ベトナムオフショア開発のメリット9つ!

ベトナムオフショア開発専門でもうすぐ10年、拠点はホーチミンからスタートしフエ、ハノイと各地を拠点にして様々なトラブル・問題も沢山遭遇し酸いも甘いも経験してきたからこそ語れることをこれからベトナムオフショア開発を検討している皆さんにご紹介していきます。

ベトナムオフショア開発って?

ベトナムオフショア開発は、一般的にいうオフショア開発をベトナムを拠点にして行うことを言います。ただしベトナムオフショア開発と言っても、ホーチミン、ハノイ、ダナン、フエと主要都市は複数ありまして。どこを拠点にするかでかなり違ってきます。やはり優秀な人材を手っ取り早く集めるならホーチミンかハノイの二択で長期視点で育成しコスパ最強の部隊を作るならダナン、フエもという感じでしょうか。

ベトナムオフショア開発のメリットとは?

ベトナムオフショア開発のメリットは、山ほどあります。もちろん、デメリットというかリスクというか心理・精神的、肉体的な負担!?もありますが(笑)ただこれから2020年から2030年にかけて、日本も中国もアメリカも、ヨーロッパ各国もウェブ開発者・人材は圧倒的に不足します。そういった点からコスト削減が目的であった、ベトナムオフショア開発ですが。2020年の今は、本質的な人材・開発リソースの確保と言った視点で見られるようになってきています。具体的にメリットを上げてみましょう。

人件費・開発コストの安さ

ベトナムオフショア開発の一番のメリットは、コスト・人件費の安さでしょう。実際に、業種や職種によっては日本の10分の一以下というものもあります。とはいえIT人材については、毎年給料・年収のベースアップがあります(国によって定められたものを含め)。それに加えて、人材の獲得競争によるコストの上昇・高騰も。

現にベトナム、特にホーチミンではヨーロッパ各国、アメリカと欧米諸国が優秀な人材の争奪戦で人件費の高騰が見受けられます。これからも続くでしょう。とはいえ、日本の開発者の人件費に比べれば圧倒的に安いです。

オフィス・事務所のコストの安さ

オフィスも安いです。ただし日本とは勝手が違うところもありますので、契約時にはちゃんとした仲介業者を介して契約を締結しましょう。わたしも何度も自分で契約しようと試みて、痛い目にあって無駄なお金を失いましたので。。あとは、オフィスは安いと言っても日本人と同じで優秀な人材ほど自宅からの立地・通勤の勝手の良さやオフィスの外観など気にする人が多いため辺鄙な場所にオフィスを構えると内定辞退が続き涙します。(実際に私は、激安オフィスを借りて失敗した経験があります。)

日本人と似た国民性

ベトナムオフショア開発をオススメする理由の1つがこの国民性です。もちろんどこの国でも個人差がありますから一概には言えませんが。中国やカンボジア、インドなど色んなエリアの開発者とやり取りして一番しっくりきたのがベトナムです。(※中国でのオフショア開発も長く展開しております、現地責任者は日本人以上に日本人らしいです。)

宗教は無宗教が多いため、仏教徒が多いからというのは関係がなさそうで。南のホーチミン、北のハノイで結構人柄も違う感じがありますが。どちらも真面目で勤勉な人が多いです。※とはいえ日本人のように、言わずに考えろ。1言って10を求めるみたいなのは一部の人は出来ますが。ほぼ通用しません。

為替の安定性

ベトナムの通貨は、ベトナムドンです。ベトナムオフショア開発に限らず、海外との取引やオフショア開発をするうえで問題というか大事なのが現地への給料やコストの支払い時の方法と支払い通貨があります。実際に、中国との取引では日本円計算にするのか。中国元建てで支払うのか。これで大きく差が開いて大変になったことがあります。

そして、2017年にブルームバーグがアジアで最も安定した通貨としてベトナムドンを紹介していたりするぐらいの安定性はあります。個人的に10年近くベトナムとの取引や変動を見て基本的にUSD(米ドル)と連動するように為替レートの安定性があるためある程度は安心することができます。※むしろ、USD(米ドル)建てで支払ってもらう方が喜ばれます。このコロナウイルスによる混乱にもアジアのなかでも唯一対米貿易黒字を拡大し続けている。

親日家が多いアジア随一の親日・愛日国

ベトナムオフショア開発が長くなると色んなベトナム人と出会います。そして、日本に対する尊敬、憧れ、訪日したい。日本で仕事をしたいと熱望する人が多いのにも驚かされます。これはベトナムオフショア開発をするうえで非常に良いことです。しかし逆のパターンも出て着ているのも事実です。

ベトナムオフショア開発が盛んになったことで、日本の大企業や資本力のある企業が大量にベトナムオフショア開発に進出し優秀な人材を確保し雇用したことで中には日本企業にマイナスイメージを持ちそれを喧伝するような人が出ているのもたまに見かけます。とはいえ、圧倒的に日本、日本企業のイメージは良いためアメリカや欧米諸国より印象やイメージと言った点では良いかもしれません。とはいえ、給料は外資系のアメリカやヨーロッパ各国の欧米諸国の方が良いというのはあるのでその点は彼らもちゃんとわかってます。

政治、財政、インフラが安定してる

ベトナムオフショア開発してる中で、政治的な問題で仕事が中断ということはあまりありません。そして、電気やインターネットのインフラですが。こちらも日本ほどではないですが。正常に稼働しています。カンボジア、インド、ミャンマーなどベトナムと同等かそれ以上に人件費が安いエリアではまだまだ停電にインターネットの断線が続く場合がありますが。ベトナムではそこまでありません。。そこまでというのは、停電はほぼないですが。インターネットの断線はまれにあります。(年数回ぐらい。これも回線会社を2つ以上契約しておくことでリスクヘッジ出来ます。)停電も10年やっててビルが古くて1回だけありましたw

あとは中国のように対日で、政治的に何か問題が起こる可能性がある国との取引やオフショア開発を実施していると何か起きた時が大変ですからね。

時差が少ない

ベトナムとの時差は、約2時間です。これが結構オフショア開発では、現場サイドが大変な思いをするので結構重要なポイントなんです。だって時差が10時間以上ある国とのオフショア開発なんて、昼夜逆転という具合になりますからね。実際にプロジェクトを進行する際に、日本の営業時間と同じように稼働できるのは結構現場で稼働するものとしては大事なポイントになります。

フォーが美味しい!

ベトナムオフショア開発をする際に、実際に現地に行くタイミングも出てきます。(※勿論、コストや時間から一度も現地に行かれない企業様も多いです。)その際に、やはり衣食住とはよく言いますが。うどんにラーメン、パスタと炭水化物、麺類が大好きで個人的にはフォーが大好きなためこれはメリット認定しても良いかなと思ってます。

あとはホーチミンなどは、フランスの植民地時代があった名残からフレンチも多く。女性の方も意外とグルメに、施設めぐりにと楽しめるのがベトナムの良いところです。とはいえ、パクチーなどベトナム料理独特の香辛料や材料・調理法が苦手な方はいますのでこの辺はお好みですね。

言語:日本語出来る人が多く。英語出来る人はかなり多い

オフショア開発の壁は、言葉の壁と勝手にキャッチコピーを考えましたが。私は第二言語どころか、母国語の日本語でさえ怪しいのでここに対しての心理的な障壁はゼロでしたが。ベトナムオフショア開発を検討中の企業様と商談すると言葉の壁について結構皆さん心配されます。まあオフショア開発する場合は、必ずあるのですが。どう日本語でやり取りするかですね。

この点については、ベトナムに日本語が出来るブリッジSE・開発者が結構多いのと(給料高めの強きで条件交渉してきます。目利きやバックグラウンドを正しくチェックしないと大外れを引くケースもあります。)結構、日本人のブリッジSEさんも多く駐在されており転職活動してるケースもあるため条件が合えばそこは解決出来ます。

どうしてもコストを抑えたいって場合には、ベトナムのホーチミン、ハノイで大学まで進学している開発者であれば大抵英語が出来ますので会話が無理でもslackやSkypeでチャットを使い英語でやり取りが出来ます。英語のタイプが出来ない方もご安心ください今はGoogle翻訳が盛んで精度も上がっているため大丈夫です。※とはいえ、開発・プロジェクト中のやり取りは意思疎通がうまくいかない、認識違いで大きなミスやトラブルになりがちなのでツールも使いつつ進めます。

ベトナムオフショア開発のメリットまとめ

ベトナムオフショア開発をこれから始めたい。興味がある。検討中だ!などなど色々皆さん思っているところがあると思います。私が最初にベトナムに訪れたのは、ベトナムオフショア開発というよりもベトナムというまだ”発展途上国”というイメージが根強かった時代に当時はまだ知り合いも誰もいませんでしたが。

複数の先駆者の方々がいらっしゃって、基盤を作られている経緯を見てアポイントを複数取り訪越を何度か繰り返したものです。当時は今以上に無知でしたから、既に経験した方に聞こうと無鉄砲に連絡を片っ端からとったり。メールやFacebookなどでベトナム人にメッセージをしたのを覚えています。(※そのうちのベトナム人1名は、今でも一緒に働いておりますwそんな国がベトナムです。)

気になる点や興味がある方は、ぜひご遠慮なくコメントやメッセージ下さい。またベトナムオフショア開発について気ままに情報発信していきたいと思います。

Leave a reply:

Your email address will not be published.