダードプラン:3,000点
・アドバンスプラン:無制限
クレジットカード
コンビニ払いフリープランは法人のみ
銀行振込
※設定が必要
×××
ネットバンキング×××××××××
代金引換×スタンダードプランのみ○
※設定が必要
レギュラープラン、ラージプランのみ××
後払いサービス
Pay-easy××××××××
PayPal×××××
キャリア決済×××
ID決済××××××××××
その他の決済方法Amazon Pay・楽天ペイ
・スタンダードプランのみAmazon Pay
・Amazon Pay
・楽天ペイ など
・フリープランの法人のみ、レギュラープラン、ラージプラン:Amazon Pay
・レギュラープラン、ラージプランのみ:楽天ペイ、LINE Pay、PayPay
クロネコペイ・Amazon pay
・PayPay
・楽天ペイ
・LINE Pay
・BtoBオンライン決済など
・Amazon pay
・PayPay
・楽天ペイ
・Apple Pay
・Amazon Pay
・LINE Pay など
・Amazon Pay
・PayPay
・d払い・楽天Pay
・Yahoo!ウォレット など
Amazon Pay など
主な拡張機能・Google商品連携、広告
・メールマガジン
・ページ追加 など
・動画埋め込み
・Instagram販売連携
・メールマガジン など
・回委員登録フォーマットの作成と申し込み管理機能
・商品画像拡大、ズーム機能・詐欺注文防止フィルター機能 など
・Instagramショッピング連携
・カラーミーWPオプション
・インフルエンサーマーケティングツール など
最初から一つにまとまっていて好きなものを選択可能・ストレージPLUS
・メール配信プラス
・予約販売機能 など
・FS_Extention など・CS機能
・離脱防止ポップアップ
・SPIサービス開放 など
・独自のEC機能追加・独自の期間システムとの連携
・外部ツールや個別システムとの連携 など
元々の標準機能をカスタマイズすることが可能
サポート・お問い合わせフォーム(メール):平日10時〜19時
・チャット:平日13時〜18時
・webフォーム:24時間無料
・電話:平日10時〜18時
・セミナー
・webセミナー
・日本語のメールサポート
・SNSサポート
・メール
・電話
・制作代行窓口
・セミナー
・お問合せフォーム・電話:平日9時〜17時・電話
・メール
・質問掲示板
・デザイン質問掲示板
・無料セミナー
・開店マニュアル など
・電話
・メール
・フューチャーショップアカデミー
・future shop説明会 など
・サポートサイト
・FAQサイト
・メール
・電話
・オンライン動画 など
・電話
・メール
・オンラインマニュアル
・無料セミナー
・勉強会
・個別相談会など
・FAQ
・有料スタートアップ応援パック など
導入店舗数約160万店舗約80万店舗約170万店舗※世界約4万店舗不明約1万店舗以上不明不明約2,000店舗以上不明

総合通販②

ASPカート名w2Commerce Value5e-shopsカートSFC2ショッピングカートおちゃのこネットcs.cartshopserveeShop-domarbleASP楽楽カートWISECART
運営会社w2ソリューション株式会社株式会社ハンズFC2,Inc.おちゃのこネット株式会社株式会社リソース・シェアリング株式会社Eストアーアイ・ドゥコミュニケーションズ株式会社株式会社イード株式会社ECサイト支援室株式会社ストアテック
おすすめポイント・カスタマイズが可能なため、中長期的な事業戦略に拡張対応が可能
・大手企業水準のセキュリティ対策が必要な場合にも向いている
・本格的なECサイトを開設したいけどコストを抑えたい方に向いている
・売上手数料0円
・無料プランであれば誰も気軽にECサイトを開設可能
・アプリでも手軽にECサイトを作成及び管理可能
・低コストでECサイトが解説でき、売上手数料は0円という手軽さ
・コスト面では業界最安クラス
・コストを抑えてECサイト開設をしたい方に向いている
他言語対応、多通貨対応、海外決済会社対応のため、越境ECサイトを開設したい方に向いている・多機能かつ、サーバー稼働率99.99%の安定性を誇る
・制作から運用まで無料相談が可能な専任担当者がつくため初めてECサイトを開設する方に向いている
セキュリティ対策に特化しており、サーバー付きプラントカートのみプランから選択可能・自社開発ECサイトや競合他社ASPカートの課題を克服し、低コスト、短納期、高拡張性を実現している
・各出店希望者に最適な機能と運用フローまでの提案をしてくれる
・楽天市場でECサイトを運営中の方に向いている。
・楽天市場と自社ECサイトのW運営をサポート
・多機能でありながら、低コストで利用可能
・ASPカートとしては老舗。
・小規模から大規模まで様々なECサイトに対応
プラン・w2Commerce Value5
・w2Commerce Enterprise
・スタンダードプラン
・ビジネスプラン
・エキスパートプラン
・無料プラン
・プロプラン1
・プロプラン2
・ライトプラン
・ベーシックプラン
・アドバンスプラン
・スタンダードプラン
・プレミアムプラン
・マーケットプレイスプラン
・プライムプラン
・プレミアムプラン
・ベーシックプラン
・サーバー付きプラン Type-S SHOP Entry
・サーバー付きプランType-S SHOP Standard
・カートのみSHOP Type-A
・iPhone専用サイトECプラン
・パソコン、携帯サイト対応プラン
・iPadアプリ対応ECプラン
・カタログプラン
なし・エントリープラン
・スタンダードプラン
・アドバンスプラン
最低契約期間不明半年または1年1ヶ月1ヶ月6ヶ月6ヶ月1年不明6ヶ月6ヶ月
デザインテンプレート数不明不明不明31種類不明不明不明不明不明不明
独自ドメイン取得プロプラン1とプロプラン2のみ○ベーシックプラントアドバンスプランのみ○不明不明×
初期コスト・w2Commerce Value5:3,000,000円
・w2Commerce Enterprise:3,000,000円+開発関連費
・スタンダードプラン:10,000円
・ビジネスプラン:10,000円
・エキスパートプラン:10,000円
・無料プラン:無料
・プロプラン1:2,500円
・プロプラン2:10,000円
無料5,500円15,000円・サーバー付きプラン Type-S SHOP Entry、カートのみ SHOP Type-A:5,000円
・サーバー付きプラン Type-S SHOP Standard:9,000円
・iPhone専用サイトECプラン:100,000円〜
・パソコン、携帯サイト対応プラン、iPadアプリ対応ECプラン:200,000円〜
・カタログプラン:100,000円〜
50,000円・エントリープラン:20,000円〜
・スタンダードプラン、アドバンスプラン:20,000円〜
月額コスト・w2Commerce Value5:150,000円
・w2Commerce Enterprise:150,000円+カスタマイズ保守費
・スタンダードプラン:3,500円
・ビジネスプラン:4,900円
・エキスパートプラン:7,900円
・無料プラン:無料
・プロプラン1:750円
・プロプラン2:6,600円
・ライトプラン:550円
・ベーシックプラン:3,300円
・アドバンスプラン:11,000円
・スタンダードプラン:14,800円
・プレミアムプラン:24,800円
・マーケットプレイスプラン:34,800円
・プライムプラン:22,000円
・プレミアムプラン:46,800円
・ベーシックプラン:16,500円
・サーバー付きプラン Type-S:3,241円
・サーバー付きプラン Type-S SHOP Standard:50,926円
・カートのみ SHOP Type-A:35,469円
・iPhone専用サイトECプラン:50,000円〜
・パソコン、携帯サイト対応プラン:158,000円〜
・iPadアプリ対応ECプラン:188,000円
・カタログプラン:50,000円〜
19,800円・エントリープラン:5,000円〜
・スタンダードプラン:10,000円〜
・アドバンスプラン:30,000円〜
その他の手数料不明なしなしなし不明不明なし不明不明振込手数料:3.28%
決済手数料不明・クレジットカード:3.25%〜6%・コンビニ決済は契約会社による
・後払い:1.9%+30〜5%+205円
・クレジットカード:3.6%〜・クレジットカード:4%〜
・代金引換:280円〜
・コンビニ払い:130円〜 など
3.6%3.675%クレジットカード決済手数料:3.75%不明不明クレジットカード決済3.4%+30円なし
登録可能商品数不明・スタンダードプラン:5,000点
・ビジネスプラン:15,000点
・エキスパート:30,000点
無制限・ライトプラン:100点
・ベーシックプラン:5,000点
・アドバンスプラン:50,000点
無制限3,000点・サーバー付きプラン Type-S SHOP Entry:1,000点
・サーバー付きプランType-S SHOP Standard、カートのみ SHOP Type-A:4,000点
不明10,000点・エントリープラン:30点
・スタンダードプラン:500点
・アドバンスプラン:3,000点
クレジットカード不明
コンビニ払い不明
銀行振込××不明
ネットバンキング×××不明×
代金引換××不明
後払いサービス××
Pay-easy××××××
PayPal××不明×
キャリア決済×××××
ID決済×××××××××
その他の決済方法・Amazon Pay
・楽天ペイ
・LINE Pay
・paidy
・PayPay
・楽天ペイなど
なし・ウェブマネー
・BitCash
・電子マネーちょコム
など
・Amazon Pay
・PayPay など
・PayPay
・楽天ペイ
・ビットコイン決済
・Amazon Pay など
・Amazon Pay
・楽天ペイ など
・モバイルEdy
・モバイルSuica など
・楽天ペイ
・Amazon Pay など
・店頭払い など
主な拡張機能元々の標準機能をカスタマイズすることが可能・ブログ対応(wordPress等) など※プロプランのみ:レコメンド機能
・国際発送対応
・コンバージョンタグ など
・おちゃのこオフィスweb
・おちゃのこカート離脱フォロー など
・LINE Notifi
・出荷予定表示
・言語と商品の関連付け など
・商品レビュー情報取得
・商品カテゴリリスト取得
・商品記法情報取得 など
元々の標準機能が充実している詳細は不明
※各出店者の要望を聞き随時アップデートされている
・LINE連携
・メール、ステップメールをLINE配信 など
元々の標準機能が充実
サポート不明・電話
・メール
・FAQ
・マニュアル
・Q&A
・マニュアル
・お問い合わせフォーム
・よくある質問
・webマニュアル など
・サポートセンター・FAQ
・電話:平日10時〜18時
・メール
・お問い合わせフォーム
・電話
・定期デモ
・お悩み相談会
・メール
・電話:平日10時〜18時
不明・メール
・電話:平日9時〜12時、13時〜16時
・FAQ など
約400店舗以上約1万店舗以上不明約9万店舗以上約35,000店舗以上約12,000店舗不明約600店舗以上不明約8,000店舗以上

定期通販(サブスクリプション)

ASP カート名カラーミーリピートリピートPLUS侍カートリピストサブスクストア
運営会社GMOペパボ株式会社w2ソリューション株式会社株式会社FID株式会社PRECSテモナ株式会社
おすすめポイント販売開始まで無料なため、サブスクリプションECサイトの初心者及び手軽に開設したい方に向いているサブスクリプションECサイトに必要な機能が800以上も搭載されているため、本格的なサブスクリプションECサイトを開設したい方に向いているサブスクリプションに必要な機能が揃っており、バックヤードサポート機能がにより、作業効率化を図ることが可能・カゴ落ちを防ぐために1ページでユーザー情報入力が完結できる
・柔軟なコース設定が可能
・サポート体制が整っているため、サブスクリプションECサイトを初めて開設する方に向いている
・サブスクリプションネット通販において、販売、顧客、入金、在庫管理及び販売促進を一元管理可能なクラウド型システム
・市場シェアNO.1を誇り信頼と実績のあるASPカートでECサイトを開設したい方に向いている
プランなし不明・ASPプラン
・カスタマイズプラン
・フルスクラッチプラン
・ライトプラン
・スタンダードプラン
・プレミアムプラン
・エキスパートプラン
・スタンダードプラン
・プレミアム
・エキスパート
最低契約期間3ヶ月なし1年なし6ヶ月
デザインテンプレート数不明不明不明不明不明
独自ドメイン取得×不明
初期コスト無料10,780円〜・ASPプラン:100,000円
・カスタマイズプラン:150,000円
・フルスクラッチプラン:1,000,000円
・ライトプラン:29,800円
・スタンダードプラン:69,800円
・プレミアムプラン:98,000円
・エキスパートプラン:398,000円
・スタンダードプラン:69,800円
・プレミアムプラン:99,800円
・エキスパートプラン:要相談
月額コスト10,780円10,780円〜・ASPプラン:70,000円
・カスタマイズプラン:120,000円
・フルスクラッチプラン:300,000円
・ライトプラン:14,800円
・スタンダードプラン:39,800円
・プレミアムプラン:69,800円
・エキスパートプラン:148,000円〜
・スタンダードプラン:49,800円
・プレミアムプラン:79,800円
・エキスパートプラン:要相談
その他手数料なし不明不明・ライトプラン:1受注あたり35円
・スタンダードプラン:1受注あたり20円
・プレミアムプラン:1受注あたり15円
・エキスパートプラン:1受注あたり10円
不明
決済手数料クレジットカード決済手数料:3.4%+30円※決済代行会社との個別契約になるため変動あり不明不明クレジットカード決済手数料:3.2%〜3.6%
※プランにより変動あり
不明
登録可能商品数不明無制限不明・ライトプラン:20点
・スタンダードプラン:30点
・プレミアムプラン:50点
・エキスパートプラン:無制限
不明
クレジットカード
コンビニ払い××
銀行振込×××
ネットバンキング×××××
代金引換×××
後払いサービス
Pay-easy××××
PayPal×××
キャリア決済××
ID決済×××××
その他の決済方法×・Amazon Pay
・楽天ペイ
・LINE Pay
Amazon Pay などAmazon Pay などAmazon Pay など
主な拡張機能不明
※随時アップデートされている
不明標準機能548に対し随時アップデートされているsmartyテンプレートエンジンにより、機能拡張及び表示のカスタマイズが可能e-LINKとの連携 など
サポート・FAQ
・お問い合わせフォーム
・カスタマーサクセスチームによるサポート
・電話:平日10時〜19時
・オンラインマニュアル
・メール
・電話 など
・電話:平日10時〜18時
・メール:平日10時〜18時
・ヘルプセンター
・電話:平日10時〜12時、13時〜17時
・メール
導入店舗数不明不明約600店舗以上約1,200店舗以上約1,400店舗以上

まとめ

本記事では今話題のASPカートについて徹底調査を行い、比較及び解説を致しました。様々なASPカートが存在していますが、目的及び目標をきちんと定め、必要な機能等が実装されているASPカートを選択し、理想とするECサイトを開設、運営していきましょう。

【DAO(分散型自律組織)完全ガイド】DAOの仕組みから利用の仕方、おすすめのDAOや将来性についても徹底解説!

NFTだけでなく、呼応するようにDAOというワードを目にする機会が徐々に増えてきました。NFTとも深い関係性を持つDAOについて知識を身につけることで、DAOに参加し、NFTを購入したり売却したりすることも可能です。

本記事では、DAOについて、基本的な仕組みから利用方法、おすすめのDAOや将来性について等徹底解説致します。

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DAOとは

DAOとは、英語で「Decentralized Autonomous Organization」と表記し、日本語訳では「分散型自律組織」と称されます。

個人及び組織に支配されることなく、さらに管理者的な存在もなく、政府等にも支配されることのない、コンピューター及びネットワーク、ノードによって自動化及び分散化が実現された組織のことを指します。

個々のDAOのルール及びガバナンスに関しては、ブロックチェーン上のSmart contractにコード化されているため、DAOの参加者による投票が行われない限り変更することは不可能です。

さらにDAOには、参加者の承認なくアクセスできない資金が存在しています。あらゆる意思決定は、指定された期間において投票された提案が必要です。

DAOの種類

DAOには、非常に広い意味があります。例えば180°異なる性質を持つ組織があったとしてもどちらもDAOであることがあるので注意が必要です。

本項目では、代表的なDAOの種類についてご紹介していきます。

Pleasr DAO

あらゆるNFTを収集することで、他の資産に投資を行っています。

HerStory DAO

黒人女性やノンバイナリーなどのアーティストによるプロジェクトに資金を提供しています。

Komorebi Collective DAO

女性やノンバイナリーのNFT作成者に資金を提供しています。

Friends with Benefits DAO

入会金が必要な排他的な組織のことです。

Meta Cartel Venture DAO

初期段階及びこれから発展が見込まれる分散型アプリケーションに投資をしています。

DAOの特徴

DAOには大きく3つの特徴があります。

本項目では、それぞれの特徴について詳細を解説致します。

管理者不在

DAOには、組織を束ねる管理者は存在しません。さらに、外部からの介入を受けることなく自動的かつ自律的に業務を遂行することが可能です。

基本的な意思決定を自動化されたシステム及びクラウドソースに委ねることで、人間が起こすトラブル(資金の操作及び不正等)を防ぐことができます。

初期ルールはあるにせよ、参加者が柔軟な発想で意思決定を行うことができるため、全員で成長させていくことになります。

オープンソース

DAOは非常に開かれており、透明性が高い上、その存在が消えることはありません。内部での全ての取引はブロックチェーンに記録及び維持されるため、責任も分散化され自律的な組織とみなされているのです。

参加条件はDAOトークンの保有

DAOは、インターネット環境さえ整っていれば、DAOトークンを購入及び保有することが可能であるため、誰でも参加することが可能と言えます。

さらにDAOを設立することも視野に入れても良いでしょう。

DAOの仕組み

DAOの仕組みを理解することで、DAOに参加した際にも戸惑うことが少なくなります。本項目では、DAOの仕組みについて詳細を解説致します。

ルールを定義する

DAOを構築するために、一番最初に行うべきことはルールを確立し、定義を行うことです。定義されたルールは、Smart contractに書き込まれ誰にでも閲覧できるように保存されます。

Smart contractは一度書き込まれると誰にも変更をかけることができません。そのため唯一無二、不変的なものとなるため、ルールが持つ力は絶大となります。

他にも特定の条件下でのみ、特定のタスクが実行されるようなプログラムを組み込むことも可能です。

資金調達

次に行われるのが、Smart contractで定義されたDAOの資金調達です。資金調達時には、Governance tokenが発行されます。DAOの誰でも確認できる定義に共感した投資家等がGovernance tokenを購入することになります。

Governance tokenを購入した投資家は、DAO内で提起された問題に対しての投票権をはじめとした権利や特権を獲得することが可能です。しかし、当たり前のことではありますが、DAOによってルールが異なるため、特にGovernance token最低保有量等のルールに関してはきちんと確認を怠らないようにしましょう。

DAOの運営

投資家達にGovernance tokenが供給されることによって、それぞれのGovernance tokenの保有量に基づき、意思決定されていくことになります。この時点で、DAO参加者の過半数の投票及び同意のシステムによる規制が開始されることから、外部からの圧力及びコントロール等の影響を全く受けることなく、完全に独立した組織となるのです。

DAOにおいては、投票等はブロックチェーン上で何らかの形の取引で表され、各メンバーは名前ではなく、アドレスで表されます。

アドレスに関しては、人間であるとは限らず、ロボットやIOTデバイス、あるいは他のDAOが所有しているものの可能性があることから、匿名性が高い性質を持ちます。

DAOの利用の仕方

前述したとおり、DAOに参加し、投票権等の特権を得るためには、DAO毎に供給されるGovernance tokenを購入及び取得する必要があります。

数多くの様々な特性をもったDAOが存在しますが、未だ国内取引所には上場していないGovernance tokenも多数あるため、そういったGovernance tokenを購入したいと考える際には、国内取引所から海外取引所あるいはMetaMaskを介して購入する必要があります。

本項目では、Governance tokenを購入する方法について、簡単に解説致します。

国内取引所で口座開設をし通貨を購入

国内取引所に口座を開設する際には、様々な仮想通貨アプリがあるのでお好みのものを利用しましょう。

中でも人気が高い仮想通貨アプリとしては「コインチェック」が挙げられます。

操作はシンプルで「会員登録」から進み、画面の誘導通りに必要情報を入力した後、本人確認と日本円の入金を行います。そして任意の仮想通貨を購入しましょう。

様々な仮想通貨が存在しますが、Meta Mask及び海外取引所に送金を行う際、手数料がかかるため、送金手数料が安い仮想通貨がおすすめです。

海外取引所及びMetaMaskに送金

仮想通貨を購入することができ次第、海外取引所及びMeta Maskに送金を行います。海外取引所に送金を行うためには、国内取引所と同様、口座を開設することが必要です。

海外取引所によって操作は変わってきますが、仮想通貨によって入金アドレスが存在するため、きちんと自分が所持していて送金を行う仮想通貨を選択するようにしましょう。

送金した通貨を用いてGovernance tokenを購入

海外取引所及びMeta Maskに送金した仮想通貨を用い、実際に参加をしたいと思うDAOのGovernance tokenを購入します。

前述したとおり、Governance tokenを購入した時点でそのDAOの参加者となります。

DAOのメリット

DAOのメリットとしては、次の5つが挙げられます。

  • 透明性がある
  • 公平性がある
  • 効率的である
  • Smart contractで公開されている
  • 自動化されているため時間や人件費が省かれる

上記のように特徴=メリットと言うことができるでしょう。

DAOのデメリット

DAOのデメリットとしては、次の3つが挙げられます。

  • 技術的な課題
  • 法的な課題
  • ハッキングなどのトラブル(脆弱性)

まだ仕組みができて日が浅いことから解決すべき課題が数多く存在します。

おすすめのDAO

DAOには様々な種類がありますが、中でもおすすめのDAOについてご紹介致します。

ビットコイン

仮想通貨に慣れ親しみがない方でも1度は耳にしたことがあるであろうビットコインは、DAOを一番最初に成功させ、なおかつ現在まで維持されている組織です。

ビットコインの大きな特徴は、まさしくDAOと同様に中央組織に支配されることなく、さらにブロックチェーンプロトコルに関しては、ビットコインにリンクしたインセンティブのネットワークに基づいていることです。

ビットコインはまさにプログラムが自立しており、なおかつ分散化を確立した暗号資産であると言えます。

MakerDAO

イーサリアムブロックチェーン上に2014年に設立されたMakerDAOは、Defi(分散型金融)の基礎を築いたと言われています。

MakerDAOは、金銭の貸借の管理を行うSmart contractサービス及び2種類の仮想通貨、また、ステーブルコインであるDAIとGovernance tokenであるMKRで構成されているという特徴を持ち、分散型取引所で広く取引されています。

Governance tokenであるMKRを取得することで、プロトコルの将来に関する投票権を得ることができる点が大きな特徴と言えます。

PleasrDAO

PleasrDAOは、NFTを収集しているDAOとしてその名を轟かせています。様々なNFTを収集している中でも特に有名な事例としては、エドワード・スノーデン氏がNFTマーケットプレイスの一つであるFoundationで販売した「Snowden NFT」の購入が挙げられます。

Snowden NFTの購入は、オークション形式で行われ、最終的な落札額は2,224ETH(日本円にしておよそ5,980万円)でした。

PleasrDAOの参加者には、次のような業界の著名人が名を連ねています。

  • ブロックチェーン分野に投資をしているMechanism CapitalmのAndrew Kang氏
  • Compound及びCompoundプロトコルの創業者Robert Leshner氏
  • Aave及びAaveプロトコルのStani Kulechov氏

NFTの収集に興味がある方におすすめのDAOです。

Decentraland

Decentralandは、アバターを介することで、独自の仮想空間内で様々なゲーム及び経済活動等を楽しむことができるDAOのプラットフォームのことです。参加者は、「MANA」と称されるトークンを用い、仮想空間内の土地にあたるLANDを購入及び売却することが可能となっています。

LANDには、自由に任意の建物や施設を建設することができます。中でも面白いのは、建設した施設でNFTアートを展示及び販売することが可能である点です。他にも入場料やチケット代金を徴収する機能などを搭載することができるので、収益化を図ることができます。

DAOは合法なのか

DAOは、何かトラブルが発生した時には、誰が責任を負うのかということを定義することが困難であることから、法的に認められていませんでしたが、アメリカ合衆国のワイオミング州が、2021年7月1日にDAOを有限会社の一つの形態として認めたことで大きな話題となりました。

ワイオミング州が定めた主な内容は次の通りです。

  • 所有者の有限責任があること
  • 他の法人形態よりも柔軟な経営体制であること
  • DAOに固有のデフォルトの役割があること
  • DAOが参加者管理またはアルゴリズム管理として機能することを許可
  • Smart contractをDAO参加者の権利を管理するための主要な文書として認識
  • DAOの参加者の役割及び責任を定義すること

この法案はあくまでワイオミング州を拠点とするDAOを保護することになりますが、アメリカ合衆国連邦政府及び世界における他の政府はDAOを認めていないため、完全に保護されることはないということを覚えておきましょう。

DAOの課題

DAOには様々な特徴やメリットがある一方で、DAO特有の課題があります。例えば、一度Smart contractに書き込んだルール等に関しては、変更が容易ではありません。一方でSmart contractやプログラム全般において、脆弱性の隙をつき様々なハッキングの事例も起こっています。

また、Smart contractは、世界中に分散したノード上で実行されることから、あらゆる国及び地域において異なっている法律により問題が起きてしまう可能性もあります。ビットコインをはじめとする仮想通貨に関する規制は国及び地域毎に異なることから、場合によっては賭博罪に抵触してしまうこともあるのです。

DAOの将来性

2021年、NFT市場が大きな注目を浴び、DAOの存在も認知されるようになってきましたd。特にDecentralandは、人気NFTゲーム「Axie Infinity」と連携し、さらにAxie Infinity内においては、世界的オークション会社「サザビーズ」がバーチャルギャラリーを解説したことで、DAOの参加者を募るためのエコシステムが構築されてきています。

また、アソビシステム株式会社は、DecentralandのLANDを入手し、仮想空間内での文化都市「メタトーキョー」を始動しました。これは世界初の試みであり、メタバースを活用した新しいエンタメ及びカルチャーの配信に注目が集まっています。

DAOは、仮想通貨を用いることから若者には特に馴染みにくいと言われていますが、若者の間でカリスマ的な存在であるタレントがDecentralandで活躍することで、DAOが浸透及び普及していくと予想されています。

まとめ

本記事では、仮想通貨DAOについて、基本的な仕組みから利用方法、おすすめのDAOや将来性について等徹底解説致しました。

DAOについて全く知らなかったという人も、この記事を読み少しは理解することができたのではないでしょうか。DAOは新しい組織であるため、今後もバージョンアップしていくでしょう。

早く参加しておくことで、様々な利益を得ることに繋がるかもしれません。今後もDAOに関する最新情報を日々チェックし、自分にとって最適なDAOに参加してみてはいかがでしょうか。

【システム開発における人月とは?】人月を用いた計算方法や人月による見積もりのポイントを徹底解説!

システム開発において、見積もりはとても重要です。見積もりの精度が低すぎると、プロジェクトの納期が延びたり、コストが予定以上にかかってしまったり等、さまざまな弊害があります。

本記事では、システム開発における人月について正しく認識し、精度の高い見積もりを算出することができるよう、人月を用いた計算方法や人月による見積もりのポイント等を解説致します。

人月の意味

人月(man month)とは「にんげつ」と読み、workload(工数)である作業量を表す単位のことで、1人が1ヶ月間作業した場合の作業量を1とする考え方です。

システム開発においては、納期及び予算の見積もり(estimate)を出す際に用いられます。例えば「5人月」であれば、5人が1ヶ月間作業するということになります。

人日の意味

人日(man day)とは「にんにち」と読み、人月と同様工数である作業量を表す単位のことで、充てがう作業が1人で行う場合何日必要かということを示します。例えば「9人日」なら、1で9日かかるということを意味します。

人時間の意味

人時間(man hour)とは「にんじかん」と読み、人月及び人日同様工数である作業量を表す単位のことで、充てがう作業が1人で行う場合何時間必要かということを示します。例えば「4人時間」であれば、1人で作業すると4時間かかる作業であるということを意味します。

人月単価とは?

人月単価とは、1人が1ヶ月作業する場合のコストのことです。システム開発において、ベンダーが発注者に対して請求する金額の算定の際用いられます。具体的には「人月単価150万円」であれば、1人が1ヶ月作業する際に、発注者がベンダーに支払う金額が150万円ということになります。

人月単価は、一律ではなくスキルや経験等によって変動します。経験の長いベテランのSEと新人SEの間には、大きな差が出ることも少なくありません。

人月単価は何によって決定するのか?

人月単価は、個々のスキルや経験値だけでなく、ベンダーの規模、発注の時期、プロジェクトの場所等にも大きく影響を受け変動します。

個々のスキルが高ければ、短期間で発注者の要望に応えることができるので、その分人月単価も高くなります。

また、ベンダーの規模が大きくなると、独自の製品を強みとしていることが多く、独自の製品を発注者に導入する場合、その製品に特化したスキルを持った人材が担当するため、その分人月単価が高くなるということにも繋がります。

さらに、最低賃金や土地の値段と同様、都心と地方では人月単価に大きな差が生じます。

適正な人月単価とは?

システム開発において、ベンダーが見積もり(estimate)を出す場合、それぞれの人月単価ではなく、一律の人月単価で概算を出すことが多々見受けられます。

よくあるパターンとしては、日本のSEの平均人月単価である約100万円が用いられます。しかし、このパターンでは適切な人月単価は算出できません。

概算で見積もり(estimate)を算出したとしても、実際の発注の際には正しい人月単価で計算するべきです。平均値は100万円であっても、新人SEであれば人月単価が60万円、逆にベテランSEであれば人月単価が130万円ということも大いにあり得るのです。

ベンダーとしては、きちんと人月単価を算出しなければ、プロジェクトが進行してから予算が足りないということになりかねませんし、逆に発注者側はベンダーに必要以上の人月単価を支払ってしまう可能性もあります。お互いのためにもきちんと事前にすり合わせを行っておくことが大切です。

工数の意味

工数(workload)とは、作業を完了するために必要な作業量を表します。

工数の単位は、時間によって変動します。大抵の場合、前述した、人月、人日等の単位を用います。

工数を扱う際の注意点

工数を扱う際には、様々な点に注意しなければなりません。本項目では、下記2点の注意点について解説致します。

  • 人によってスキルや得意な分野が違うということを認識しておく
  • 工数は必ず現場で作業する人とセットで考える

人によってスキルや得意な分野が違うことを認識しておく

前述したとおり、同じSEでもスキルや得意な分野が違うため、同じ人月単価で計算してはいけません。ベテランだからといって、生産性が高いかどうかはプロジェクト内容によっても異なります。

見積もり(estimate)の段階では、概算で工数を計算したとしても、実際にプロジェクトメンバーが決定した段階で、改めて工数計算を行うことが大切です。

工数は必ず現場で作業する人とセットで考える

プロジェクトの作業量を概算で数字で表す工数は、ベンダー及び発注者の間で金額のすり合わせを行う際にとても重要な指標となります。

必ずプロジェクトメンバーの任務遂行能力も視野に入れた上で工数管理を行いましょう。

人月を用いた工数の計算方法

工数は下記の式で表すことができます。

工数=作業時間×作業人数

例えば、ある作業を5人で完了するのに7ヶ月かかったというような場合には、ある作業の工数は「7ヶ月×5人=35人月」ということになります。

もし、全員の生産能力を一定とした場合の「35人月」であれば、ある作業を1ヶ月で完了させるために35人必要であるというように解釈することもできます。逆にある作業を1人で完了するためには35ヶ月かかるというように解釈する場合もあります。

人月による見積もり時の問題点

人月による見積もり(estimate)を行う際には、次の問題点を認識しておくことが大切です。

  • 経験が少なければ日数を算出しにくい
  • SEそれぞれのレベルが違うため、基準値を出しにくい
  • 1ヶ月の定義が不明確な場合がある(例:30日または20日)

本項目では、上記3点の問題点について解説致します。

経験が少なければ、日数を算出しにくい

ベンダー側でprojectの見積もり(estimate)を算出する担当者の経験が浅ければ浅いほど、より正確な見積もり(estimate)を算出することは困難であると言えます。

仮に見積もり(estimate)を作成できたとしても、実際にprojectが進行していくと、見積もり(estimate)よりも長く日数がかかってしまうことも想定されます。

精度の高い見積もり(estimate)を算出するために、経験の長い担当者が算出するようにしましょう。

SEそれぞれのレベルが違うため、基準値を出しにくい

本記事で何度も述べているように、SEそれぞれのレベルが違うことで見積もり(estimate)はとても算出しにくいと言えます。

プロジェクトメンバーに同レベルのSEのみが構成されている場合と、バラバラのレベルのSEが構成されている場合とでは、考え方も変わってくるため注意が必要です。

1ヶ月の定義が不明確な場合がある(例:30日または20日)

人月における1ヶ月の定義が各ベンダー及び発注者によって明確に定義されていなかったり、双方において1ヶ月の定義が30日または20日とズレてしまっている場合があります。

そのため、ベンダーは見積もり(estimate)時に人月の1ヶ月の定義日数を示し、発注者との間ですり合わせを行う必要があります。

人月による正確な見積もりのポイント

人月による正確な見積もり(estimate)を行うために重要なポイントは、コスト及び納期に余裕を持った見積もり(estimate)を算出することです。

ただし、見積もり(estimate)段階では発注者側は複数のベンダーで相見積もり(estimate)をとっていることが多く、コスト及び納期によって受注するベンダーを決めるため、他社にコスト面及び納期の日数で劣っていると受注できないという側面もあります。

そういう時には、ベンダーは発注者に対し、徹底的にヒアリングを実施することが有効であると言えます。

見積もり(estimate)の段階では、発注者側においても最終的に求めているシステムのイメージを明確にできていないことが多いため、ベンダー側の経験豊富なSEが詳細なヒアリングを行うことで、精度の高い見積もり(estimate)を算出することが可能です。

ヒアリングの際には、納期や金額を口頭で質問されたとしても即答しないということが大切です。一旦持ち帰ってから、より正確な回答を行うことを心がけましょう。

IT関連の見積もりでよく使う英語

ここではIT関連の見積もり(estimate)でよく使われる英語について、ご紹介します。覚えておくことで、スムーズに見積もり(estimate)を算出することができるでしょう。

英語日本語訳意味
man month人月工数である作業量を表す単位のことで、1人が1ヶ月間作業した場合の作業量を1とする考え方
man day人日作業量を表す単位のことで、充てがう作業が1人で行う場合何日必要かということ
man hour人時間充てがう作業が1人で行う場合何時間必要かということ
・man hour
・workload
工数作業を完了するために必要な作業量を表す指標のこと
estimate見積もりプロジェクトのコストや納期の概算を算出すること

まとめ

本記事では、システム開発における人月について正しく認識し、人月を用いた計算方法や人月による見積もりのポイント等を解説致しました。

より精度の高い見積もりを算出するには、知識だけでなく、豊富な経験も必要となります。経験が浅い担当者が見積もりを算出する際には、経験豊富なベテランにアドバイスをもらいながら算出する等して、経験を積んでいくことが大切です。

精度の高い見積もりを算出することができるようになれば、発注者との認識のズレが生じることも少なくなります。ベンダーは発注者との信頼関係を築き上げるためにも、詳細なヒアリングを実施し、実際の作業とズレの少ない見積もりを算出するようにしましょう。

【システム開発が失敗する原因11選】システム開発を成功させるポイントについても徹底解説!

日本のシステム開発の分野の技術は右肩上がりに向上している中、システム開発が失敗してしまうことは少なくありません。本記事では、システム開発が失敗してしまう原因をはじめ、システム開発を成功させるためのポイントについて、徹底解説致します。

システム開発の失敗確率

日経ビジネスによると、2003年9月に実施された調査では、新システム開発プロジェクトチームの成功率は約27%に対し、約15年後の2018年1月の調査では、成功率は約53%に上がっています。約15年の間で、日本のシステム開発技術は格段に向上していることがわかります。しかし一方で、未だ約半数のシステム開発は失敗していることになります。

参照元:日経ビジネス(https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/100753/030700005/)

システム開発の失敗とは?

システム開発における「失敗」の明確な定義は存在していません。しかし実際には、システム開発の失敗と言われる事象が発生しているというのが事実です。本項目では、システム開発の失敗と言われる5つの例について、詳細を解説致します。

納期の見積もりが甘く完成の見通しが立たない

ベンダー側において、クライアントの要望を汲み取った上で納期を決定しますが、納期の見積もりが甘い場合、完成の見通しが立たないといったトラブルが発生してしまう場合が挙げられます。ベンダーの知識及び技術力が不足していたり、スケジュールを立てる段階で休日稼働を視野に入れて無理のある納期を見積もっていたりということが原因である場合が多いでしょう。

システム開発チームのエンジニア不足

システム開発において、プロジェクトチームが発足しても、開発チームのエンジニア不足のため思うように開発が進まないというトラブルが発生する場合があります。予算が低くエンジニアを増員できないといったパターンも散見されることが多いです。どちらにせよ、エンジニア不足によって、本来問題なくできるはずのシステム開発ができないということでシステム開発の失敗とみなされることがあります。

予算不足によりシステムに必要な機能が搭載できない

見積もりの段階では問題なく開発可能であるということで、プロジェクトチームが発足し、システム開発が進んでいく中、蓋を開けてみると、クライアントの求める機能が実装できないといったトラブルが起きることがあります。この場合は、見積もりの段階でしっかりとクライアント及びベンダーの間で意思疎通ができていれば、防げるトラブルであると言えるでしょう。

完成したシステムがクライアントのイメージと違う

ベンダーとしては、クライアントの意図を汲んでシステム開発を進め、納期も問題なく納品した後、実際にはクライアントのイメージと違うというトラブルが発生する場合があります。この場合は、クライアントとベンダーの間できちんとした意思疎通ができておらず、完成イメージの認識にズレが生じているということが原因です。

開発したシステムが現場で活用されない

ベンダーがクライアントのイメージ通りのシステムを開発することに成功したとしても、クライアントの現場において、開発したシステムが活用されないといった事例があります。この場合、クライアントが現場の声に耳を傾けていなかったり、きちんとした運用フローを確立できていなかったりすることが原因です。しかし、この場合でも、システム開発が失敗したとみなされてしまいます。

システム開発における3つのリスク

本項目では、システム開発を失敗しないために、覚えておくべき3つのリスクについて解説致します。

認識的リスク

認識的リスクとは、クライアントとベンダーにおいて、開発する新システムの認識がズレたままシステム開発が進んでいくリスクのことです。クライアントにシステム開発の知識が少ない場合に発生しやすいリスクですが、開発早期の段階で認識の違いを発見することで、リスクを軽減することが可能です。

金銭的リスク

金銭的リスクとは、システム開発の最中に予算が不足してしまうリスクのことです。新システムの開発の特徴として、今までにないシステムを作り上げるため、予算の計上を行う段階で必要コストを算出することが困難であるという問題が挙げられます。

また、クライアントが開発が進んでいる最中に、別の機能も追加したい等といった要望をベンダーに申し入れてくることも少なくありません。この場合、システムの仕様変更の度に、開発コスト及び開発期間が膨らんでしまい、金銭的リスクが上がることになります。

技術的リスク

技術的リスクとは、計画段階では開発可能であると判断されていても、実際にシステム開発を進めていくと技術面で機能の実装が困難になるリスクのことです。また、無事にシステムが完成したとしても、実際に運用してみると動かなかったというトラブルも存在します。

万が一、開発途中で機能の実装が困難であることが判明した場合には、ベンダーはクライアントと交渉を実施し、機能の調整を図ることが重要です。

システム開発が失敗する原因11選

システム開発が失敗してしまう原因を押さえておくと、システム開発の成功確率を上げることが可能です。本項目では、システム開発が失敗する原因を11個解説致します。

要件定義がしっかり出来ていない・クライアントの要件提示ミス

クライアント側において、システム開発の要件定義がしっかり出来ていなかったり、要件の提示に誤りがあったりした場合に、システム開発が失敗してしまう場合があります。
この場合では、クライアント側にシステム開発に詳しい人材がいないというパターンや、クライアント側でどのようなシステムが必要なのかということがきちんと定義できていないことが少なくありません。

クライアントの会社にあったベンダー及びシステムを選べていない

クライアント側にシステム開発に詳しい人材がいない場合、クライアントの会社にあったベンダー及びシステムが選べていないという事例が多く挙げられます。
この場合、「有名なベンダーに依頼すれば大丈夫」「ベンダーが勧めるシステムだか間違いない」といったように、ベンダーに依存してしまうことが原因でシステム開発に失敗してしまいます。

クライアント及びベンダーとの連携不足

クライアント及びベンダーの間において、しっかりとした連携が取れていない場合においても、システム開発の失敗を招きます。システム完成イメージの認識に相違がある場合も同様です。

この場合では、システム開発が進んでいく中で、ベンダーがこまめにクライアントに進捗状況等を報告することなく、開発を進めてしまうことが原因であると言えます。

クライアント及びベンダーの間で認識がずれている

前述したクライアント及びベンダーとの連携不足にも関連しますが、クライアントの完成イメージがベンダーの完成イメージと認識が大きくズレている場合に、システム開発の失敗を招く場合があります。
この場合は、クライアント側においてシステム開発に詳しい人材が不足していたり、技術面や予算面で実現不可能な完成イメージを抱いていたりといったことが原因です。

プロジェクトチームの管理体制が甘い

プロジェクトチームの管理体制が甘い場合にも、システム開発の失敗が発生してしまうことがあります。例としては、プロジェクトチームメンバーが多すぎて管理しきれないといったパターンや、クライアント側の人間のプロジェクトチームへの参加が消極的であるパターン、プロジェクトチーム責任者が納期までの進行スケジュールを甘く見積もってしまっているパターン等が挙げられます。

目的が曖昧なままシステム開発をスタート

クライアント及びベンダーの間で、「何のために新システムの開発を行うのか」「新システムの機能の主軸は何であるのか」「新システムの運用の仕方はどうするのか」といった点が曖昧なままシステム開発がスタートしてしまうことも、システム開発の失敗の原因となります。
この場合では、ベンダーがクライアントに対して十分なヒアリングを実施できていなかったり、クライアントがベンダーに任せきりになってしまっていることがほとんどです。

ベンダーに任せきり

クライアントが新システム開発に対して積極的でなく、ベンダーに任せきりになってしまう場合でもシステム開発の失敗を招きます。ベンダーを信頼することも大切なことではありますが、任せきってしまうと、クライアントの想像していた完成イメージとかけ離れたシステムが完成してしまうことが多々発生しているのが事実です。

クライアントにおいて「信頼できるベンダーだから大丈夫」「システム開発についてはよくわからない」といった考えに至っていることが原因です。

システム開発工程の優先順位の曖昧さ

システム開発工程において、「何を最も優先としていくか」という順位付けができていない場合においても、システム開発の失敗を招くこととなります。
ウォーターフォール型」という開発工程を1つずつ終わらせていく方法で開発を進めていく場合においては、何かトラブルが発生した際、一旦プロジェクトチームの進行をストップする必要があります。その結果、納品スケジュールが大幅にズレてしまうことに繋がります。

予算及び納期の見積もりが甘い

新システムを開発するにあたり、どうしても予算及び納期を立てることは困難であることが多いです。そのため、実際にシステム開発を進めていくと、予算及び納期の見積もりが甘かったということが発覚することが少なくありません。
予算及び納期の見積もりが甘いと、結果的に予算が不足し機能が搭載できないといった問題や、納期に間に合わなくなってしまい、システム開発に失敗したことになります。

ベンダーの知識及び技術力不足

システム開発において、ベンダーの知識及び技術力が不足している場合においても、開発の失敗を招きます。ベンダーが新システム開発の工程を甘く見積もってしまっていたり、途中で急遽別の機能を追加したいというクライアントの要望が発生した場合にベンダーの技術力が伴っていないということが原因となることが多いです。

導入後の体制が整っていない

新システムが無事に完成したとしても、クライアント側において新システム導入後の体制が整っていないという場合でも、システム開発が失敗したとみなされることがあります。この場合には、クライアント側で現場と連携が取れていない、運用フローが確立できていないといった問題がある場合が多いです。
また、導入した新システムに何らかの問題が発生した際に、ベンダーのサポート体制が整っていないという場合も同様です。

システム開発を成功させる7つのポイント

前述した通りシステム開発が失敗する原因としては様々なものが挙げられます。本項目ではシステム開発を成功させる7つのポイントについて詳細を解説致します。

システムの目的を明確にする

システム開発を成功させるためには、まず第一に新システム開発の目的を明確にすることが大切です。目的がはっきりしていない場合、本当に必要である機能及び要件を洗い出すことが不可能となり、結果的にスケジュールの遅延及び完成後の追加機能開発へ着手しなければならないといった問題が発生してしまいます。

要件定義、仕様決定にしっかりと時間を確保する

前述したシステム開発の目的を明確にするということと関連しますが、特にクライアントは要件の定義に関して、しっかりと時間の確保を行うことが大切です。さらに新システムの仕様決定までには、クライアント及びベンダーとの間で密な連携の元、しっかりと時間を確保することが大切です。

優先順位を明確にする

特にベンダー側において、「ウォーターフォール型」という開発工程を1つずつ終わらせていく方法で開発を進めている場合においては、何かトラブルが発生した際、一旦プロジェクトチームの進行をストップする必要があります。そのため、スケジュールの遅延等が発生する可能性が高くなってしまうため、最も優先されるべき機能の開発から順を追って開発していく必要があります。

業務内容を理解する

ベンダーは、プロジェクトチームに必ず実際に新システムを運用していくクライアント側の現場の業務内容を理解した人材をメンバーとして加える、あるいは現場のヒヤリングをしっかりと実施し、業務内容の現状を理解した上で開発に取り掛かる必要があります。業務内容を理解できていない場合では、新システムが完成したとしても実際に利用されないという事態になりかねません。

クライアント及びベンダーとの連携

システム開発を成功させるためには、クライアント及びベンダーとの密な連携は必須です。連携がきちんと取れていなければ、システム完成後のイメージの認識に相違が出てしまうことがほとんどです。

契約書を交わす

システム開発を円滑に成功へと導くために、当たり前のことではありますが、取引契約時に、双方が合意した内容等について記載された契約書を必ず作成しておくことで、不要なトラブルを防ぐことが可能となります。

ビジネスマッチングサービスの活用

クライアントは新システム開発のためのベンダーを探す際、ビジネスマッチングサービスを活用することも、システム開発成功への近道となります。自社が必要とするシステムの開発に最も適したベンダーを探すために効率的な手段となり、ミスマッチを防ぐことが可能です。

まとめ

本記事ではシステム開発が失敗してしまう原因をはじめ、システム開発を成功させるためのポイントについて、徹底解説致しました。何度も述べてきたように、システム開発は、クライアント及びベンダー双方の密な連携が必須となります。クライアントはベンダーにシステム開発を任せきりにすることなく、しっかりとプロジェクトチームに主体的に参加し、自社の要望を伝えながら進捗状況を確認し合い、双方にとってよりよいシステム開発に努めることが大切です。