「自社アプリを開発したいけど、開発経験がない…」そんな悩みはもう終わり!
この完全ガイドでは、Android Studioを使ったアプリ開発の全てを網羅しています。
最新の開発環境構築方法、効率的なコーディングテクニック、リリースまでのステップをわかりやすく解説。
あなたのビジネスを加速させるアプリ開発を、今すぐ始めましょう。
この記事を読んでほしい人
- Android Studioを使ってアプリ開発を始めたい初心者の方
- Android Studioの基本的な使い方を学びたい方
- より効率的な開発のためにAndroid Studioの機能を最大限に活用したい方
この記事でわかること
- Android Studioのインストールから基本的な使い方まで
- Android Studioを使った効率的な開発手法
- 開発を加速させる便利なAndroid Studioの機能とプラグイン
Android Studioとは?
Android Studioは、Googleが提供するAndroidアプリ開発のための統合開発環境(IDE)です。
IDEとは、アプリ開発に必要なさまざまな機能が一つにまとめられた便利なツールのことを指します。
Android Studioには、コードエディタ(コードを書く場所)、デバッガ(バグを見つけるツール)、エミュレータ(仮想のAndroid端末)、ビルドツール(アプリを完成させるツール)など、開発に必要な機能が全て揃っています。
Android Studioの特徴
Android Studioには、さまざまな特徴があるので、次の4つの代表的な特徴についてご紹介します。
- インテリジェンスコードエディター搭載
- テストを実施しやすい
- バージョン管理システムと統合されている
- 簡単にアプリを構築することが可能
それぞれの特徴を押さえておきましょう。
インテリジェンスコードエディター搭載
Android Studioには、インテリジェンスコードエディターが搭載されています。
インテリジェンスコードエディターには、コードの自動補完をはじめ、置換や検索等、コーディングを効率的かつスピーディーに行えるような便利な機能が揃っているため、簡易的なアプリを開発するといった場合には、ほぼコーディングすることなく、開発を行えます。
テストを実施しやすい
Android Studioには、開発したAndroidアプリのテストを行うためのツール及びフレームワークがあらかじめ準備されており、短い時間でJUnit4及びUI機能のテストを簡単に実施可能です。
そのため、バグや不具合等を最小限に抑えつつ、効率的に開発を進めていくことができます。
バージョン管理システムと統合されている
Android Studioは、GitHubをはじめSubversion等のバージョン管理システムと統合されています。
よって、プロジェクトチームでの開発環境を整えることが容易で、さらに環境に応じてさまざまな設定を変更することができるので、チームごとに最適にカスタマイズしながら開発を進めることが可能です。
簡単にアプリを構築することが可能
Android Studioには、Gradleというビルドツールが搭載されていることから、外部からのライブラリを追加することも容易であり、簡単にAndroidアプリを構築することが可能です。
Android Studioで開発することができるアプリ
Android Studioで、開発することができる下記5つのアプリケーションについて簡単にご紹介していきます。
- Androidスマートフォンアプリ
- Androidタブレットアプリ
- Android Wearアプリ
- Android TVアプリ
- Android Autoアプリ
Android Studioの利用を検討している方は、参考にしてみてください。
Androidスマートフォンアプリ
Android Studioを活用すると、いうまでもなく、Androidのスマートフォンアプリを開発することが可能です。
Androidタブレットアプリ
AndroidタブレットアプリもAndroid Studioを活用して開発できます。
Android Wearアプリ
Android Studioを活用すると、Androidが搭載された時計Android Wearアプリを開発することが可能です。
Android TVアプリ
テレビの大画面で映画やスポーツ、マルチ動画プレーヤー、ゲームなどを楽しめるAndroid TVのアプリも、Android Studioを活用することで開発可能です。
Android Autoアプリ
カーナビの一種であるAndroid Auto用のアプリもAndroid Studioを活用して開発することが可能です。
WindowsにおけるAndroid Studioインストール方法
WindowsにおけるAndroid Studioをインストール方法について、順を追って解説致します。
まず初めに公式サイト(https://developer.android.com/studio/index.html?hl=ja)から、Android Studioをダウンロードします。利用規約がありますので、必ず目を通し、同意できる場合のみチェックを入れてダウンロードをしましょう。
ダウンロード実行後、ダウンロードフォルダに下記のようなファイルが表示されます。
android-studio-xxx.xxxxx-windows.exe |
上記ファイルを実行すると、「Welcome to Android Studio Setup」というダイアログボックスが表示されるので、「Next>」をクリックします。
続いて、「Choose Components」という画面に切り替わるので、インストールするコンポーネントを選択し「Next>」をクリックします。(※各種設定はデフォルトのままが推奨です。)
次に「Configuration Settings」という画面になるので、こちらも「Next>」をクリックします。すると「Choose Start Menu Folder」という画面になり、スタートメニューにショートカットを表示するかどうかを選べます。
その後「Install」をクリックし、「Installation Complete」の画面で「Next>」をクリックすると「Completing Android Studio Setup」という画面になるので「Finish」をクリックしインストール完了です。
MacOSにおけるAndroid Studioインストール方法
続いてMacOSにおけるAndroid Studioのインストール方法を順を追って解説致します。
まず初めに公式サイト(https://developer.android.com/studio/index.html?hl=ja)から、Android Studioをダウンロードします。
利用規約に必ず目を通し、同意できる場合のみチェックを入れてダウンロードをしましょう。
ここでは使用しているMacのプロセッサに合わせて「Mac with Intel chip」または「Mac with Apple chip」のどちらかをクリックします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、「Android Studio.app」をApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップします。
その後Applicationsフォルダ内の「Android Studio.app」をダブルクリックし、開きます。
「Import Android Studio Settings」というダイアログが表示されるので、「Do not import settings」を選択し「OK」をクリックします。
次に「Android Studio Setup Wizard」の「Welcome」という画面が表示されるので、「Next」をクリックします。
「Install Type」という画面になったら、「Standard」を選択し、「Next」をクリックします。
「Select UI Theme」という画面では、「Darcula」または「Light」のどちらかのお好みのエディタ画面を選択し、「Next」をクリックします。「Verify Settings」が表示されたら「Next」をクリックします。
次の「License Agreement」という画面では、「android-sdk-license」をクリックし、さらに「android-sdk-preview-license」をクリックした上で「Accept」をクリックし、ライセンスに同意します。
その後「Finish」をクリックし、「Downloading Components」という画面が表示されたら「Finish」をクリックし、Android Studioが起動し「Welcome to Android Studio」という画面が表示されたらインストール完了となります。
Android Studioを日本語化する方法
Android Studioを日本語化するためには、Pleiadesプラグインを使用します。
Android Studioのインストールが完了したら、Pleiadesプラグインのサイト(https://mergedoc.osdn.jp)にアクセスし、自分のOSや環境にあったものを選択し、Pleiadesプラグインをダウンロードしましょう。
Pleiadesプラグインをダウンロードすると、圧縮ファイルとなっているので展開し、「setup.exe」をダブルクリックして起動します。
起動すると「Pleiades 日本語化プラグインのセットアップ」という画面が表示されるので、「日本語化するアプリケーション」のところにある「選択」をクリックします。
ファイル選択のダイアログが表示されたらAndroid Studioを選択し「開く(O)」をクリックします。
ダイアログが閉じ、「Pleiades 日本語化プラグインのセットアップ」という画面に戻り、「Pleiades が配置されるディレクトリ」及び「Pleiades の設定が追加されるファイル」も自動的に設定されているのを確認し「日本語化する」をクリックします。
すると「日本語化が完了しました。」というメッセージがダイアログで表示されるので「OK」をクリックし、「終了」をクリックします。
その後Android Studioを起動すると、日本語化されていたら成功です。
エミュレータと実機、どちらでアプリを実行すべき?
Android Studioで開発したアプリは、エミュレータまたは実機で実行できます。
- エミュレータ:仮想のAndroid端末で、手軽にアプリをテストでき、さまざまな端末やAndroidバージョンをシミュレートできるとはいえ、実機と比べて動作が遅い
- 実機:実機があれば、実際のスマートフォンやタブレットで、より現実に近い環境でアプリをテストできる
開発の初期段階ではエミュレータでテストを行い、アプリが完成に近づいたら実機で最終確認を行うのがおすすめです。
状況に応じて使い分けよう
エミュレーターと実機、どちらを選ぶべきかは、開発の段階や目的に応じて異なるので、一般的には、開発初期段階ではエミュレーターで手軽にテストを行い、開発が進んだら実機で最終確認を行うのがおすすめです。
環境 | メリット | デメリット | 活用シーン |
エミュレーター | 手軽、多様なデバイス環境、開発効率 | 動作速度、実機との差異 | 開発初期、基本的な機能のテスト、UIデザインの確認 |
実機 | 正確な動作確認、特殊な機能のテスト、ユーザー体験の評価 | 環境の準備、デバイスの制限 | 開発後期、最終確認、パフォーマンスの評価、実環境でのテスト |
Android Studioの学習リソース
ここからは、Android Studioの学習リソースについてご紹介します。
- 公式ドキュメント
- チュートリアル
- オンラインコース
- 書籍
- コミュニティ
Android Studioの学習リソースは、初心者から上級者まで、それぞれのレベルや目的に合わせて豊富に用意されているので、自分に合ったものを選びましょう。
公式ドキュメント
Android Studioの公式ドキュメントは、機能や使用方法に関する最も信頼性の高い情報源です。
開発環境のセットアップから、コードエディタの使い方、デバッグ方法、アプリのビルドと公開まで、網羅的に解説されています。
<公式ドキュメントを活用するポイント>
- 検索機能を活用:知りたい情報に素早くアクセスできる
- サンプルコードを参考にする:実際にコードを書きながら学べる
- APIリファレンス:AndroidのAPIに関する詳細な情報を参照できる
チュートリアル
Android Studioには、Androidアプリ開発の基本的な手順を学ぶためのチュートリアルが用意されています。
実際に手を動かしながらアプリを作成することで、実践的なスキルを習得できます。
<チュートリアルの種類>
- 初心者向け:Android Studioの基本的な使い方や、シンプルなアプリの作成方法を解説している
- 中級者向け:より複雑な機能やUIデザイン、データベース連携などを扱ったチュートリアルもある
- テーマ別:カメラ機能、位置情報、ネットワーク通信など、特定のテーマに特化したチュートリアルも用意されている
オンラインコース
UdemyやCourseraなどのオンライン学習プラットフォームでは、Androidアプリ開発に関するさまざまなコースが提供されています。
体系的に学ぶことで、より深い知識とスキルを身につけることが可能です。
<オンラインコースを選ぶポイント>
- レベル:自分のレベルに合ったコースを選ぶ
- 内容:興味のあるテーマや、学びたい内容に焦点を当てたコースを選ぶ
- 講師:経験豊富な講師や、評価の高いコースを選ぶ
書籍
Android StudioやAndroidアプリ開発に関する書籍も数多く出版されています。
体系的にまとめられた情報や、専門的な知識を深めるために役立ちます。
<おすすめ書籍>
- Android StudioではじめるAndroidプログラミング入門
- やさしいAndroidプログラミング
- 基礎&応用力をしっかり育成! Androidアプリ開発の教科書
コミュニティ
Android Studioに関する疑問や問題を解決するために、コミュニティを活用することも有効です。
Stack OverflowやAndroid Developers Japanなどのオンラインコミュニティでは、他の開発者と交流したり、質問したりすることができます。
<コミュニティを活用するポイント>
- 検索機能を活用:過去の質問や回答を参考にする
- 質問する際:具体的に、わかりやすく質問する
- 回答する際:丁寧かつ正確な情報を提供する
Android Studioに関するよくある質問
ここからは、Android Studioに関するよくある質問にMattockのシニアコンサルタントが回答していきます。
- Q1. Android Studioはいくらかかりますか?
- Q2. Android Studioの推奨メモリは?
- Q3. Android StudioをMacから完全に削除するには?
- Q4. Android Studioの公式サイトはどこですか?
- Q5. アプリ開発にはいくらお金がかかる?
- Q6. Android StudioはどのOSに対応していますか?
- Q7. Androidの開発に必要なPCスペックは?
- Q8. Androidの推奨RAMはいくつですか?
- Q9. AndroidはNTFSを認識しますか?
- Q10. Macで完全にアンインストールする方法は?
Android Studioについての疑問が解決してない方は目を通してみてください。
Q1. Android Studioはいくらかかりますか?
Android Studioは無料です。個人開発者から大企業まで、誰でも無償でダウンロードし、利用できます。
Q2. Android Studioの推奨メモリは?
Android Studioの推奨メモリは8GB以上です。
快適に動作させるためには、16GB以上のメモリを搭載していることが望ましいです。
Q3. Android StudioをMacから完全に削除するには?
Android StudioをMacから完全に削除するには、以下の手順で行います。
- アプリケーションフォルダからAndroid Studioをゴミ箱に移動する
- 以下のファイルを削除する
- ~/Library/Preferences/AndroidStudio*
- ~/Library/Caches/AndroidStudio*
- ~/Library/Logs/AndroidStudio*
- ~/Library/Application Support/AndroidStudio*
- ゴミ箱を空にする
Q4. Android Studioの公式サイトはどこですか?
Android Studioの公式サイトはhttps://developer.android.com/studioです。
Q5. アプリ開発にはいくらお金がかかる?
アプリ開発にかかる費用は、アプリの規模や機能、開発期間、開発者のスキルなどによって大きく異なります。
個人で開発する場合は、Android Studioなどの無料ツールを利用することで、開発費用を抑えることが可能です。
Q6. Android StudioはどのOSに対応していますか?
Android Studioは、Windows、macOS、Linux、Chrome OSに対応しています。
Q7. Androidの開発に必要なPCスペックは?
Androidの開発に必要なPCスペックは、以下のとおりです。
- OS:Windows 7/8/10 (64-bit), macOS 10.10+, Linux (64-bit)
- CPU:2 GHz以上のデュアルコアプロセッサ
- メモリ:8GB以上 (16GB以上推奨)
- ディスク容量:4GB以上の空き容量 (Android SDKとエミュレータを含む)
Q8. Androidの推奨RAMはいくつですか?
Androidの推奨RAMは、開発するアプリの種類によって異なります。
- シンプルなアプリ:4GB以上
- 複雑なアプリ:8GB以上
- ゲームアプリ:16GB以上
Q9. AndroidはNTFSを認識しますか?
Androidは、NTFSファイルシステムをネイティブには認識しません。
ただし、サードパーティ製のアプリを使用することで、NTFSでフォーマットされた外部ストレージを読み書きできるようになります。
Q10. Macで完全にアンインストールする方法は?
A:Android StudioをMacから完全に削除するには、上記の「Android StudioをMacから完全に削除するには?」の手順で行います。
まとめ
この記事では、Android Studioの基本的な情報からインストール方法、日本語化、アプリの実行方法、学習リソースまで解説しました。
この記事を参考に、ぜひAndroid Studioをインストールして、Androidアプリ開発に挑戦してみてください!
Android Studioを活用したアプリ開発のご相談はMattockへ
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