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『ラボ契約・ラボ型開発完全ガイド』成功させるポイントと注意点

オフショア開発ラボ契約・ラボ型開発を実行することが決まった際、もしくは検討段階で注意して頂きたいポイントをご紹介します。ベトナムオフショア開発に限らず、オフショア開発がはじめてという場合事前に知っておくべき情報や、気を付けておきたいポイントがあります。それを踏まえてオフショア開発をスタートするのと、そうでない場合では結果に大きな開きが出ます。これからオフショア開発を始める企業様の参考になれば幸いです。

ラボ契約・ラボ型開発とは?

ラボ契約・ラボ型開発とは、オフショア開発における契約形態の一つです。一定期間に一定数の人材を確保し発注する仕事量の最低保証を行うもので、基本的には半年から1年程度の期間行われます。一定期間ベースでの契約となるため、無駄なコストが掛からず非常に注目度の高い形態となっています。

基本的には開発が完了し納品すればそこで終了となりますが、ラボ契約・ラボ型開発ではプロジェクトが終了しても、契約期間内であれば継続して人員を確保し続けることが出来るため、非常に効率よく業務遂行を行うことが出来ます。具体的なメリットデメリットはどんなものがあるのかをご紹介致します。

メリット

まずはコスト面です。海外の優秀な人材を安く採用することが出来るために、非常に大きなコストダウンが可能となっています。また、契約期間内であればプロジェクト終了後でも人員確保が可能です。期間内は同じプロジェクトチームが専属として確保されているため、常の同じメンバーで開発を進めることが出来ます。

さらにラボ契約・ラボ型開発では契約期間が決まっており、その期間内であれば人員確保だけでなく仕様変更や追加システムなどにも対応してくれます。新しいプロジェクトの場合、こうした仕様変更や追加項目などは開発途中によく出てくるので、期間内に取り込めるのは非常に魅力的ではないでしょうか。

デメリット

メリットにもなるコスト面ですが、実はデメリットにもなる部分があります。それは「仕事の発注がない場合でもコストが掛かる」という点です。期間契約なので、業務があろうとなかろうとその分のコストは当然かかってしまいます。そのため、プロジェクトチームの稼働状況をよく確認することが大切です。

また、海外との連携になるためコミュニケーションをとるのに苦労するという点もあります。そのため、言語能力に長けた方がプロジェクトチームにいなければ、双方の内容理解度などにずれが生じてしまうでしょう。必ず現地の人と深くコミュニケーションを取り円滑な遂行を促せる能力のある方が必要となります。

ラボ契約・ラボ型開発を成功させるためには?

社内の担当者の選任

これはラボ契約・ラボ型開発に限らず、どのプロジェクトでも当然ながら担当者、担当責任者を選任すると思いますが。ここで注意して頂きたいのが。ラボ契約・ラボ型開発の場合は、出来るだけタフな事でも耐えれる方を選任されることをオススメします。開発経験が豊富な事は勿論ですが。ベトナム人の開発スタッフとのやり取りで、やはり初めてという方の場合は勝手の違いから匙を投げるという事もチラホラ御座います。根気よく、現地メンバーを育成管理出来る辛抱強さを持つ方が望ましいところです。

また出来るだけフットワークが軽い方、プロジェクトの内容や進捗具合次第ではベトナム現地(オフショア開発先)に飛んで数ヶ月寝食を共にしてプロジェクトを遂行するぐらいの気概があれば更に尚良いです。

担当者はどんな人が向いている?

担当者にとしてプロジェクトの中心になるべき人物とは一体どんな人がいいのか、ここが一番悩ましい所ではありますね。前述した通り、様々なことに耐えることのできるタフな方、開発経験が豊富で知識・スキルのある方、フットワークの軽い方というのはもちろんですが、オフショア開発の現地に関する様々な知識や理解がなければ難しいでしょう。まず言語力。言葉の理解、一般的な会話はもちろんですが、オフショア開発では言葉のニュアンスや単語一つで全く別の受け取り方、伝わり方となってしまいます。

そうなれば、密に連携していたとしても小さなズレが生じ、後々トラブルや大きな問題へと発展してしまう場合もあるでしょう。そうならないためにも、一般教養以上の言語能力が必要となります。また、現地と日本では文化も異なります。異文化に理解を示し受け入れられる寛大さがなければ担当者としてまとめるのは難しくなるでしょう。ITの知識、経験に加え、言語と異文化などの日本との違いを受け止め理解し、上手くまとめる能力は必須となります。

文化・商習慣の違い

ラボ契約・ラボ型開発する際には、担当者や責任者だけが異文化への理解のある方では上手く進行させることはできません。そのプロジェクトに携わる人員、むしろ開発する企業全体が他国に対しての理解がなければ、開発を成功させることは難しいでしょう。

言葉や文化の違いはもちろんありますが、国が違えば仕事に対する考えや姿勢も異なります。そのため、日本のやり方のみしか受け入れられないという方が一人でもいると、気持ちのズレや苛立ちが目立ってしまうでしょう。ベトナムオフショア開発では、現地の人と連携してプロジェクトを遂行させますが、ベトナムは日本以上に仕事よりも家族を優先させるのが一般的です。

この家族とは自分の家族だけではなく、親戚や祖父母など非常に幅広く、血縁者全てと言っても過言ではないでしょう。誰かの命日には必ず仕事を休んだり、実家へ帰省するという事も珍しくはありません。そのため、プロジェクトに携わる人間が急遽休みになるという事もありえます。

日本では多くの人が仕事を優先的に考えていますが、こうした文化や価値観の違い、仕事に対する姿勢を理解しなければラボ契約・ラボ型開発を順調に進めていくことは難しいでしょう。企業全体が理解を示し、こうした事が起こっても現地の人の考えを考慮する必要があります。

社内の協力

社内の担当者の選任が終わりましたら、社内での協力・バックアップ体制を必ず用意しておいて下さい。部署が多岐に渡る場合や、事業部単位での人員が大きい場合は特にオフショア開発ラボ契約・ラボ型開発がスタートして連携が取れずに苦慮するという事にもなりかねません。必ず周知と理解を得ておくのがベストです。

現地と日本の時差

ラボ契約・ラボ型開発をするうえで気を付けなければいけないのが現地との時差です。業務遂行を円滑にさせるためには、リアルタイムでの現況報告などが必要となる場合があるでしょう。国内であれば当然時差はないので何も気にする必要はありませんが、他国との連携の場合、この時差によるタイムラグを考慮しなくてはいけません。また、時間を気にするだけでなく、時差によりシステム作業にも注意が必要です。

日本では成功したテストがなぜかベトナムでは失敗してしまうという事例がありますが、これは、データの内容は全く同じものであっても「日本時間を設定しデーターベースに入力」の場合と、「ベトナム時間を設定しデーターベースに入力」の場合では内部に保存される時刻が異なってしまうためでした。

このように、時差は連絡時間の調整だけでなく、システムにも大きな影響を与えてしまいます。そのためラボ契約・ラボ型開発、オフショア開発では、時差がある場合は必ず時刻システムを調整し、日本でも稼働が可能なのかをしっかりと考慮した上でシステム開発を依頼する必要があります。

定期的にミーティング

依頼した業務がどの程度まで進行しているのか、進み具合はどうなっているのか、何か不具合や問題はないかなど、定期的に現地のエンジニアとミーティングを行うのは非常に重要です。スケジュール通りに進められているかにより、細かな修正なども必要となってくるでしょう。

作業のズレや内容の相違などがもしあった場合、確認を怠ってしまうと後々に大きく響いてしまう倍もあるでしょう。イレギュラーなトラブルや大きな問題になる前に対処できるという点でも、こうした定期的なミーティングはとても大切です。また、ラボ契約・ラボ型開発では依頼する仕事がない時でもコストはかかります。そのため、定期的にミーティングを行い稼働状況をしっかりと確認することが必要です。

ラボ型オフショア開発に適した案件とは?

ラボ契約・ラボ型開発は、どんなプロジェクトにも最適な万能な手法という訳ではありません。中でも特に適した案件があります。特性を理解し上手く活用すれば、期待以上の成果を得ることが出来るようになるでしょう。最適な案件を至らいすることで、コストの削減やリソース不足など、多くのメリットを最大限活かすことが出来ます。ラボ型オフショア開発に適した案件特性を3つご紹介致します。

常に開発案件を保有している

自社内で開発案件が豊富にあり、継続的な発注が可能な場合はラボ契約・ラボ型開発が非常に有効的です。自社で全てを補うには、業務量に対してのリソース不足や社員の稼働状況などで困難な場合が出てきてしまうでしょう。場合によっては断念しなくてはならないプロジェクトなどが出てきてしまうかもしれません。

しかし、ラボ契約・ラボ型開発では、期間契約のため国内よりも安い人件費で一定期間業務依頼が出来、一つの案件が終了しても違う案件を継続して発注することが可能です。期間内はコストが必ずかかるため、一つ案件だけでなく続けて継続的に依頼することが出来れば、その分のコストも大幅に下げることが出来るでしょう。

仕様変更が多いアジャイル開発

アジャイル開発とは、システムやソフト開発におけるプロジェクト開発の一つで、小単位でテストと実装を繰り返していく手法の事を指します。ラボ契約・ラボ型開発では、仕様変更やシステム追加などのイレギュラーな場合でも即座に対応可能となっており、もちろん追加費用も掛かりません。

都度の要件定義や見積作成の必要もないため、スピード感を持って開発に取り掛かることが出来ます。そのため、新規のサービス立ち上げ案件など、細かな変更点が開発途中で追加される可能性の高い案件に非常に適しています。

既存ITサービスの運用

新規サービスの立ち上げなどにも適しているラボ契約・ラボ型開発ですが、自社の保有している既存のサービスの運用や改善をしていくフェーズ案件にも非常にオススメです。スマホアプリやWebコンテンツなどを運営している企業では、新規機能の開発や、機能改善等を図ることも多くあるでしょう。

しかし、社内のリソース不足などにより思うように作業を進めることが出来ないという問題も生じます。そうしたときにラボ契約・ラボ型開発はとても有効で、故屋内に外注するよりもコストを抑えつつ運用し、サービス変更や改善など、自由度高い柔軟な対応が可能となります。

「丸投げ」では必ず失敗する

ラボ契約・ラボ型開発オフショア開発で最も大切なのは、現地と日本との連携です。前述した定期的なミーティングもそうですが、密な連絡などは非常に手間と感じてしまう事もあるでしょう。そのため、確認する期間が開いてしまったり、作業自体を丸投げしてしまう企業が出てきます。

オフショア開発で失敗した企業は、こうした丸投げ状態が原因という事例が非常に多く上がっています。言語の違いや文化、仕事に対する姿勢の違いで連絡が面倒になったり上手くコミュニケーションが取れないという問題をそのままにすることで、管理不足に陥ってしまうでしょう。

システム開発の全体状況が見えないだけではなく、何かしらのリスクが生じた場合、対策を講じることも不可能となってしまいます。そのため、完成したものの質が悪く作り直しになり、余計にコストが掛かったり、信頼を得ることもできなくなるでしょう。コストの負担が増え、質の低下を招く丸投げ行為は非常に危険です。

オフショア開発で失敗した企業はこの丸投げ行為が原因であるといっても過言ではありません。依頼を行い完成するまでは、共に案件を遂行していく責任があります。常に協力姿勢で万全の連携体制やサポート力を整えておく必要があるでしょう。

ベトナムオフショア開発

ラボ契約・ラボ型開発で特に注目を集めているベトナムオフショア開発ですが、なぜベトナムがこれほどまでに支持されているのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ベトナムは国策としてIT人材の育成が積極的に行われており、有能なエンジニアが多く豊富な労働力があります。

さらに、ベトナムという国は給与水準や成果報酬が、スキルや経験などによって明確に上昇する社会環境にあり、多くのエンジニアはモチベーションも高く非常にまじめに仕事に取り組みます。こうした部分がベトナムオフショア開発が注目されている大きな理由となります。

それ以外にも、実はベトナムは日本語が第一外国語にされるほどの親日国でもあり、日本との時差は約2時間程で、欧米やヨーロッパなどに比べ大きな差がありません。さらに、日本とベトナムはおよそ6時間程度でアクセスできるという利便性もあり、様々な国がある中で行きやすいという特徴もあります。

こうした理由からも高い支持を集めており、優秀なエンジニアが揃い日本に近い国として注目されているベトナム。人件費も日本の1/3程度と安く、コスト削減や質の高いプロジェクト遂行のために非常に有効な国となっています。

ベトナムオフショア開発に重要な「ブリッジSE(ブリッジエンジニア)」とは?

ベトナムオフショア開発」をご存じでしょうか?システム開発などを行う際、自社で内製するにしても、外注・アウトソーシング、業務委託をする場合でも高い人件費にソフトウェアの購入、サーバー利用料など様々な部分で膨大なコストがかかりますが、その中でも特に一番大きなコスト割合を占めるのが人件費です。

一般的には、システムエンジニアが開発の設計やプログラミングを行いますが、規模が大きくなればそれだけ多くのシステムエンジニアが必要になるため、人件費もそれに比例して発生してしまいます。そこで、人件費を削減しつつ開発リソースを増やす為に多くの企業でベトナムオフショア開発を導入しています。そんなベトナムオフショア開発で人件費をコストカットする方法が用いられる場合、必ず必要になる職種があります。

それが、「ブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)」です。海外の相手とのコミュニケーションを円滑にし、様々なサービスやプロジェクトをトナムオフショア開発を用いスムーズに進めていくために非常に重要なポジションです。そのため、ただ単にIT関連の知識や技術があればいいというわけではありません。相手国の商習慣や日本とは違う文化、言語などをしっかりと理解する必要があります。

もちろん仕事をする上での高い能力も求められますが、まずはその国に対する深い理解が求められるブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)。日本での「普通」が海外では違ったり、進行速度なども国が違えば大きく異なります。そうした細かな部分をしっかりサポートし、どちらも安心感を持って仕事を進めていけるようにするための存在です。そのため、ブリッジSEとはまさに「ブリッジ=橋」の役割を担ったシステムエンジニアの事を指し、トナムオフショア開発を成功させるために最も必要な職種になります。

ブリッジSEに必要な資格・スキル・能力は?

トナムオフショア開を成功させる際に、最も重要なポジションであるブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)。プロジェクトをスムーズに進めるためにサポートを行い、プロダクトを作り出す役割を担っています。では、具体的にブリッジSEに本当に求められている能力や仕事内容などは一体どんなものなのかまた、ブリッジSEになるための重要な資格なども詳しくご紹介いたします。

必要な資格

実は、今現在ベトナムオフショア開発においてブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)として活躍している方々の中には、経験を積んだだけで何の資格も持っていないという方が多くいらっしゃいます。開発経験がある方なら誰でもなれるのがブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)です。また、「プログラマーとしての経験はあるけれどマネジメントはしたことがない」といった方もいらっしゃいます。そのため、「ブリッジSEになるためにはこの資格が絶対必須!」というものはありません。しかし、実際就職や転職、周囲からの信頼を得るためにも資格は持っていて損はしません。特に重要なものを2つご紹介いたします。

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)

「Project Management Institute(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)」の略称で、プロジェクトマネジメントに関する国家資格です。PMPは受験資格が非常に厳しく簡単に受験できるものではありません。また、資格を取得しなくても、このPMPの受験条件に全て該当している方ならば、簡単にブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)になれてしまうでしょう。なので、必ずしも取るべき資格とは言えませんが、PMPを持っているというだけで周囲からの信頼感も強まりますし、何より自分自身の強みにもなります。また、大手企業の場合、一定の役職以上は必ず取る必要があるところもあります。

実務経験大卒:4500時間高卒:7500時間
マネジメント経験大卒:36か月高卒:60か月
公式研修35時間以上35時間以上
資格更新60PDU以上取得60PDU以上取得

また、PMPは資格を取得してもそれで終わりにはなりません。3年ごとに資格を更新する必要があります。更新するためには、継続的にしっかりと学習をしたり、マネジメント業務に携わり続ける必要があるため、資格を維持し続けるための努力が必要となってきます。そうしたことからもPMPを持っているというのはある種のステータスにもなりますし、自分自身のレベルアップにもつながっていくでしょう。また、就職や転職の際にも、即戦力として非常に有利になるので、持っていれば様々な場面でプラスになること間違いなしです。

TOEIC

「国際コミュニケーション英語能力テスト」通称TOEICは、英語コミュニケーション能力や、それによるビジネス能力の世界共通テストです。PMPに比べるとそれほど重要度は高くありませんが、就職や転職の際、応募資格にTOEIC〇〇点以上というような記載がある場合があります。折角受けたい会社を見つけても、応募条件で引っ掛かってしまっては勿体ないですね。また、TOEICテストを受けることで自分の自信にもつながりますし、自分の語学能力を証明する証拠にもなります。

「絶対にあったら有利」とまではいきませんが、トナムオフショア開などでは必ず日本語以外の語学特に英語が必須となります。世界共通語でもある英語の能力が高ければそれだけスムーズに物事を進めることが出来ますし、コミュニケーションも取りやすいため円滑にプロジェクトを進行していくことが可能です。こちらもPMP同様に持っていて損はないですね。

求められる能力・スキル

トナムオフショア開ブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)に求められる能力やスキルは、IT技術や知識、開発スキルなどはもちろんのこと、異文化への理解や他国の人とのコミュニケーション能力、語学力、マネジメント力になります。ブリッジSEは他国と日本を繋ぎプロジェクトを成功へと導く架け橋です。

そのため、語学力が乏しかったりコミュニケーション能力が低い場合、円滑な作業が難しくなり相手からの不信感にも繋がってしまいます。自信のない方は、とにかく場数をこなしていきましょう。前述した通り、ブリッジSEになるために必須の資格はありません。経験や知識が一定数あれば誰でもできます。

中でも特に重要な語学力や人間力。数をこなし様々な人とかかわりを持つことで自分の視野も広がり、自身の成長へとつながります。極端な話、こうした経験を積んで、あとから資格を考えるというのもいいかもしれません。さらに、もう一つ重要なのが、日本以外の文化を理解し敬う事です。日本では当たり前の事であっても、海外では通用しないこともあります。それは相手も同じなので、国同士のつながりを大切にし、色々な考えがあるという事をしっかり理解することが大切です。

ブリッジSEの仕事内容

ブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)が一般的なSEと違う点は、他国のエンジニアとコミュニケーションをとり、円滑なプロジェクト進行をサポートすることになります。そのため、仕事の内容にもこうしたグローバルな部分が大きく関係してきますので、そうした特に重要な仕事内容のポイントを詳しくご紹介いたします。

プロジェクトなどの業務説明

言葉の違いや文化の違いによる中での仕事の進め方、細かな調整や具体的なイメージをしっかりと伝える役割があります。また、海外ではプロジェクト途中でシステムエンジニアが入れ替わるといったこともごく普通に起こりうることなので、想定されるイレギュラーな場合あ想定外の事案が発生した際の対処方法や納期延長などの対応をしっかりと明確にしておく必要があります。

設計書の作成や補足、適切な翻訳

トナムオフショア開でネックとなる部分が、やはり異文化間の意思疎通の難易度の高さになります。特にこういった設計書などの翻訳は慎重に行うべきものになります。伝えたいことがうまく伝わらず、誤った解釈をされてしまうと取り返しのつかない事態に陥ってしまう場合もあるでしょう。そのため、相手の文化や言語をしっかりと理解したうえで、コミュニケーションをとりつつ正しく的確な翻訳・補足をする必要があります。

品質チェック・進歩状況の報告

納品されたものの品質を細かくチェックし、補足部分があれば間違ったニュアンスにならないように丁寧に伝えます。また、進歩状況を把握し、常に連携姿勢を崩さず徹底的なやり取りが求められます。コミュニケーションが不足していたり確認を怠ってしまうと、品質の低いものが納品されてしまったり、期限内に完成しないという場合も発生してしまいます。逐一連絡を密に取り合うのは手間に感じてしまうかもしれませんが、ブリッジSEの重要な役割の一つですので、しっかりと務めることが大切です。

ミーティングセッティング・ファシリテーション

トナムオフショア開では、日本との間で行われるミーティングもブリッジSE(ブリッジエンジニア)の大切な役割です。特にこうした国外のエンジニアとのミーティングでは言語の壁が大きく、言葉が間違った意味で受け取られてしまう場合があります。そういったコミュニケーションエラーが発生しないよう、ブリッジSEがしっかりと間を取り持つ必要があります。また、双方の意見や情報などを正確に伝えあえるよう発言を促したり、話の流れを整理するといったファシリテーションも担当する場合もあります。

MattockではブリッジSE(ブリッジエンジニア)を募集しております!

ベトナムオフショア開発にて、アメリカ、中国、欧米、日本のクライアント向けにブリッジSE(ブリッジエンジニア)を担当頂ける経験豊富な方を随時募集しております。すぐに稼働頂ける方でなくても構いません。これからフリーになるので、気になる。現在、就業中で副業を探しているなどでも構いません。

また開発リソースが慢性的に不足している、今後よりコストパフォーマンスの高い開発チームを作りたいと言った企業様からのご相談も随時受け付けております。PHPからRuby、Objective-Cと幅広く対応しております。現在、ご相談が急増しているためリソースが確保できない場合は、ご希望の条件をヒアリングしベトナムオフィスにて候補者を見つけてご案内致します。