アプリ開発

美容室経営者必見【おすすめの美容室向け予約アプリとは?】機能や予約管理をするメリットやデメリットなども徹底解説

従来、美容室の予約受付は、電話予約が一般的でしたが、近年では様々な美容室予約アプリが登場しており、お客様もアプリを使用して予約をし、美容室に来店するというケースの方が増加してきています。美容室の経営者であれば、何かしらの美容室アプリを既に導入したり、あるいは導入を検討していたりという場合が大変なのではないでしょうか。

しかし、現在の美容室向けアプリに何か不満があったり、どのアプリを検討して良いかわからなかったりと悩みは尽きないことかと思います。そこで本記事では、美容室の主な機能や予約管理をするメリットデメリット、おすすめの美容室向けの専用アプリにいたるまで徹底解説致します。

美容室向けの専用アプリとは

美容室向けの予約アプリとは、その名の通り、美容室の予約に特化したアプリのことを言います。従来の電話予約と違い、店舗の営業時間や定休日に関係なく24時間365日いつでも予約及びキャンセルを受け付けることができるだけではなく、様々なメニューやクーポンを掲載したり、スタイリストの紹介や店舗のブログを掲載したりと、自店のアピールを行うことも可能です。

美容室予約アプリの主な機能

美容室予約アプリには、様々な機能が搭載されていますが、本項目では特に美容室経営者が押さえておくべき代表的な次の5つの機能について、解説致します。

  • スケジュール管理機能
  • 顧客及びカルテ管理機能
  • メール及びメッセージ配信機能
  • 販売情報管理及び会計との連携機能
  • 売上及び集客分析機能

スケジュール管理機能

最も重要であるスケジュール管理機能は、美容室予約アプリの基幹的な機能であると言えます。24時間365日いつでも自動でお客様からの予約やキャンセルを受け付けたりすることで、自動的にカレンダーが更新されていきます。もちろんダブルブッキングとなる心配もありません。

電話でしか予約を受け付けていない場合、営業時間中に電話が鳴る回数も多く、その都度スタッフが電話応対をしなければならないだけでなく、場合によっては施術中のお客様をお待たせして電話応対をする必要もあり、非常に効率が悪いと言えますが、美容室予約アプリを導入し、お客様に認知されれば、大半のお客様はアプリから予約を行ってくれることとなるため、電話が鳴る頻度も減り、人件費の削減や、お客様一人一人に対するホスピタリティの強化を図ることが可能となります。

顧客及びカルテ管理機能

美容室予約アプリがあれば、お客様の個人情報をはじめ、髪質やアレルギー等の体質、過去の施術の履歴や来店頻度、対応したスタイリストや指名の履歴、接客時の会話の有無や、雑誌の好み等、様々な情報を記録しておくことが可能です。

そのため、ペーパーレスでカルテ管理を行うことができ、予約アプリによっては複数端末から同時に閲覧することも可能なため、お客様をお待たせすることなく、効率的な接客を実現することができます。

メール及びメッセージ配信機能

大抵の美容室予約アプリには、メール及びメッセージ配信機能が搭載されています。お客様による予約を受け付けたことを確認するメールや予約日前日のリマインドメールを自動配信するだけでなく、誕生月や特定の条件を満たした方に向けた来店を促すメッセージ等、設定次第で様々なメッセージを効率よく一斉に配信することができ、来店頻度を少しでも上げることに繋げることも可能です。

販売情報管理及び会計との連携機能

予約アプリでは、事前のオンライン決済に対応しているものがあるだけでなく、日々の販売情報の管理及び会計との連携を行うことができます。さらに、シャンプーやコンディショナー、カラーリング材やワックス等、様々な備品や在庫の状況もリアルタイムで管理できるので、欠品を防ぐことができ、販売機会の損失を事前に予防することにつながります。

売上及び集客分析機能

POSレジで収集した情報を元に、自店の日、週、月、年、曜日、時間帯ごとの売上状況や、人気のメニュー別の売上状況、スタイリスト別の売上状況等、任意の条件で売上を分析したり、集客の分析も行うことで、プッシュ通知の配信予定等を立てることもできます。

美容室予約アプリで予約管理をするメリット

美容室予約アプリを導入する美容室が増加している背景には、様々なメリットがあります。本項目では、次の主な4つのメリットを解説いたします。

  • 場所や時間にとらわれずに予約を受け付けることが可能
  • 顧客管理が容易
  • リピーター獲得がしやすい
  • オンライン決済が可能

場所や時間にとらわれずに予約を受け付けることが可能

主な機能でも述べましたが、美容室アプリがあれば、閉店後や定休日であっても自動的にお客様の好きな時間帯に予約をしてもらうことが可能です。

逆に言えば、お客様の立場では、夜寝る前に明日美容室に行きたいと思い立ってアプリから予約しようとしたときに、アプリから予約ができないとなると、来店意欲が削がれるだけでなく、アプリを開いたついでに競合店へアクセスしその美容室がクーポンを配信しておりお得さからつい、そちらに予約を入れてしまうということも想定されます。お客様が美容室に行きたいと思い立ったときにリアルタイムで予約受付を行うことができるのは、便利であり、来店意欲を削ぐこともないのです。

顧客管理が容易

美容室予約アプリがあれば、一人一人手書きでカルテを作成したり書き足したりしてファイリングしておく必要がありません。ペーパーレスになるだけでなく、業務の効率化に繋がり、お客様一人一人に寄り添った接客に集中することができるのです。

リピーター獲得がしやすい

お客様の来店頻度や施術の傾向等を鑑みて、任意のタイミングでプッシュ通知を行うことにより、再来店を促すことができます。そうすることでリピーターを獲得することにも繋がるでしょう。

オンライン決済が可能

美容室予約アプリには、大抵オンライン決済機能が搭載されていることから、お店の予約や支払い方法の工夫一つで事前にお客様が会計を済ませてもらう事も出来ます。そうすることで、会計時のミスを防止したり、お客様の無断キャンセルを防止したりと様々なメリットを得ることができます。

美容室予約アプリで予約管理をするデメリット

便利な美容室予約アプリではありますが、実はデメリットもあるため、導入時には事前に理解しておくことが大切です。

  • アプリに掲載するためのコストがかかる場合がある
  • 競合店と金額設定で比較されやすい
  • おすすめ美容室予約アプリ

アプリに掲載するためのコストがかかる場合がある

既存の美容室予約アプリには様々なものがありますが、アプリに自店を掲載したり、様々な機能を利用したりする際、コストがかかる場合があるため、複数のアプリを比較し、自店に最適なものを選択する必要があります。

また、自店専用のアプリを開発する場合にも、開発時にある程度のコストがかかるでしょう。

競合店と金額設定で比較されやすい

アプリに掲載されることによって、様々な競合店と比較されやすくなるというデメリットがあります。主にお客様が見ているポイントは金額設定となりますが、スタイリストのプロフィールや店舗のこだわり、店舗の雰囲気等も十分な選定要素となるため、アプリに掲載できる項目は全て活用しつつ、アピールすることが大切です。

おすすめ美容室アプリ

様々な美容室アプリが存在しますが、本項目では特におすすめの次の8件のアプリをご紹介致します。

  • minimo
  • GMOおみせアプリ リザーブ+
  • SALONBOARD
  • Salon Connect
  • coming-soon
  • STORES予約
  • AirRESERVE
  • Tol

minimo

minimoは月間予約50万件以上を誇る、美容師一人一人が集客及びカットモデルを探すことが可能なアプリです。初期費用及び月額掲載費用は0円であり、必要な端末はスマートフォンのみとなっており、5分あれば簡単に掲載することができます。かかる費用はお客様が実際に来店し、施術した料金に応じて成果料金0〜660円となっているため、明朗会計と言えます。

使用しているユーザーの9割は10〜20代の女性となっており、若い女性がターゲットの美容室におすすめです。

minimohttps://minimodel.jp

GMOおみせアプリ リザーブ+

GMOおみせアプリ リザーブ+は、GMOおみせアプリにネット予約機能をつけるオプションプランのことであり、キャンセル待ち機能がついていたり、来店履歴を来店日時、担当スタイリスト、お客様毎に確認することが可能です。オプションの初期費用としては33,000円、月額費用5,500円となっていますが、GMOおみせアプリ自体、2,800社及び8,000店舗に導入された実績があり、信頼できるアプリであると言えます。

GMOおみせアプリ リザーブ+https://gmo-app.jp/reserve.html

SALONBOARD

SALONBOARDは、予約業務だけでなく、業務効率及び集客を最大限に向上させることができる新たな予約及び顧客管理システムのことです。予約管理はもちろん、レジ及び会計機能、さらに求人機能も搭載されており、美容室のあらゆる悩みを解決することが可能です。セキュリティ対策及びバックアップも年中無休でサポートしてくれるため、安心して使用できます。

SALONBOARDhttps://salonboard.com

Salon Connect

Salon Connectは、ホットっペッパーや楽天ビューティー等の予約サービス同志を連動させることができ、予約確認及び在庫調整を1つの画面で完結させることができる予約、売上、顧客管理を一括で管理することが可能なシステムのことです。導入店舗は1,000店を超え、パソコンさえあればすぐに開始できる手軽さが人気です。月額料金3,980円とリーズナブルな設定かつ、1週間無料お試しができるので、安心して導入をすることができます。

Salon Connecthttps://salonconnect.jp

coming-soon

coming-soonは、業界で唯一特許を取得した予約獲得及び売上システムのことです。特許を取得している機能は予約台帳機能及び売上アップ機能となっており、他にもLINE、Facebook、minimo、Googleアナリティクスと連携することもできます。Google検索及びGoogleマップからも直接予約を受けることもでき、非常に画期的なシステムであると言えるでしょう。

coming-soonhttps://1cs.jp

STORES予約

STORES予約は、累計導入社数130,000以上を誇る予約システムです。テンプレートが用意されているので、ガイドに沿って簡単に操作を行うことができます。基本的な予約機能はもちろん搭載されていますが、zoomと連携したり、短い時間〜長い時間のメニューを自由に設定することができたり、特定の顧客だけが閲覧できるページを作成したりと、様々な機能があります。初期費用は0円ですが、月額費用は0〜77,000円と月間予約数の上限に応じて、任意のプランを選択することが可能です。

STORES予約https://stores.jp/reserve

AirRESERVE

AirRESERVEは、誰でも直感的に操作することが可能な予約システムです。お試しのフリープランは初期費用及び月額費用が0円で使用できるので、まずは使用感を試してみたい方におすすめです。個人または中小企業向けのベーシックプランでも初期費用+月額費用5,500円で使用できるので、比較的リーズナブルであると言えます。複数店舗を運営している場合でも1つのログインIDでそれぞれの店舗の管理画面にログインでき、非常に使いやすいです。

AirRESERVEhttps://airregi.jp/reserve/

Tol

Tolでは、ネット予約、事前決済、予約管理、顧客管理、メール送信がスマホアプリ1つのみで全て完結します。しかも必要情報を入力するだけで自分だけの予約サイトを作ることができ、電話、ネット、来店時等の全ての予約をクラウドで一元管理できます。フリープランであれば、事前ネット決済機能の決済手数料以外は無料で利用でき、使用感を試してみたい方も安心して利用できます。月額3,180円〜となっており、自店に合わせたプランを選択することが可能です。

Tolhttps://tol-app.jp

まとめ

本記事では、美容室の主な機能や予約管理をするメリットデメリット、おすすめの美容室アプリにいたるまで徹底解説致しました。

既に美容室アプリを導入済みの方、これから導入予定の方も様々なアプリの存在を知って、自店に合ったものをピックアップしていただけたのではないでしょうか。これからの時代ますます美容室アプリは当たり前の存在となっていくことは間違いありません。早いうちから導入し、競合他社と差別化を計りましょう。

関連記事

美容室予約アプリに掲載する以外に、自社の店舗・お店アプリを開発する方法もあります。アプリ開発は、iosとandroidアプリの2種類あります。Androidアプリ開発言語についてこちらの記事で詳しくご紹介していますので是非チェックしてみてください。

【Androidアプリ開発言語は?】おすすめのプログラミング言語をはじめ、Androidアプリ開発を学ぶ方法も!

Androidアプリ開発を行いたいと考えた時に、最適なプログラミング言語はどの言語なのか、どのように開発を進めていけばいいのかと悩むことも少なくありません。特にアプリ開発にこれから初めて携わろうとしているアプリ開発初心者の方や、これからプログラミング言語を勉強しようとしている方はどこから手をつけていいかわからないのではないでしょうか。

本記事では、Androidアプリ開発にフォーカスし、Androidアプリ開発におすすめなプログラミング言語をはじめ、Androidアプリ開発を学ぶ方法まで徹底解説致します。

ネイティブアプリ(スマホ)とは

アプリは「Webアプリ」「ネイティブアプリ」「ハイブリッドアプリ」の3種類に分類することができます。Webアプリは、Webサーバー上で動作するアプリで、ネイティブアプリは、スマートフォン端末やPC等にアプリをインストールして利用するアプリです。また、ハイブリッドアプリは、Webアプリとネイティブアプリのいいとこ取りをした機能を兼ね備えているアプリです。

ネイティブアプリは、さらにネイティブアプリ(PC)とネイティブアプリ(スマホ)に分類することができ、特にAndroidアプリは、ネイティブアプリ(スマホ)に分類されます。

ネイティブアプリ(スマホ)メリット

Androidアプリつまりネイティブアプリ(スマホ)の大きなメリットとしては、次の2点が挙げられます。

  • オフラインでも動作
  • 端末機器が保有する機能を利用可能

ネイティブアプリ(スマホ)は、アプリストアからスマートフォン端末にアプリをインストールすることで使用できるため、インターネット環境が整備されていないオフライン環境下でも動作します。さらに、スマートフォン端末が元々保有しているカメラ機能等の様々な機能をフル活用することができるというメリットもあります。

ネイティブアプリ(スマホ)デメリット

Andoroidアプリつまりネイティブアプリ(スマホ)には、メリットだけでなく、次の2点のデメリットも存在します。

  • アプリストアの審査がある
  • OSアップデートの影響を受け

ネイティブアプリ(スマホ)は、アプリストアを介してユーザーにインストールしてもらう必要があります。そのため、初回リリース時はもちろんバージョンアップ時にもアプリストアの審査があり、審査に通らなければアプリをリリースすることができません。

さらに、OSアップデートがされるたびに、アプリに不具合等が発生することが懸念され、その都度メンテナンスやバージョンアップを行う必要が出てきます。

Androidアプリ開発に必要なもの”>Androidアプリ開発に必要なもの

Androidアプリ開発を実際に行う際に、必要なものは大きく3つあります。

  • パソコン
  • 開発環境
  • プログラミング言語

本項目では、上記3つについて深く掘り下げて解説致します。

パソコン

当たり前ではありますが、Androidアプリ開発を行うためにはPCが必要です。PCのOSは、WindowsあるいはMac等特に決まりはありませんが、CPUをはじめメモリーやストレージ等のスペックが大切です。

CPUCore i5以上
Ryzen 3 3300U
メモリ(最低要件)8GB以上
メモリ(推奨)16GB以上
ストレージ(インストール時)256GB以上

開発環境

Androidアプリ開発に適した開発環境としてはいくつかありますが、今回は最も代表的であるAndroid Studioをピックアップして解説致します。

Android Studio

Android Studioとは、Google社が提供しているAndroidアプリ開発環境のことです。Android Studioでは後述する「Java」と「Kotlin」というプログラミング言語を使用します。なんと言ってもAndroid Studioは、Android自体を開発したGoogle社が提供している公式開発環境のため、信頼度が高いということが言えるでしょう。さらにオープンソースかつ無料で使用できる点も嬉しいポイントです。

Android Studioでは、Androidアプリだけでなく、Android TV向けのアプリやAndroid Auto向けのアプリ等も開発することができます。強力なコードエディタ及び開発ツールや、コードの補完機能及びアプリ構築が容易にできる機能などが完備されており、インストールするだけですぐに開発に取り掛かることができるのです。

プログラミング言語

Android Studioでは、JavaとKotlinというプログラミング言語を使用しAndroidアプリを開発します。それぞれの言語の特徴やメリットデメリット、学習方法などを見ていきましょう。

Java

特徴メリットデメリット
JVM(Java Virtual Machine)というJava仮想マシンで動作しているためPCのOSは問わない
オブジェクト指向
人気が高く需要がある
Android自体がJavaで動作
プラットフォームに依存しない
ライブラリの充実
開発効率及び保守性が高い
ソースが多数あり学習しやすい
習得するまでに時間がかかる

Javaを学ぶために

Javaは現在でも人気と需要が高いプログラミング言語であり、たくさんのメリットがありますが、その分習得までにはある程度の時間がかかってしまいます。Javaを学ぶ方法はいくつかありますが、おすすめの学習サイトと書籍についてご紹介致します。

学習サイト

Javaはメジャーなプログラミング言語であるため多数の学習サイトが存在します。中でも初心者におすすめの学習サイトをピックアップしました。

Java初心者入門講座

Java初心者入門講座では、Javaのインストール及び環境設定から学び始めるため本当に初心者の方でも安心して学ぶことができます。簡単なサンプルプログラムをはじめ、eclipseを使用した本格的なアプリ開発に及ぶまで図を使用してわかりやすく解説してくれます。さらにクラスやメソッド、配列、APIの使用方法についても学ぶことができるため、丁寧に一つずつステップアップしていきたい方におすすめです。

Java初心者入門講座http://sunjava.seesaa.net
一番かんたんなJava入門

Javaの初心者に向けた入門講座であり、1を100にするのではなく、0を1にするという目的のため、これからJavaについて勉強しようという方にとても向いています。超入門サイトであるが故に、丁寧かつ簡単に理解できるように解説も工夫されているのがポイントです。

一番かんたんなJava入門https://nobuo-create.net
Java入門

Javaを使用したアプリ開発を行うために必要となるJDKのインストール方法をはじめ、プログラムの作成及び保存、コンパイル及び実行まで順を追って解説しているため、これからプログラミングを始める方におすすめのサイトです。

Java入門https://www.javadrive.jp/start/
マンガで分かる Java入門講座

Javaをじっくりと時間をかけてマンガを用いて解説しているサイト。登場人物である高校生にJavaを教える形式でマンガを一通り読むことでJavaのオブジェクト指向の概念について学ぶことができます。漫画の総ページ数は832ページにも及ぶので、時間はかかりますが、視覚的に学びたいという方にはうってつけの学習サイトです。

マンガで分かるJava入門講座https://manga.crocro.com/?cat=java&pg=index
楽しいJava入門

「読み物Java(基礎編)」というただ読み進めるだけでJavaの概念を理解することができる初心者向けの内容から、Sunの認定試験の模試の問題に挑戦できる「合格Java(ライブラリ編)」まで、段階的にステップアップすることができる学習サイトです。書籍にもなっており、書籍ではイラストも満載で読みやすいものとなっています。

楽しいJava入門http://www.lcv.ne.jp/~kenmio/
ど素人のJava入門

独学でJavaをマスターしたい方のために実践的な内容をわかりやすくまとめたブログ。著者は30代半ばまでプログラムに関しては知識がなかったため、その視点からプログラムに慣れていない方にとってつまづきやすいと考えられる部分は特に丁寧に解説してくれています。

ど素人のJava入門http://javamania.blog25.fc2.com
書籍

学習サイト同様、Javaについて取り上げた書籍も多数存在します。こちらも初心者向けの書籍をピックアップし、ご紹介致します。

独習Java新版

Javaプログラミングに必要な知識や概念、機能を体型的かつ網羅的に習得することができる標準教科書。書いて実行し、結果を確認するという特長を生かして、サンプルプログラムを例示しつつ詳細かつ丁寧に解説してくれる1冊です。プログラミングの基礎知識がない方であっても、解説を読み、例題を解き、理解度チェックという3つのステップでJavaの文法を完全に習得することができます。

書籍名著者出版社
独習Java新版山田 祥寛翔泳社
プログラミングの基礎からしっかり学ぼう!Javaレッスンブック

Javaを学習するのと同時にプログラミングがどのようなものであるのかというのを基礎から理解できるように丁寧な解説がされています。Javaを使用してプログラミングの考え方及び概念も勉強していきたいという方におすすめの一冊です。

書籍名著者出版社
プログラミングの基礎からしっかり学ぼう!Javaレッスンブック掌田 津耶乃Wiz Publishing
ちょっとはじめるJava

タイトルの通り、Javaの基礎となる部分に絞って、簡単な形のプログラムを用いて解説している一冊。プログラム作成の補助となるeclipseに関しても詳細を解説してくれています。Javaの全てをいきなり理解しようとするのではなく、まずは基礎だけを学んでみたいという方におすすめです。

書籍名著者出版社
ちょっとはじめるJava佐藤 滋秀和システム
新・解きながら学ぶJava

問題集形式のJavaの入門テキスト。問題を解くことでJavaの基礎をマスターし、プログラミング開発能力を身につけることができます。数多くのプログラムリストを掲載していることから、Javaのサンプルプログラム集としても活用することができ、初心者レベルから中上級者レベルの方にまで使える一冊です。

書籍名著者出版社
新・解きながら学ぶJava柴田 望洋SBクリエイティブ

Kotlin

特徴メリットデメリット
Javaとの相互運用性が高い
産業利用向けに開発された汎用言語
高い安全性を誇る
オブジェクト指向
Javaと併存できる
Javaよりもシンプルな文法であることから不具合が発生しにくいかつ安全性が高い
Javaよりもシンプルかつ短いコードで表現可能
Javaと比較し日本語のリソースが少ない
日本における利用場面が少ない

Kotlinを学ぶために

kotlinはプログラミング言語の中でも後発の言語であることから、Javaと比較し日本語のリソースは多くありません。それでもAndroidアプリ開発の公式言語であるため、今後需要はさらに伸びてくることが予想されます。Kotlinをマスターすることで今後の需要に応えることができるため、今のうちから学び習得しておきましょう。こちらもJava同様おすすめの学習サイトと書籍についてご紹介致します。

学習サイト

Kotlinを初めて学ぶ方のためにおすすめの学習サイトをピックアップ致しました。

paizaラーニング「Kotlin体験編」

これからkotlinを通してプログラミングを学習したい方のために、無料で受講できる入門講座です。実際にKotlinを試しながら概要を体験でき、3分の動画と豊富な演習問題で基礎からしっかりと学ぶことができます。

paizaラーニング「Kotlin体験編」https://paiza.jp/works/kotlin/trial/kotlin-trial-1
Udemy「はじめてのKotlin」

プログラミングを初めて学ぶ方のためのKotlin基礎講座。Kotlinの文法と特徴にフォーカスしており、基礎的な文法を丁寧に解説しています。Kotlinに触れたことがないプログラミング初心者であっても、講座受講後にはAndroidアプリ開発に取り組み始めることができるレベルの文法知識を一通り理解できる内容です。

Udemy「はじめてのKotlin」https://www.udemy.com/course/kotlin-beginner/

書籍

Kotlinを学ぶために、プログラミング初心者向けのおすすめの書籍もピックアップしてご紹介致します。

やさしいKotlin入門

プログラミングが初めてである超初心者であってもKotlinを使用したプログラミングを楽しめるように構成されており、Javaと比較したような解説はなくシンプルにKotolinのみにフォーカスした解説をしています。最短コースでKotlinのプログラミングをマスターしたいと考える初心者向けの一冊です。

書籍名著者出版社
やさしいkotlin入門野崎 英一カットシステム
Kotlinプログラミング

Kotlinはもちろんのこと、開発環境のインストール方法から詳しく解説しており、Kotlinの原則をはじめ高度な使用方法まで網羅しています。IntelliJ IDE開発環境についてやJavaとの相互運用方法についても述べられていることから、プログラミング初心者だけでなく、JavaからKotlinに乗り換えを考えている開発者にとっても有用な一冊と言えます。

書籍名著者出版社
KotlinプログラミングJosh Skeen
David Greenhaigh
翔泳社
速習Kotlin:Javaより簡単!新Android開発言語を今すぐマスター 速習シリーズ

Kotlinの基本について、8つのパートに分けてサンプルコードを用いて詳細を解説しています。ただしJavaについてある程度理解していることが必要となっています。Javaの知識と合わせて差分の知識を素早く習得することでKotlinについての理解を深めることを目的とした一冊です。

書籍名著者名出版社
速習Kotlin:Javaより簡単!新Android開発言語を今すぐマスター 速習シリーズ山田 祥寛WINGSプロジェクト

Androidアプリ開発に必要な期間と費用”>Androidアプリ開発に必要な期間と費用

Androidアプリ開発に必要なものが理解できたところで、実際のAndroidアプリ開発に必要な時間と費用の目安についても覚えておきましょう。

必要な時間

開発するアプリのジャンルや開発形態によってもアプリ開発に必要とされる時間は変動します。たとえば簡易的な検索ツールやショッピング系のアプリであれば平均3ヶ月程度、ゲームやSNS系、位置情報アプリ等は平均半年〜1年以上もの時間がかかる場合があります。さらに開発形態として0から作り上げるフルスクラッチ型では最低半年〜1年以上かかり、既存アプリのプラットフォームを利用して作り上げるクラウド型では最低3ヶ月程度かかると言われています。

費用

Androidアプリを開発するための費用は、個人で開発する時とアプリ開発会社に外注した時では大きく変わってきます。概算費用についてご紹介致します。

個人で開発

項目概要概算費用
開発環境の整備PCとスマートフォン端末30,000〜300,000円
開発ツールAndroid Studio等無料〜月額課金
学習プログラミングスクール150,000〜300,000円
サーバー環境mBaaSやVPS、AWS等無料〜従量課金
リリース費用Google Play登録費初回$25

アプリ開発会社に外注

開発するアプリのジャンル概算費用
機能特化アプリやデータ連携アプリ1,500,000円〜
会員アプリ3,000,000円〜
SNSアプリ220,000〜1,200,000円
Eコマースアプリ350,000〜1,700,000円
オンデマンドアプリ500,000〜700,000円
マーケットプレイスアプリ1,200,000円〜

上記は海外企業の調査例ですが、一般的に日本におけるアプリ開発費用の平均値はおよそ2,500,000円程と言われています。

Androidアプリ開発に必要なスキル”>Androidアプリ開発に必要なスキル

Androidアプリを開発するにあたり、必要なスキルはたくさんありますが、中でも重要なスキルは次の4つです。

  • プログラミングスキル
  • パソコンスキル
  • コミュニケーションスキル
  • 情報収集能力

本項目ではそれぞれのスキルについて詳細を解説致します。

プログラミングスキル

プログラミングスキルは、コンピューターにプログラミング言語を用いて指示を出す能力のことを指します。Androidアプリを開発するためには、前述したJavaやKotlin等の言語を習得し、コーディングする能力が不可欠です。開発工程中だけでなく、アプリリリース後にもエラー等の不具合が発生した時にもコードを読み取る力が必要になります。

パソコンスキル

アプリ開発には、前述したプログラミングスキルも必須ですが、サーバー及びデータベース、さらにはネットワーク等のITシステム開発全般に関わるパソコンスキルが求められます。さらに、常に新しい技術が生み出されていることから、一度習得したスキルもどんどんアップデートしていくことが大切です。

コミュニケーションスキル

一般的にアプリ開発はプロジェクトチームを組み、進めていくため、プロジェクトを円滑に進行しつつ成果物のクオリティを高めるためにコミュニケーション能力は欠かせません。チームメンバー及びクライアントの話に耳を傾け、食い違いのないように協力して効率よく開発を進めていきましょう。

情報収集能力

特に日々新しい技術及びツールが生み出されるスピードが早いとされるIT業界では、情報収集能力がなければ要求されるアプリ開発ができないといった事態に陥りかねません。

Androidアプリ開発を学ぶために”>Androidアプリ開発を学ぶために

Androidアプリ開発に必要なプログラミング言語についての学習方法については既に述べた通りですが、実際にAndroidアプリ開発にフォーカスした勉強をし、実践力を身につけたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

本項目では、Androidアプリ開発をこれから学びたいという方のために学習サイトと書籍をご紹介致します。

学習サイト

Androidアプリ開発の学習サイトでは、Android Studioの使い方等についても動画等を交えながら解説していることが多く、初心者にも親切丁寧にわかりやすいサイトとなっています。特におすすめの2サイトをピックアップしました。

Androidアプリ開発入門”>ドットインストール「Androidアプリ開発入門」

Android Studioの使い方をはじめ、Androidアプリ開発の基本的な流れを3分の短い動画を用いながら各項目ごとに学ぶことが可能です。既に質問の受付や内容の更新は終了していますが、基礎を学びたいという方におすすめとなっています。

ドットインストール「Androidアプリ開発入門」https://dotinstall.com/lessons/basic_android_v3

Androidアプリ開発入門サイト”>Kotlinを使ったAndroidアプリ開発入門サイト

Kotlinを使用してAndroidアプリの開発を始めるために必要な開発環境を始め、Kotlinの基本的な項目、実際にKotlinを使用してAndroidアプリを開発する方法を3項目に分けて解説しています。Androidアプリのプログラミングを初めて学ぶ方に向けた入門サイトです。

Kotlinを使ったAndroidアプリ開発入門サイトhttps://kotlin.keicode.com

書籍

Androidアプリを開発する方のために、多数の書籍も出版されていますので、初心者向けの2冊をピックアップしてご紹介致します。

作って楽しむプログラミング Androidアプリ超入門

プログラミング自体が本当に初めてという方であっても簡単なサンプルを作成しつつ、Androidアプリの作成を楽しく体験することができる入門書。全9章から構成されており、順番に読み進めることでAndroidアプリの基礎知識から、画面デザイン、コーディングの仕方等を理解することができます。

書籍名著者出版社
作って楽しむプログラミング Androidアプリ超入門高江 賢株式会社 日経BP

はじめてのAndroidプログラミング 第5版

初めてAndroidアプリを開発する方が、回り道せず最短距離で学ぶことができるように配慮された一冊。Android Studioのレイアウトエディタ機能での画面作成を解説しており、アプリ開発全体の流れが掴めるような構成になっています。KotlinについてもAndroidアプリ開発に必要な部分のみに絞ってわかりやすく解説しています。

書籍名著者名出版社
はじめてのAndroidプログラミング 第5版金田浩明SBクリエイティブ

まとめ

Androidアプリの開発言語にフォーカスしつつ、本記事では、Androidアプリ開発を学ぶ方法まで解説致しました。Androidアプリの需要は今後も衰えることなく、どんどん新しいアプリが開発されていくことが予想されます。

これからAndroidアプリ開発に携わろうと考えている方は、本記事でご紹介した学習サイト及び書籍等を参考に、Android StudioやJava、Kotlin等について理解を深めていただければ幸いです。

【アプリ開発におすすめの言語は?】アプリの種類ごとに適した言語を徹底解説|フレームワークやアプリ開発を学ぶ方法についても

アプリ開発する時に必要となるプログラミング言語。開発したいアプリケーションに適したプログラミング言語を選定し、適切に使用することが大切です。また、プログラミング言語だけ理解してもアプリケーション開発はうまくいきません。それぞれの言語に合ったフレームワークについても理解を深めることが必要です。

本記事では、アプリケーションの種類ごとに適したプログラミング言語をはじめ、フレームワークやアプリケーション開発を学ぶ方法についても徹底解説致します。

アプリケーションの種類

アプリケーション開発を行う時には、基盤となるプラットフォームについて理解する必要があります。このプラットフォームの種類により、利用するプログラミング言語も変わってくるためです。アプリケーションはプラットフォームによって大きく次の3種類に分けることができます。

種類概要
WebアプリWebブラウザ上で動作YouTube
Skype  など
ネイティブアプリスマートフォンやPCにインストールして利用App StoreやGoogle Playからインストールして利用するアプリケーション
ハイブリットアプリWebアプリ及びネイティブアプリ両方の特徴を持つGmail
Instagram
Twitter
Amazon App Store
Apple App Store など

上記3種類のアプリケーションには、それぞれのメリットやデメリットをはじめ、適したプログラミング言語がありますので、解説致します。

Webアプリの特徴

Webアプリは、Webブラウザ上で使用することが可能なアプリです。日常的に使用しているデバイス及びインターネット環境さえ整っていれば使用することができるため、アプリケーションをインストールしていなくても利用可能です。

混同しがちなのがWebサイトですが、Webサイトはあくまで提供される情報を読み情報取集を行うだけであるのに対し、Webアプリに関しては、それぞれのユーザーがアプリのケーションの機能を使用し、コメントや投稿、商品の購入等を行うことが可能となっています。

Webアプリのメリット

Webアプリのメリットとしては、次の3点が挙げられます。

  • アカウントを作成するだけで様々な端末で使用することが可能
  • 情報制限がないため様々なコンテンツの提供が可能
  • 常に最新情報の表示が可能

Webアプリにおいては、アカウントを1つ作成するだけで、家ではPCで使用しているサービスを外出時にはスマートフォン端末等で使用することが可能であるため便利であると言えます。

後述するネイティブアプリやハイブリットアプリに関しては、App Store及びGoogle Playストアに掲載する際やバージョンアップ版を更新する際にも都度Apple社及びGoogle社の審査が必要となりますが、Webアプリに関しては、自分の好きなタイミングであらゆるコンテンツを提供することが可能です。

さらに更新に関しても、サーバーで一元管理されていることから、プログラム更新を行うだけで常に最新のバージョンを使用することが可能です。

Webアプリのデメリット

一方でWebアプリのデメリットとしては、次の3点が挙げられます。

  • ネイティブアプリと比較し動作が遅い上スムーズに操作しにくい
  • インターネット環境が整備されていなければ利用不可能
  • 端末機器が保有する機能は利用不可能

Webアプリは、Webブラウザを介して利用することから、スムーズな動作が困難であると言えます。

また、当たり前のことではありますが、インターネット環境が整備されていなければ利用することが不可能であることから、オフラインで使用可能なアプリも作成不可能です。

さらにPC及びスマートフォン端末等が保有しているカメラ機能やGPS機能といった独自機能をフル活用したアプリケーションを作ることが不可能であるということが挙げられます。

Webアプリ開発に適した言語

Webアプリは、フロントエンド及びバックエンドの2つに分けて開発していきます。本項目では、それぞれの開発の特徴及び使用する言語について詳細を解説致します。

フロントエンド

フロントエンドとは、Webサービス及びWebアプリケーションでユーザーの目に直接触れる部分のことを指します。具体的にはユーザーが文字入力する部分やボタンをクリックする部分、さらにはバックエンドのソフトウェアと直接やり取りを行う部分のことです。

フロントエンドを開発する際には、主に次の3つの言語を用います。

言語英語表記概要
HTMLHyper Text Markup LanguageWebページを作成するためのマークアップ言語
ハイパーテキストというハイパーリンクの埋め込みが可能な高機能なテキスト
PC及びスマートフォン端末で見ている画面は、基本的にHTMLを使用し印をつけることで文字及び画像あるいは表等のデータファイルを表示している
CSSCascading Style SheetsWebページのスタイルを指定するためのスタイルシート言語
HTMLと組み合わせて使用
Webページの表示スタイル(色、サイズ、レイアウト等)や、プリンタ等の機器で出力する際の出力スタイル等を指定することが可能
Java ScriptJava ScriptWebサイトに動きをもたせるために開発されたプログラミング言語
大抵のWebサイトに使用されている
Webページの動作、Webアプリ開発、ネイティブアプリ開発、ゲーム開発等に活用

Webアプリ開発におけるフロントエンドでは、上記の言語3種類どれか1つだけで開発することはできず、3種類全てを組み合わせて開発しなければならないので注意が必要です。

バックエンド

バックエンドとは、ユーザーの目には見えないサーバーサイド及びデータベースのシステム部分のことを指します。具体的にはユーザーが入力した内容等のデータ処理及びデーターベースの保存、さらには検索結果の出力といったことを行う部分です。

バックエンドを開発する際には、主に次の5つのプログラミング言語を用います。

プログラミング言語英語表記特徴
PHPPHP:Hypertext Preprocessor動的なコンテンツを作成する際に向いているプログラミング言語
同一のURLであったとしてもユーザーの属性及び時間帯等によって表示内容が変化するコンテンツ
HTMLと組み合わせることも可能
基本的な文法を覚えるだけで簡単なプログラムを書くことができるため、プログラミング初心者におすすめ
RubyRubyアプリケーションソフトウェアを作成するためのプログラミング言語
食べログやクックパッド等のサイトもRubyを用いて開発された
フリーソフトウェアであり複製及び変更、再配布も可能なことからプログラミング初心者におすすめ
PythonPythonオープンソースで運営されているプログラミング言語
組み込み開発及びWebアプリケーション、デスクトップアプリケーション、人工知能AI等の最先端分野の開発に使用
C言語との相性が良い
コードを書きやすくかつ読みやすくするために生み出されたため、誰でも同じようなコードを書くことが可能
JavaJavaC言語をベースに開発されたプログラミング言語
サーバーからPCやスマートフォン端末等のプラットフォームの環境の違いを理解し、プログラムの実行内容に差異が生じないように共通動作を実現
GoGoGoogleが開発したプログラミング言語
シンプルでありながら高速処理が可能
誰が呼んでも理解可能なプログラムを書きやすいため複数人でのコーディングを行いやすい

ネイティブアプリの特徴

ネイティブアプリとは、アプリケーションストア経由でOSにインストールし使用するアプリケーションのことです。それぞれのOSに合わせた設計がされていることから、動作の軽さ及び簡単に操作が可能であり、さらに素早く起動することが可能です。

ネイティブアプリは大きくスマホアプリとPCアプリに分類されますので、それぞれについて解説致します。

ネイティブアプリ(スマホ)のメリット

ネイティブアプリ(スマホ)のメリットとしては、次の2点が挙げられます。

  • オフラインでも動作
  • 端末機器が保有する機能を利用可能

PC及びスマートフォン端末等に直接インストールを行うため、インターネット環境が整備されていないオフラインであっても動作し、さらに端末が元々保有するカメラ及びGPS機能等もフル活用することが可能です。

ネイティブアプリ(スマホ)のデメリット

一方でネイティブアプリ(スマホ)には、次の3点のデメリットが挙げられます。

  • アプリケーションストアの審査がある
  • OSアップデートの影響を受ける
  • iOS及びAndroidでは、別のプログラミング言語を使用するため工数がかかる

ネイティブアプリは、Apple Store及びGoogle Play等のアプリケーションストアを介することから、リリース時及びアップデート時毎に審査があります。さらにOSアップデートの影響も大きく、場合によってはバグなどの不具合を起こしてしまうことも少なくありません。

さらにiOS及びAndroidでは別のプログラミング言語を使用しているために、それぞれの言語で開発を行う必要があり、工数が余計にかかってしまいます。

ネイティブアプリ(スマホ)開発に適した言語

ネイティブアプリ(スマホ)を開発する際、OS毎に適した言語が異なりますので解説致します。

iOS

プログラミング言語特徴
Objective-CC言語にオブジェクト指向プログラミングを邪脳にする仕様を追加した言語
C言語で記述されたプログラムは有効なプログラムとして扱うことが可能
SwiftApple社が生み出したプログラミング言語
Objective-C言語にも簡単に組み込むことが可能
iOS及びMacのアプリケーションは全てSwiftで開発可能
Objective-CやRuby、PythonやJava等の言語の特徴が少しずつ取り入れられているためわかりやすい

Android

プログラミング言語特徴
JavaC言語をベースに開発されたプログラミング言語
サーバーからPCやスマートフォン端末等のプラットフォームの環境の違いを理解し、プログラムの実行内容に差異が生じないように共通動作を実現
Kotlin静的型付けのオブジェクト指向プログラミング言語
静的なnull安全が保証
言語構文はJavaとは互換性はないが、Java VM上で動作することからこれまでのJavaの知識の多くを流用することが可能

応用編:iOS・Androidを同時に開発する時

iOS及びAndroidどちらにも対応したネイティブアプリを同時に開発したい時には、次の2つのフレームワークを利用することでほぼワンソースで開発することが可能です。

フレームワーク特徴メリットデメリット
Flutterモバイルアプリフレームワーク
Googleが開発したDartというJavaSprictの問題点を改善し置き換えるための言語を使用
従来のモバイルアプリ開発が直面していたあらゆる問題に対処可能
開発効率が高い
コストパフォーマンスが高い
プログラムを変更した際にUIに反映可能なホットリロード機能が使用可能
OS毎の独自搭載の機能に関しては個別に開発が必要
歴史が浅いため使いこなせるエンジニアが少ない
React Nativeモバイルアプリフレームワーク
JavaScript言語を使用
効率的に開発可能
プログラムを変更した際にUIに反映可能なホットリロード機能が使用可能
頻繁にアップデートが行われるため対応に手間取る
エラー解決しにくい

ネイティブアプリ(PC)のメリット

ネイティブアプリ(PC)のメリットとしては、次の2点が挙げられます。

  • 端末が保有する機能をフルに活用可能
  • オフラインでも使用可能

ネイティブアプリ(スマホ)同様、端末が保有する機能をフルに活用することができ、インターネット環境の整備されていないオフライン下でも使用可能となっています。

ネイティブアプリ(PC)のデメリット

一方でネイティブアプリ(PC)のデメリットとしては、次の2点が挙げられます。

  • 需要が減少している
  • OSアップデートの影響を受けやすい

スマートフォン端末の需要が伸びていることから、ネイティブアプリ(PC)自体の需要が減少してきていることが大きなデメリットと言えるでしょう。また、ネイティブアプリ(スマホ)と同じくOSのアップデートの影響を大きく受けてしまいます。

ネイティブアプリ(PC)開発に適した言語

ネイティブアプリ(PC)は、WindowsとMacのアプリに分類されるため、それぞれの開発言語も異なりますので解説致します。

Windows

プログラミング言語特徴
VisualBasicMicrosoft社がBASIC言語を元に自社ソフトウェア製品のために開発したプログラミング言語
グラフィック表示のWindowsアプリケーションを簡単に開発可能
マウス操作で設定していくことで開発可能
コードを1行ずつ書き込む必要がない
C言語1972年に開発されたプログラミング言語
世界中に普及
C ++やC#はC言語から発展
汎用性が高い
プログラミング実行速度が高い
習得難易度が高い
C ++C言語にオブジェクト指向を加えた言語
C言語と互換性がある
処理速度が速い
C#C言語にオブジェクト指向を加えた言語
Javaと文法が似ているためどちらかを扱った経験があればもう片方も簡単に扱うことが可能
初心者でも使用しやすい
JavaC言語をベースに開発されたプログラミング言語
サーバーからPCやスマートフォン端末等のプラットフォームの環境の違いを理解し、プログラムの実行内容に差異が生じないように共通動作を実現

Mac

プログラミング言語特徴
SwiftApple社が生み出したプログラミング言語
Objective-C言語にも簡単に組み込むことが可能
iOS及びMacのアプリケーションは全てSwiftで開発可能
Objective-CやRuby、PythonやJava等の言語の特徴が少しずつ取り入れられているためわかりやすい
Objective-CC言語にオブジェクト指向プログラミングを邪脳にする仕様を追加した言語
C言語で記述されたプログラムは有効なプログラムとして扱うことが可能
JavaC言語をベースに開発されたプログラミング言語
サーバーからPCやスマートフォン端末等のプラットフォームの環境の違いを理解し、プログラムの実行内容に差異が生じないように共通動作を実現

ハイブリッドアプリの特徴

ハイブリッドアプリは前述したWebアプリとネイティブアプリそれぞれの要素を兼ね備えているアプリケーションのことを指します。具体的には、アプリケーションの見た目や外側に関しては、ネイティブアプリと変わりませんが、中身に関してはWebアプリとなっています。

ネイティブアプリと同じようにアプリケーションをスマートフォン端末等にインストールして使用しますが、コンテンツに関してはWebアプリと同じようにWebから参照することになります。

ハイブリッドアプリのメリット

ハイブリッドアプリのメリットとしては、次の3点が挙げられます。

  • 端末が保有する機能をフルに活用することが可能
  • 少ない工数で開発可能
  • OSアップデートの影響が少ない

ハイブリッドアプリは、1つのアプリケーションを開発することでiOS及びAndroidどちらにも対応したアプリケーションを作成することが可能です。そのため、少ない工数かつ低コストで効率よくアプリケーション開発が可能となっています。さらにネイティブアプリよりもOSアップデートの影響が少ないとも言われています。

ハイブリッドアプリのデメリット

一方でハイブリッドアプリのデメリットとしては、次の2点が挙げられます。

  • アプリケーションストアの審査がある
  • ストアからインストールする必要がある

ハイブリッドアプリは、前述したネイティブアプリと同じように、Apple StoreやGoogle Playストアを介してインストールする必要があります。そのため、リリース時及びバージョンアップ時には都度審査があります。

ハイブリットアプリ開発に適した言語

ハイブリッドアプリを開発する際に適した言語は、次の5つが挙げられます。

言語英語表記特徴
HTMLHyper Text Markup LanguageWebページを作成するためのマークアップ言語
ハイパーテキストというハイパーリンクの埋め込みが可能な高機能なテキスト
PC及びスマートフォン端末で見ている画面は、基本的にHTMLを使用し印をつけることで文字及び画像あるいは表等のデータファイルを表示している
CSSCascading Style SheetsWebページのスタイルを指定するためのスタイルシート言語
HTMLと組み合わせて使用
Webページの表示スタイル(色、サイズ、レイアウト等)や、プリンタ等の機器で出力する際の出力スタイル等を指定することが可能
JavaScriptJavaScriptWebサイトに動きをもたせるために開発されたプログラミング言語
大抵のWebサイトに使用されている
Webページの動作、Webアプリ開発、ネイティブアプリ開発、ゲーム開発等に活用
PythonPythonオープンソースで運営されているプログラミング言語
組み込み開発及びWebアプリケーション、デスクトップアプリケーション、人工知能AI等の最先端分野の開発に使用
C言語との相性が良い
コードを書きやすくかつ読みやすくするために生み出されたため、誰でも同じようなコードを書くことが可能
ScalaScalaオブジェクト指向言語及び関数型言語の特徴を持つハイブリッド言語
Javaでできることは全てできる
JVM(Java Virtual Machine)というJava仮想マシン上で動作するため、OSを気にしてプログラミング処理を行う必要がない

フレームワークとは

フレームワークとは、アプリケーションを開発する際、土台として機能させるソフトウェアのことを指します。

アプリケーションを開発するためには、前述してきたプログラミング言語を駆使するだけでは、工数が多く膨大な時間とコストがかかってしまいます。0からアプリケーションを開発するのではなく、土台としてのフレームワークを活用することで、効率的にアプリケーション開発を進めることが可能です。

プログラミングとフレームワークの違い

混同してしまいがちなプログラミングとフレームワークですが、プログラミングの中にフレームワークが包括されていると考えましょう。具体的には、プログラミングはコンピューターに動作を行うために指定をする情報処理のことであり、フレームワークはプログラミングに効率的な機能を付加することです。

プログラミングにフレームワークを活用するメリット

プログラミングにフレームワークを活用するメリットとしては、次の3点が挙げられます。

  • ミスやエラーを減らすことが可能
  • 開発スピードの向上
  • コードの読みやすさ

プログラミングにフレームワークを活用することで、コーディング量が減ります。そのため、単純にミスやエラーの確率が減ります。さらに付随して開発スピードが向上します。特に開発に必要な機能がテンプレートとして存在しているため、0から開発する必要がないのです。

また、複数人のエンジニアが携わる場合、それぞれのエンジニアによってコードの書き方が異なる場合があり、コードが読みにくいということが発生します。しかし、フレームワークを活用することでコードの書き方だけでなく、ルールが統一されるため、誰でもコードが読みやすくなるというメリットがあります。

プログラミング言語別おすすめのフレームワーク

これまでご紹介してきたプログラミング言語に対して、おすすめのフレームワークは異なります。詳細を解説致します。

Rubyのフレームワーク

フレームワーク特徴
Sinatra「楽しもう」というコンセプトの元作られたフレームワーク
シンプルかつ最小限の制約しかないことから初心者向け
Ruby on Rails略してRailsまたはRoRと呼ばれることが多い
簡単なコードのみでWebアプリケーションの開発が可能
処理速度は遅いため大規模なデータを扱う開発には不向き
PadrinoSinatraをベースに作成されたフレームワーク
Sinatraの本質に忠実でありながらも、複雑なアプリケーションに適したものにするためのツール及びヘルパー、コンポーネントの標準ライブラリを作成可能

JavaScriptのフレームワーク

フレームワーク特徴
Vne.jsシンプルで自由度が高い
生産性が高い
他のライブラリとの組み合わせを自由に選択可能
人気のあるフレームワーク
AngularJSGoogleが提供するオープンソースのフレームワーク
扱いやすく優れた機能性を持つ
Express.jsJavaScriptを実行する環境の1つであるNode.jsを使いやすくするためのフレームワーク
フロントエンド及びバックエンドどちらに関しても1つの言語のみで実行することが可能

Javaのフレームワーク

フレームワーク特徴
Spring Frameworkオープンソースのフレームワーク
AOP(アスペクト指向プログラミング)とDI(依存性の注入)という概念で構成されているため、シンプルにプログラムをまとめることが可能かつ修正や改修が容易
専用のテストプログラムが存在
Play FrameworkJavaとScalaを使用して作られたフレームワーク
Ruby on RailsやDiangoから影響を受けているため似ている
アプリ開発をスピーディーに進めることが可能
JSFJakarta EE(Javaを使用したWebアプリ開発のプラットフォーム)に搭載されたフレームワーク
高性能なWebアプリのインターフェースを作成可能

CSSのフレームワーク

フレームワーク特徴
FoundationZURB社によって開発されたフレームワーク
高いカスタマイズ性を誇る
デザインを高速化可能
デバイスに関わらず見栄えのするアプリケーション等を簡単に設計可能
BootstrapTwitter社がTwitterを開発するために用意したフレームワーク
パーツ及びテンプレートが豊富
レスポンシブデザインに対応
UIkit高速かつ強力なWebインターフェースを開発するためのフレームワーク
高いデザイン性を誇る
テンプレートをそのまま使用しても美しいと評判

PHPのフレームワーク

フレームワーク特徴
CakePHPサーバー設定及び動作環境整備がほぼ不要
日本語の学習サイトが豊富
ケーキを焼くように簡単にアプリケーションを開発することが可能
bake機能という対話形式の質問に回答するだけ手プログラムの自動生成が行われる開発速度向上に役立つ機能が搭載
FuelPHP様々なPHPフレームワークの良い点を取り入れたフレームワーク
PHP5.3以上を対象とし高速かつ軽量である
高度なWebアプリケーションの開発に向いている
使用される際に必要なクラスだけを読み込むためメモリ容量を抑えることが可能かつ高速に動作
LaravelSymphonyというフレームワークを踏襲し開発されたフレームワーク
複数人での分業開発が容易
コードが理解しやすい
プログラムの高い拡張性を誇る

Pythonのフレームワーク

フレームワーク特徴
Flask小規模向けの簡易なWebアプリケーション開発に適したフレームワーク
マイクロフレームワークとも呼ばれフレームワークに実装されている機能が少なくアプリ開発を学ぶために適している
実証実験を行ったり、デモ用のプロダクトの開発を行なったりする時に採用
Django高品質なWebアプリケーションを簡単に最小限のコードで作成可能
高速な動作を誇る
セキュリティ面も安心
容易にメンテナンスが可能
プラットフォームの選択は自由

アプリ開発を学ぶ方法

アプリケーション開発には、プログラミング言語をはじめ、フレームワーク等の専門的な知識が必要です。1からアプリケーション開発を学ぼうと考えた時には、次の3つの方法があります。

  • プログラミングスクールを利用
  • 独学で学ぶ
  • 学習サイトを利用

経済面である程度の余裕があるという場合には、プログラミングスクールを利用し学ぶことがおすすめです。この場合、元々システムに関する知識が乏しくても専門の講師から手取り足取り学ぶことができるというメリットがあります。

しかし、経済的な余裕がないといった場合には、独学で書籍を読み漁ったり、学習サイトを利用したりして学ぶことが必要です。この場合には、有名なプログラミング言語やフレームワークであればソースはたくさんありますが、マイナーなプログラミング言語やフレームワークの場合ソースが少なく学ぶのは難しいといったデメリットがあることを覚えておきましょう。

まとめ

アプリ開発におすすめの言語について、アプリケーションの種類ごとに適したプログラミング言語をはじめ、フレームワークやアプリケーション開発を学ぶ方法について解説致しました。

開発したいアプリケーションの種類によって適したプログラミング言語及びフレームワークがあることが理解できたのではないでしょうか。アプリケーション開発に携わる際には数多くあるプログラミング言語やフレームワークの全てを学びマスターすることは非現実的であるといえます。

開発するアプリケーションに必要な知識を効率よく習得し、アプリケーション開発に役立てていくことが大切です。

【モバイルアプリ開発に最適なフレームワーク4選】モバイルアプリ開発フレームワークのメリットやデメリットも徹底解説!

モバイルアプリ開発に活用することで、効率よくアプリ開発を進めることができると人気のフレームワーク。多くの有名アプリが、フレームワークの活用により製作されてきました。本記事では、モバイルアプリ開発に最適なフレームワークをはじめ、モバイルアプリ開発のフレームワークのメリット及びデメリット等を徹底解説致します。

モバイルアプリ開発のフレームワークとは

フレームワークは、ソフトウェア製品の開発の際、すぐに活用可能な基本的なプログラミングモジュール及びツール、ライブラリーを搭載したプラットフォームのことです。フレームワークを活用することにより、初心者でもプログラムを簡単に作成することが可能です。

モバイルアプリ開発のフレームワークとは、システム開発者がモバイルアプリ構築を行う際、補助を行う目的で製作されたライブラリのことです。モバイルアプリ開発に必要な基本的な構造が既に搭載されているため、効率よくモバイルアプリ開発を行うことが可能となります。

モバイルアプリ開発のフレームワークのメリット

モバイルアプリ開発のフレームワークを活用したアプリ開発には、次の4つのメリットがあります。

  • 効率的な開発が可能
  • 信頼性とセキュリティが高い
  • バグを回避
  • 保守が簡単にできる

本項目では、上記4つのメリットについて解説致します。

効率的な開発が可能

アプリケーションの基礎の部分にフレームワークを活用することで、基礎部分の開発を省略することが可能となり、効率の良いモバイルアプリ開発を行うことができます。

信頼性とセキュリティが高い

フレームワークでは、アプリケーションへのログイン機能等の仕組みが既に完成しているため、エンジニアが自作するよりも、高いセキュリティを保つことが可能です。

バグを回避

モバイルアプリ開発を行う場合、プロジェクトチームで作業を分担することが多いです。そのため、エンジニアによってコードの書き方が異なる場合があり、ヒューマンエラーが発生しやすくなってしまいます。フレームワークを活用すると、共通のコードでモバイルアプリ開発を行うことができ、バグを回避することが可能です。

保守が簡単にできる

フレームワークの規則に基づいてモバイルアプリ開発を行うため、アプリケーション全体の把握が容易となり、同時に保守性の向上も期待することが可能です。

モバイルアプリ開発のフレームワークのデメリット

モバイルアプリ開発のフレームワークを活用したアプリ開発には、次の2つのデメリットがあります。

  • フレームワークに関する学習が必須
  • プログラミング言語の理解が不十分になる可能性

本項目では、上記2つのデメリットについて解説致します。

フレームワークに関する学習が必須

実際に活用するフレームワークによって、フレームワークの使い方について学習する必要があります。活用したことのないフレームワークであれば、学習時間も長くなるでしょう。

プログラミング言語の理解が不十分になる可能性

フレームワークを活用すると、プログラミング言語の理解が不十分な初心者でも簡単にモバイルアプリ開発を行うことができてしまいます。そのため、フレームワークに頼りきってしまうと、プログラミング言語が十分に理解されないままという事象もあり得るのです。

モバイルアプリ開発に最適なフレームワークの選び方

必要な機能を搭載しているか

選択するフレームワークによって、様々な特徴があります。モバイルアプリ開発を行う際には、アプリケーションに搭載予定の機能をきちんと把握し、適切な機能が搭載されているフレームワークを選択することが大切です。

実績のあるフレームワークか

フレームワークは次から次へと新しいものが誕生しています。「メジャーだからいい」「新しいからだめ」といったことはありませんが、あまりにもマイナーなフレームワークを選択してしまうと、実際に対応可能なエンジニアが少なく、学習コスト等がかかってしまうでしょう。開発するモバイルアプリの機能によって、なるべく実績の高いフレームワークを選択することが、効率の良い開発への近道です。

将来性と自社能力との相性

フレームワークを選択する際は、フレームワークが将来的に廃れないものであることが大切です。人気のフレームワークは、提供開始から10年以上経過してもアップデートされ続けています。そのため、一過性の人気でフレームワークを選択するのではなく、長い目でみてメンテナンスやバージョンアップがされ続けるフレームワークを選択しましょう。その際、もちろん自社のエンジニアとの相性も鑑みる必要があります。

モバイルアプリ開発に最適なフレームワーク4選

本項目では、モバイルアプリ開発に最適なフレームワーク4選をご紹介致します。

React Native

React Nativeは、Facebookが発表した高い人気を誇るクロスプラットフォームのフレームワークです。React Nativeでは、iOS及びAndroid双方のプラットフォームに対応するJavaScriptのみを使用し、モバイルアプリ開発が可能です。

React Nativeで開発されたアプリの例

  • Facebook
  • Walmart
  • Instagram
  • UberEats など
React Native ホームページhttps://reactnative.dev

Flutter

Flutterは、Googleが製作した無料で使用できるオープンソースのフレームワークです。Flutterでは、携帯電話、TV、タブレット端末等のアプリ開発を行うことが可能です。

Flutterで開発されたアプリの例

  • Alibaba
  • Google広告 アプリ など
Flutter ホームページhttps://flutter.dev

lonic

lonicは、HTML及びCSS、JavaScript等の技術を活用し、クロスプラットフォームのモバイルアプリを開発するために最適なフレームワークです。lonicはモバイルアプリに組み込んでおきたい主要なコンポーネント(リスト、ナビゲーション、入力フォーム、タブ等)が搭載されています。

lonicで開発されたアプリの例

  • Diesel
  • McDonald’s Turkey app
  • Mclaren Automotive など
lonic ホームページhttps://ionicframework.com/jp/docs/

Xamarin

Xamarinは、Microsoftが発表したC#プログラミング言語を補助するフレームワークです。Xamarinは、1回のコード記述により、iOS及びAndroid、Windows用のアプリ開発を行うことが可能なので、コスト削減を見込むことが可能です。

  • BBC Good Food
  • HCL
  • アラスカ航空 など
Xamarin ホームページhttps://docs.microsoft.com/ja-jp/xamarin/get-started/what-is-xamarin

まとめ

モバイルアプリ開発に最適なフレームワークをはじめ、モバイルアプリ開発フレームワークのメリット及びデメリット等を徹底解説致しました。モバイルアプリ開発の都度、最適なフレームワークを選択することで、効率よくセキュリティ性の高いアプリを開発することが可能です。今回ご紹介した以外にもフレームワークは数多く存在していますので、開発するアプリ及び自社のスキルに適したものを選択し活用していきましょう。