【ハイブリッドアプリとは?】ハイブリッドアプリのメリットやデメリット、おすすめの開発会社 10選も徹底解説!

近年、ハイブリッドアプリが大きな注目を集め始めており、アプリの開発においてもハイブリッドアプリの開発導入数は増え続けています。アプリ開発をしてみたいという方の中には、ハイブリッドアプリという名を聞いたことがあっても詳しく内容が分からない方もいると思います。

そこで今回は、ハイブリッドアプリについて詳しく解説していきながら、ハイブリッドアプリのメリットやおすすめの開発会社についてもご紹介していきたいと思います。

ハイブリッドアプリとは?

ハイブリッドアプリとは、Webアプリとネイティブアプリのいいところを組み合わせたアプリになります。

Webアプリはスマートフォンやパソコンなど関係なく起動できますが、デバイス独自の機能は使用できません。またネイティブアプリは、起動することができるOSは制限されますが、デバイス独自の機能は使用することができます。

ハイブリッドアプリの仕組みは、基本はWebアプリと同じになります。プログラム言語は「CSS」や「HTML」などを使用し、もし端末のネイティブ機能を使用したいときは、「Javascript」を用いたコンポーネントを追加することで、Webアプリとネイティブアプリ両方の良い部分を持ち合わせたアプリになるということになります。

ハイブリットアプリとネイティブアプリの違い

ハイブリットアプリとネイティブアプリを混同してしまう方もいますが、全く違うものになるのでここで解説しておきます。

まずハイブリットアプリは、インターネットや情報技術などのIT知識があまりなくてもアプリを開発することができますが、ネイティブアプリはAndroid・iOSなどの知識をしっかり持っていなければ開発できません。開発に使用するプログラム言語がOSごとに違うため、人件費や運用費などのコストがかさんでしまいます。

ネイティブアプリはハイブリットアプリよりもコストがかかり、開発を行うにはそこでかかったコストを回収出来るくらいのマーケティングが必要になるでしょう。

ハイブリッドアプリのメリット

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ここ数年でハイブリッドアプリは大きな注目を集めており、そのメリットから開発件数も増えてきました。それではハイブリッドアプリにはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

メンテナンスが簡単に行える

ネイティブアプリをメンテナンスする場合は、AndroidやiPhoneなどそれぞれのOSに対してメンテナンスが必要になるため、とても手間がかかるというデメリットがありますが、ハイブリットアプリをメンテナンスする場合は、マルチプラットフォームを採用しているため、AndroidやiPhoneなど複数のOS上にアプリをリリースしていたとしても、一度の修正作業で対応できます。

メンテナンスが簡単に行うことができるというのは、アプリ開発する開発者にとってはとても重要な要素でもあります。ハイブリッドアプリを使用することで、アプリを使用したユーザーの提案や要望などに、迅速に対応できる環境を作ることが可能になります。

開発コストを抑えられる

ハイブリットアプリは、Android・iPhoneのどちらにも対応できる「マルチプラットフォーム」のため、人件費や開発費を安く抑えることができます。ネイティブアプリの場合は、Android用・iPhone用と2種類を開発しなければいけないので、その分のコストがかかってしまいますが、ハイブリットアプリにはそれがありません。

また先ほども解説したように、IT知識が少なくても開発が可能になるため、人材育成にかけるコストも必要ないため、そのような点においてもメリットといっていいでしょう。

ネイティブ機能の利用

ハイブリットアプリの特徴である「ネイティブ機能」を使用して、効率的なアプリ開発を行うことができる点もメリットといっていいでしょう。ネイティブ機能とは、スマートフォンでいう「カメラ」や「位置センサー」、「プッシュ通知」などのことで、デバイスに実装されている機能のことをいいます。

例えばネイティブ機能を利用することで、スマホのカメラ機能を用いて商品のバーコードを読み取って、WEB上でその商品を検索する、といったアプリをネイティブ機能を利用することで作ることが可能になります。こういった機能はさまざまなデバイスが身のまわりにある現代社会において、非常に強力な開発手段となっています。

ハイブリッドアプリのデメリット

ハイブリットアプリのメリットについて解説してきましたが、もちろんデメリットも存在しますので、ここからはデメリットについて解説していきます。

スムーズに動作させるのが難しい

ネイティブアプリは、特定のOSやデバイスに最適な動きになるように設定されているため、非常にスムーズな動きをするアプリを実現することができます。そのため、OSごとに最適化されたネイティブアプリと比べた時に、ハイブリッドアプリの動作面は劣っているといっていいでしょう。

ハイブリッドアプリにネイティブアプリの動きを取り入れようとすると、開発自体がとても難しくなってしまうため、ハイブリッドアプリを開発する際には、このデメリットは受け入れて、行うことが重要になってきます。

細やかな仕様変更に対応しづらい

ハイブリッドアプリを開発するときには、決まったフレームワークを使用します。またカメラなどのネイティブ機能を利用するためには「Cordova」のような「特定のフレームワークの中のさらに特定のプラグイン」を利用することになります。

これらのプラグインは個人で開発されたものが多く、開発者が求めるような細かい仕様を実現できるほど、環境は充実していないのが現状です。そのため、入り組んだ細かい仕様を実現するためには自らプラグインを開発する、という選択肢を検討する必要がありますが、時間と技術が必要になるでしょう。

このように、フレームワークに依存しやすいハイブリッドアプリでは、細かい変更には対応しづらいため注意が必要です。

ハイブリッドアプリの開発方法

それでは独自にハイブリッドアプリを開発する方法について解説していきます。手順に沿って行うことで、スムーズなアプリ開発を行えるでしょう。

まず、ハイブリッドアプリを開発するうえで必要最低限の知識として「CSS」「JavaScript」「HTML」についての知識をマスターする必要があります。またハイブリッドアプリ開発に必要なフレームワークについては、いくつかあるのでご紹介しておきます。

Ionic

IonicはHTMLベースのフレームワークです。英語で書かれた情報が多く公開されているのが特徴で、英語中心のフレームワークは世界規模で情報が集まる傾向があるためプラグインの情報などを幅広く収集する場合はIonicがおすすめです。

Monaca

Monacaは、HTMLベースの一番ポピュラーなフレームワークです。日本語で書かれた記事が多いことが特徴で、多くの企業がMonacaを使用してハイブリッドアプリを開発しています。日本企業が提供しているフレームワークということで、日本人には使いやすく、アプリ開発のノウハウを全く持たない方にとっては、使用しやすいフレームワークといえるでしょう。

Adobe PhoneGap

Adobe PhoneGapは、Adobeがリリースしているハイブリッドアプリサービスです。開発者同士のコミュニティも用意されており、意見交換も活発に行われているので、開発において困った点などを気軽に聞ける環境が整っています。

ハイブリッドアプリに向いている開発事例

これまで解説してきた通り、ハイブリッドアプリはメリットとデメリットがあるため、どのようなアプリに向いているのかをしっかり把握し開発を進めていくことが大事になってきます。ここからはハイブリッドアプリに向いているもの・向いていないものをご紹介していきます。

まずハイブリッドアプリに向いているのは「ECストア」や「ニュースアプリ」になるでしょう。動的速度をあまり重要とせず、オフラインでは利用することが少ないため、ハイブリッドアプリにはぴったりといえるでしょう。

逆に向いていないのは「ゲームアプリ」や「加工アプリ」です。これは向いているアプリとは逆で、動的な速さが必要となりオフラインでも頻繁に動きがみられるため、ハイブリッドアプリには向かないといえるでしょう。

これらの特徴と照らし合わせながら、ハイブリッドアプリを作り上げていく必要があります。もちろん向いていないと紹介したアプリを作ることもできますが、その際は思うようなアプリにならないことをあらかじめ把握しておきましょう。

ハイブリッドアプリ開発おすすめの開発会社10選

それでは最後に、ハイブリッドアプリに特化したおすすめの開発会社をご紹介します。自分でアプリを開発することが困難な方は、開発会社にお願いしてアプリの開発を行うこともできます。

株式会社ケネス

株式会社ケネスは、東京に本社を置く2004年に誕生したシステム開発会社です。多数のエンジニアが在籍しアプリ開発にも積極的に取り組んでおり、顧客の希望や予算に合わせたアプリ開発を行ってくれるため、安心して依頼をすることができます。

アプリ開発には10年以上の実績があり、これまでに100以上のアプリを手掛けており、iOSやAndroidのアプリ開発だけでなく、ハイブリッドアプリに関しても開発実績が非常に豊富です。アプリ開発やインフラ整備、運用などの経験で培ったノウハウや技術力を駆使することで、高品質なシステムやサービスを短納期かつ安いコストで開発できるのが株式会社ケネスの特徴です。

アプリ開発に関することはすべてお任せしたいという方におすすめしたい開発会社です。

株式会社APPSWINGBY

株式会社APPSWINGBYは、東京に本社を置く2004年に誕生したシステム開発会社です。Webシステムや業務システム、アプリの受託開発を中心とした事業を展開しており、アプリ開発においては、クロスプラットフォーム開発を採用し、コストを抑えながらハイクオリティなハイブリッドアプリを提供することができます。

また、映像や動画を使った特殊アプリの開発も得意としており、「複数の動画をリミックスした他視点動画」「情報を読み取ってキャラクターに変える」というアプリを作り上げることができます。

Webシステム開発にも強みを持っているので「Webシステムと連携するアプリ開発をしたい」という方にはおすすめの開発会社といえるでしょう。

リトルソフト株式会社

リトルソフト株式会社は、東京に本社を置く2006年に誕生したシステム開発会社です。設立時より、Webシステムやアプリに特化した開発を続けており、近年では独自サービス・アプリ開発にも力を入れています。それらを活用して効率的にシステム構築を行っています。

リトルソフト株式会社は、Webシステムと連携可能なハイブリッドアプリの開発を最も得意としており、Webシステムの開発で作った資産や部品をそのままアプリで活用し、手順を短縮することができます。また開発はスタートからリリースまでワンストップで行うため、情報が漏洩する可能性がないため、高いセキュリティを約束してくれます。こうした短期間で高品質なアプリを開発できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

「アプリを使ってこんなことをしたい」という、ユーザーのさまざまなニーズに応えられる提案力と技術力があり、ITに詳しくない方でも安心して依頼することができます。

株式会社カモメ・コーポレーション

株式会社カモメ・コーポレーションは、横浜に本社を置く2011年に誕生したシステム開発会社です。モバイル向けのハイブリッドアプリの開発を得意としており、不動産系アプリ・製造業向けアプリ・予約系アプリなど豊富な実績を持った開発会社です。

またシステムの拡張性や再利用性を重視しており、機能追加やUIの変更にもスムーズに対応できるのも特徴です。アプリの開発だけでなく、その後のサポートもしっかり行ってくれるので、アプリの開発からリリース後まで総合的に見てほしいという方にはおすすめの開発会社です。

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、東京に本社を置く1977年に誕生したシステム開発会社です。長い歴史をもち全国各地に拠点を持っており、近年はベトナムにも拠点を設けたことで話題にもなりました。

これまで多くの中小企業や官公庁から依頼されたアプリ開発を手掛けており、ハイブリッドでの開発に長けています。マッチングアプリや教育系アプリ、人事系アプリなどの開発を行ってきました。

最近は、サーバー自体を用意しないサーバーレスなシステムをAzureやAWS上に構築するケースも多く、ランニングコストを抑えたアプリ運用を提案することもできます。また、Webシステムや業務システムと連動して動くアプリの提案や開発も得意としています。

アンドジョーイ株式会社

アンドジョーイ株式会社は、東京に本社を置く2016年に誕生したシステム開発会社です。多くの優秀なエンジニアを抱え、依頼のレベルに応じて必要な人材を割り当てていきます。

アンドジョーイ株式会社の特徴は、安いコストでハイブリッドアプリの開発を行えるところです。ファンクラブの会員制アプリや情報提供を強化するアプリなど豊富な実績を持っており、過去には有名企業の住宅ローンアプリや学習アプリなどのハイブリッドアプリの開発を行っています。また、Webサービスをアプリに作り変えることも得意としています。

開発からリリース後のサポートもしっかりしており、コストについても通常の開発会社よりも2割以上安く済ますことができるので、少しでもコストを抑えたいという方にはおすすめの開発会社といえるでしょう。

Social Healthcare Design株式会社

Social Healthcare Design株式会社は、横浜に本社を置く2018年に誕生したシステム開発会社です。創業以来、ヘルスケアに関するシステム開発を行ってきましたが、近年はさまざまな業種のアプリやシステム開発にも取り組んでいます。

AndroidアプリやiOSアプリなど、すべてに対応したハイブリッドアプリの開発が可能となっており、マルチプラットフォームに対応したオープンソースでの開発を最も得意としています。

オフショアを活用したアプリ開発では、通常より半額以上開発費用を抑えられるのも大きなメリットです。利便性やユーザーの使い勝手を優先した質の高いハイブリッドアプリ開発をしたい方にとっておすすめの開発会社といえます。

anyenv株式会社

anyenv株式会社は、横浜に本社を置く2021年に誕生したばかりの新興システム開発会社ですが、すでに全国7ヵ所に拠点を設けており、全国規模の企業となっています。

依頼者からの開発内容をヒアリングし、ハイブリッド開発がいいかネイティブ開発がいいかを判断してくれ、最適な開発方法を提案してくれます。フレームワーク「Flutter」を使用したハイブリッド開発を活用して、開発工程を通常の半分程度で終わらせた実績もあり、コストを安く抑えたい方にはおすすめの開発会社になるでしょう。

顧客が提案する予算やニーズに合わせて、一番いい方法を提示してくれるので、アプリ開発に関する相談を気軽にできる開発会社といっていいでしょう。

株式会社NEX-GEN

株式会社NEX-GENは、東京に本社を置く2014年に誕生したシステム開発会社です。日本とインドの優秀なエンジニアによってハイブリッドチームを形成した開発体制を築いており、他の開発会社よりコストを抑えた提案ができるのが大きな特徴といえるでしょう。

またハイブリッドアプリの開発実績が豊富な点も特徴といえます。アプリ開発に必要となる多くのレームワークにも対応でき、日本のエンジニアが対応できないフレームワークについても、世界屈指といわれる高い最新技術を学んでいるインドのエンジニアがいるため、常に世界最先端の技術を使ったアプリ開発が可能です。

また小さなアプリ・簡単なアプリの開発も多く手掛けており、「スマホカメラで撮影した写真を認識するアプリ」や「データを分析するアプリ」など、数多く開発しています。業種に縛られず、大小さまざまなアプリの開発を行っているので、全ての方におすすめの開発会社といえます。

株式会社パコムソリューション

株式会社パコムソリューションは、東京に本社を置く2017年に誕生したシステム開発会社です。設立以来「新しい技術を使って、新しい価値と出会いを創る」をミッションに掲げ、アプリ開発やWebシステムなど数多くの開発を行ってきました。最近は最新AI技術やブロックチェーン技術を活用した、新しい開発を行っていることでも注目を集めています。

アプリ開発においては、クロスプラットフォーム「React Native」を使用したハイブリッドアプリの開発を得意としています。オンライン販売アプリやオンライン注⽂アプリなどを開発した実績を持ち、幅広い業種のアプリ開発を行っているので、さまざまなノウハウを持ち合わせ、経験が豊富なのも株式会社パコムソリューションの特徴といえるでしょう。

コガソフトウェア株式会社

コガソフトウェア株式会社は、東京に本社を置く2005年に誕生したシステム開発会社です。ハイブリッドアプリ開発に特化した開発会社で、アプリ開発はもちろんリリース後のマーケティングについてもサポートしてくれるので、アプリ開発初心者にはおすすめの開発会社といえます。

多くの優秀なエンジニアを抱えており、ユーザーの要望に沿ったアプリの開発を行ってくれます。ハイブリッド開発のため、Android・iOSアプリを同じコードで開発できるため、多くの工程を割くことができるため、時間やコストの削減にもなります。

アプリ開発後のサポートもお願いしたい方や、コストを削減したい方にはおすすめの開発会社といえるでしょう。

まとめ

この記事では、ハイブリッドアプリのメリットやデメリット、ハイブリッドアプリに特化した開発会社について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

ハイブリッドアプリは、Webアプリとネイティブアプリの両方のいいところを持ち合わせたアプリになっており、最近では世界のアプリの中でも開発件数も多くなってきています。そのため、その注目度も上がっておりハイブリッドアプリに関するサイトも多く見受けられるようになってきました。

もちろんメリットもあればデメリットもあるので、しっかり把握したうえでアプリ開発を行う必要があります。これからハイブリッドアプリを開発してみようという方は、今回の記事を参考にして、オリジナルアプリを作り上げてみてください。

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