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ベトナムオフショア開発のデメリット

ベトナムオフショア開発には、コスト削減、開発リソースの確保といった非常に魅力的なメリットがありますが。決してデメリットやリスクが皆無というわけではありません。今回は、そんなベトナムオフショア開発のデメリットについて現場で見たきたリアルな情報をご紹介します!

ベトナムオフショア開発のデメリットと言っても、会社の規模や開発する内容で大きく異なります。この記事ではざっくりと、中規模から大企業とスタートアップや零細・小企業の2つに分けてそれぞれのデメリットを考えてみたいと思います。

スタートアップや零細・小企業にとってのデメリット

初期投資が必要!

ベトナムオフショア開発を検討中の企業様との商談で、『思ったより安くならない、、。』といったお声を頂くケースがまれにありますが。ベトナム=劇的に安い人件費・コストというイメージがあるからですが。それは正解ではありますが。少なからず初期投資が必要になります。この辺の事情というか、単純に安くなる、、安くなる!!とばかり情報を持っていらっしゃる場合に認識が違ったと言われることがあります。

もちろん、ベトナムオフショア開発の受託型であれば初期投資なしの毎月のランニングコストのみの契約でご利用頂けますが。大きなコストメリットと、自社のスタッフのような柔軟性を求められるならばベトナムオフショア開発のラボ型契約をお勧めいたします。そして、ラボ型のベトナムオフショア開発の場合はまた詳しくご紹介しますが。多少なりとも初期投資が必要となります。

ブリッジSE担当者がいない!

スタートアップや零細・小企業は正直、資金も人材もたりません。そんな中で、コストメリットと安くて優秀なベトナムの開発人材を確保したいということでベトナムオフショア開発をスタートされるわけですが。言葉の壁や資金の壁の前に、人材の壁にぶち当たります。

弊社の今までのスタートアップや零細・小企業様の取引ケースですと、まず5名以下でチームを組まれます。一番多いのが、2名ぐらいでまずはスタートという感じです。この場合、日本の自社事務所で一緒に開発するわけではありませんので勝手が違います。ここで悩むのが、指示系統や意思疎通の仕事上でのコミュニケーションです。とはいえ、ZOOMやSkypeと言ったオンラインでのミーティングツールは無料で沢山ありますしオンラインでの打ち合わせもだいぶ浸透したので慣れてしまえばかなりこの問題もクリアできるかと思います。

コストメリット

ベトナムオフショア開発に求められるコスト感、コストメリットは規模の小さいスポット・単発のプロジェクトなどの場合には不向きになります。開発チームの育成、管理といった目に見えないコストがあるためです。そのため、大企業様に比べ案件・プロジェクトの幅が限られるスタートアップや零細・小企業はこの点について注意が必要です。

出来るだけコンスタントに同様のタスクがあるプロジェクトや、テンプレートや定型化できるようなタスクからスタートさせるのが一番のコストメリットを感じやすいパターンかと思います。もちろん、適切にマネジメントし開発をリード出来れば複雑なアプリ開発やウェブ開発でも大きなコストメリットはあります。

ボーナスやイベントごとの報奨・プレゼント

ベトナムでは、13カ月目の給料と言われるボーナスが必要となります。主に2月のテト休み・正月休みの前にボーナスを支給する必要があります。支給する額は、給料の1か月分が相場ですが。ジョブホッピングが当たり前のベトナムでは、離職されたくないスタッフの場合は2カ月というケースもあります。この辺は、企業ごとに塩梅を決められているようです。

大企業を含めベトナムオフショア開発のデメリット

ここまででスタートアップや零細・小企業にとってのデメリットをご紹介しました。ここからは、大企業を含め中小企業からスタートアップまでこれからベトナムオフショア開発をしようと考えている方に当てはまるであろうベトナムオフショア開発のデメリットをご紹介します。デメリットとは言っておりますが。致命的なものはなく、解決策はどれもありますのでまずはこういった事があるのだと把握することからスタートしましょう。

品質の基準が違う

ベトナムオフショア開発をするうえで、日本の品質基準や感覚で頭ごなしにベトナム人はルーズだと決めつけられるケースを私も経験しましたが。これは正解のようで正解ではありません。そもそも国ごとに、美的感覚や品質に対する考え方が最初から同じことはあり得ません。これは中国やその他のオフショア開発でも同様です。

ですので、スキルの教育もですが。品質や開発スタイルやルールと言った点についても、自社の考えを理解させ浸透させる必要があります。そしてベトナムオフショア開発で上手くいかないケースとしては、これが出来なかった。出来るように教育しなかったというのを散見します。

時差

ベトナムオフショア開発に限らず、海外との時差はオフショア開発における悩みの種でもあります。どうしてもスケジュールや納期が限られている場合や、緊急の対応が発生した場合に時差でまだ営業開始していなかったりと対応の遅れが生じる場合があります。

ただしベトナムですと、この時差も2時間と軽微なものですので慣れればある程度は許容出来るかと思います。あとはプロジェクト、クライアントなどの状況に応じて発生する可能性があるトラブルや対応についても事前にフローを決めておけば焦る事も減らせると思います。

進捗管理についても、各種クラウドサービスなどを利用することで連絡を取らなくてもある程度の状況を把握出来るなどしておくといいでしょう。

対面での打ち合わせが出来ない

リモートワークやオンラインでの打ち合わせに不慣れな場合、特に開発プロジェクトではフェイストゥフェイスで対面でのミーティングがやはり効率的ではあります。ベトナムオフショア開発では、国が違うと言うこともありすぐに対面での打ち合わせができません。

もちろん現地に自社スタッフを責任者として、派遣出来る場合は別ですが。小規模なチームで予算も限られる場合にはそういう訳にもいきませんが。zoomやGoogle meetingなどの無料でオンラインミーティング、会議が出来るツールもかなり拡充してきておりますので実際の対面とまでは行きませんが。慣れればリアルタイムにオンラインで打ち合わせが出来ます。

賃金アップ

ベトナムオフショア開発を長年経験していますと、賃金アップの上昇率と優秀でアグレッシブなスタッフの昇給交渉に驚かされることがあります。ベトナムでは最低賃金に対して、5%以上が毎年上昇しますが。IT業界は中でも凄いです。政府や関係機関の資料で、15%の上昇が最大値と紹介されているケースがありますが。

そんなものではありません、いきなり2倍、3倍。つまり200%、300%の上昇で、、、昇給ではなく転職していくというケースがあります。もともとの入社時の給料を渋り過ぎてるのもあるかもしれませんが。優秀な人ほど、外資系(欧米各国)の企業にヘッドハンティングし引き抜かれます。それも育成しこれからというタイミングで、、なので状況、仕事具合での待遇改善や福利厚生の見直しも臨機応変に対応が必要です。でなければ、優秀であればあるほど当然ですが。自分にとっての利益とメリットを考えますので離職されます。

オフィス家賃アップを含めた物価上昇

一時期に比べれば落ち着いたとはいえ、物やサービスによっては常にその価値が上昇しています。たとえば、オフィス家賃ですが。弊社では複数拠点を借りておりますが。その1つ、ハノイ市のはずれにある格安オフィスですが。2015年に借りた時から5年が経過した2020年現在は、約2倍です。日本では考えられませんが。これがベトナムです。当然、それでもまだ安いですけどねw

家賃交渉のたびに、オフィスのオーナーがコレだけ上げろと交渉じゃなくてもう家賃アップしたからよろしくと当たり前の如くに通知してき嫌なら退去をと交渉の余地ないぐらいにきます。(※勿論、物件やオーナーによりますが。基本的に数回経験した身としては、最初の家賃が割安な場合は基本的にこのパターンです。)

インターネットの速度低下・断線

ベトナムでは、ホーチミン・ハノイについては、かなりインフラ整備も進められ一昔前ほどのインターネットのトラブルが減ったとはいえいまだにインターネットの速度低下が発生します。これは回線会社が敷設している、海底ケーブルの断線が主な原因ですが。発生した場合は、全く仕事にならない、、、となりますので大抵は複数のインターネット回線企業と契約しリスクヘッジしておきます。あとはモバイルwifiなどで解決できます。性格には解決ではないですが。。ですので、事前にインターネットトラブルの際の対応手順を決めておくと問題ありません。

天候の違い

日本でも大雨・洪水はありますが。ベトナムは日本よりもその量が違います。大雨というよりも、バケツをひっくり返したような豪雨・スコールが降ります。そして、日本ほどの排水処理の施設や設備が用意されていないためか洪水が至る所で発生します。感覚的には年に数回は、このような状況にあいます。もちろんですが。あまりにも天候・雨量がひどい場合には帰宅させる必要がありますのでこのようなタイミングでは在宅ワークをできるようにしておく必要があります。(※オフショア開発のプロジェクトによっては、セキュリティの関係から出来ない場合もあります。)

オフィスの違い

ベトナムのオフィスは日本のオフィスと勝手が違うというケースが多々あります。一番の問題が、エレベーターです。まあまあ階数があるのに狭いエレベーター(大人4人で一杯いっぱい)ぐらい、、しかも上にも下にも動くのがめちゃくちゃ遅いんです。上の交通量でも書いているように、遅刻する要素が多いんです。ただでさえ、時間に対して日本人のようにきっちりと守るという感覚が薄いうえに遅れる原因が多いのでこの辺は要注意です。

交通量の違い

ベトナムは、ハノイもホーチミンも朝の通勤ラッシュ時や帰宅ラッシュ時には通勤バイクの多さに驚かされます。車ももちろんいますが。バイクが相当多いです。そして、オフィスの場所によってはバイクとはいえ混雑に巻き込まれ遅刻してしまうスタッフがいますが。実際にバイクに乗ってみると分かりますが。確かにオフィスによっては、早めに出ても遅刻するぐらいのラッシュに巻き込まれます。

カレンダー・営業日・休日・祝日の違い、、テト正月など

ベトナムオフショア開発をするうえで、気を付けたいのがカレンダーの違いです。これは中国でオフショア開発する場合でもどこでも同じですが。その国ごとに祝日や連休がありますので、それを把握したうえでプロジェクトのスケジュールを組む必要があります。特にベトナムに中国は、テト正月と呼ばれる旧正月がありますので2月は稼働・営業日が大幅に減ります。

ベトナムオフショア開発のデメリットまとめ

ベトナムオフショア開発のデメリットを一通り上げて見ましたが。個人的には、これからの日本の人口推移や人口構成を考えれば日本国内でエンジニア・開発者を確保するのはかなり難しくなるのは見えているため。コストメリットだけではなく、人材・リソース確保の観点からもベトナムを含めて海外でのオフショア開発は必須となると考えております。

ですので今回ご紹介したような、ベトナムオフショア開発で皆さんが問題視されるデメリットを事前に把握したうえで解決策をプランニングしておけば大きな問題とはなりません。そして、これらを踏まえても余りあるほどにメリットがあるのもベトナムオフショア開発の良さです。開発者を育成する学業・政府のバックアップ、理数系に強い国民性。これは別記事でご紹介しますが。ベトナムは数学オリンピックにて常に日本より上位におり、2020年こそ17位と大きくランクダウンしましたが。2017年などは中国に次いで世界3位までになっているほどです。

ベトナムオフショア開発のメリット9つ!

ベトナムオフショア開発専門でもうすぐ10年、拠点はホーチミンからスタートしフエ、ハノイと各地を拠点にして様々なトラブル・問題も沢山遭遇し酸いも甘いも経験してきたからこそ語れることをこれからベトナムオフショア開発を検討している皆さんにご紹介していきます。

ベトナムオフショア開発って?

ベトナムオフショア開発は、一般的にいうオフショア開発をベトナムを拠点にして行うことを言います。ただしベトナムオフショア開発と言っても、ホーチミン、ハノイ、ダナン、フエと主要都市は複数ありまして。どこを拠点にするかでかなり違ってきます。やはり優秀な人材を手っ取り早く集めるならホーチミンかハノイの二択で長期視点で育成しコスパ最強の部隊を作るならダナン、フエもという感じでしょうか。

ベトナムオフショア開発のメリットとは?

ベトナムオフショア開発のメリットは、山ほどあります。もちろん、デメリットというかリスクというか心理・精神的、肉体的な負担!?もありますが(笑)ただこれから2020年から2030年にかけて、日本も中国もアメリカも、ヨーロッパ各国もウェブ開発者・人材は圧倒的に不足します。そういった点からコスト削減が目的であった、ベトナムオフショア開発ですが。2020年の今は、本質的な人材・開発リソースの確保と言った視点で見られるようになってきています。具体的にメリットを上げてみましょう。

人件費・開発コストの安さ

ベトナムオフショア開発の一番のメリットは、コスト・人件費の安さでしょう。実際に、業種や職種によっては日本の10分の一以下というものもあります。とはいえIT人材については、毎年給料・年収のベースアップがあります(国によって定められたものを含め)。それに加えて、人材の獲得競争によるコストの上昇・高騰も。

現にベトナム、特にホーチミンではヨーロッパ各国、アメリカと欧米諸国が優秀な人材の争奪戦で人件費の高騰が見受けられます。これからも続くでしょう。とはいえ、日本の開発者の人件費に比べれば圧倒的に安いです。

オフィス・事務所のコストの安さ

オフィスも安いです。ただし日本とは勝手が違うところもありますので、契約時にはちゃんとした仲介業者を介して契約を締結しましょう。わたしも何度も自分で契約しようと試みて、痛い目にあって無駄なお金を失いましたので。。あとは、オフィスは安いと言っても日本人と同じで優秀な人材ほど自宅からの立地・通勤の勝手の良さやオフィスの外観など気にする人が多いため辺鄙な場所にオフィスを構えると内定辞退が続き涙します。(実際に私は、激安オフィスを借りて失敗した経験があります。)

日本人と似た国民性

ベトナムオフショア開発をオススメする理由の1つがこの国民性です。もちろんどこの国でも個人差がありますから一概には言えませんが。中国やカンボジア、インドなど色んなエリアの開発者とやり取りして一番しっくりきたのがベトナムです。(※中国でのオフショア開発も長く展開しております、現地責任者は日本人以上に日本人らしいです。)

宗教は無宗教が多いため、仏教徒が多いからというのは関係がなさそうで。南のホーチミン、北のハノイで結構人柄も違う感じがありますが。どちらも真面目で勤勉な人が多いです。※とはいえ日本人のように、言わずに考えろ。1言って10を求めるみたいなのは一部の人は出来ますが。ほぼ通用しません。

為替の安定性

ベトナムの通貨は、ベトナムドンです。ベトナムオフショア開発に限らず、海外との取引やオフショア開発をするうえで問題というか大事なのが現地への給料やコストの支払い時の方法と支払い通貨があります。実際に、中国との取引では日本円計算にするのか。中国元建てで支払うのか。これで大きく差が開いて大変になったことがあります。

そして、2017年にブルームバーグがアジアで最も安定した通貨としてベトナムドンを紹介していたりするぐらいの安定性はあります。個人的に10年近くベトナムとの取引や変動を見て基本的にUSD(米ドル)と連動するように為替レートの安定性があるためある程度は安心することができます。※むしろ、USD(米ドル)建てで支払ってもらう方が喜ばれます。このコロナウイルスによる混乱にもアジアのなかでも唯一対米貿易黒字を拡大し続けている。

親日家が多いアジア随一の親日・愛日国

ベトナムオフショア開発が長くなると色んなベトナム人と出会います。そして、日本に対する尊敬、憧れ、訪日したい。日本で仕事をしたいと熱望する人が多いのにも驚かされます。これはベトナムオフショア開発をするうえで非常に良いことです。しかし逆のパターンも出て着ているのも事実です。

ベトナムオフショア開発が盛んになったことで、日本の大企業や資本力のある企業が大量にベトナムオフショア開発に進出し優秀な人材を確保し雇用したことで中には日本企業にマイナスイメージを持ちそれを喧伝するような人が出ているのもたまに見かけます。とはいえ、圧倒的に日本、日本企業のイメージは良いためアメリカや欧米諸国より印象やイメージと言った点では良いかもしれません。とはいえ、給料は外資系のアメリカやヨーロッパ各国の欧米諸国の方が良いというのはあるのでその点は彼らもちゃんとわかってます。

政治、財政、インフラが安定してる

ベトナムオフショア開発してる中で、政治的な問題で仕事が中断ということはあまりありません。そして、電気やインターネットのインフラですが。こちらも日本ほどではないですが。正常に稼働しています。カンボジア、インド、ミャンマーなどベトナムと同等かそれ以上に人件費が安いエリアではまだまだ停電にインターネットの断線が続く場合がありますが。ベトナムではそこまでありません。。そこまでというのは、停電はほぼないですが。インターネットの断線はまれにあります。(年数回ぐらい。これも回線会社を2つ以上契約しておくことでリスクヘッジ出来ます。)停電も10年やっててビルが古くて1回だけありましたw

あとは中国のように対日で、政治的に何か問題が起こる可能性がある国との取引やオフショア開発を実施していると何か起きた時が大変ですからね。

時差が少ない

ベトナムとの時差は、約2時間です。これが結構オフショア開発では、現場サイドが大変な思いをするので結構重要なポイントなんです。だって時差が10時間以上ある国とのオフショア開発なんて、昼夜逆転という具合になりますからね。実際にプロジェクトを進行する際に、日本の営業時間と同じように稼働できるのは結構現場で稼働するものとしては大事なポイントになります。

フォーが美味しい!

ベトナムオフショア開発をする際に、実際に現地に行くタイミングも出てきます。(※勿論、コストや時間から一度も現地に行かれない企業様も多いです。)その際に、やはり衣食住とはよく言いますが。うどんにラーメン、パスタと炭水化物、麺類が大好きで個人的にはフォーが大好きなためこれはメリット認定しても良いかなと思ってます。

あとはホーチミンなどは、フランスの植民地時代があった名残からフレンチも多く。女性の方も意外とグルメに、施設めぐりにと楽しめるのがベトナムの良いところです。とはいえ、パクチーなどベトナム料理独特の香辛料や材料・調理法が苦手な方はいますのでこの辺はお好みですね。

言語:日本語出来る人が多く。英語出来る人はかなり多い

オフショア開発の壁は、言葉の壁と勝手にキャッチコピーを考えましたが。私は第二言語どころか、母国語の日本語でさえ怪しいのでここに対しての心理的な障壁はゼロでしたが。ベトナムオフショア開発を検討中の企業様と商談すると言葉の壁について結構皆さん心配されます。まあオフショア開発する場合は、必ずあるのですが。どう日本語でやり取りするかですね。

この点については、ベトナムに日本語が出来るブリッジSE・開発者が結構多いのと(給料高めの強きで条件交渉してきます。目利きやバックグラウンドを正しくチェックしないと大外れを引くケースもあります。)結構、日本人のブリッジSEさんも多く駐在されており転職活動してるケースもあるため条件が合えばそこは解決出来ます。

どうしてもコストを抑えたいって場合には、ベトナムのホーチミン、ハノイで大学まで進学している開発者であれば大抵英語が出来ますので会話が無理でもslackやSkypeでチャットを使い英語でやり取りが出来ます。英語のタイプが出来ない方もご安心ください今はGoogle翻訳が盛んで精度も上がっているため大丈夫です。※とはいえ、開発・プロジェクト中のやり取りは意思疎通がうまくいかない、認識違いで大きなミスやトラブルになりがちなのでツールも使いつつ進めます。

ベトナムオフショア開発のメリットまとめ

ベトナムオフショア開発をこれから始めたい。興味がある。検討中だ!などなど色々皆さん思っているところがあると思います。私が最初にベトナムに訪れたのは、ベトナムオフショア開発というよりもベトナムというまだ”発展途上国”というイメージが根強かった時代に当時はまだ知り合いも誰もいませんでしたが。

複数の先駆者の方々がいらっしゃって、基盤を作られている経緯を見てアポイントを複数取り訪越を何度か繰り返したものです。当時は今以上に無知でしたから、既に経験した方に聞こうと無鉄砲に連絡を片っ端からとったり。メールやFacebookなどでベトナム人にメッセージをしたのを覚えています。(※そのうちのベトナム人1名は、今でも一緒に働いておりますwそんな国がベトナムです。)

気になる点や興味がある方は、ぜひご遠慮なくコメントやメッセージ下さい。またベトナムオフショア開発について気ままに情報発信していきたいと思います。

『ここが凄いよベトナム人開発者!』数学オリンピック、政府の支援、優秀な学生など

ベトナムオフショア開発は、いまだにコストメリットで語られることが多いですが。ベトナム人、ベトナム政府の目指しているところ、教育や人材育成について知れば知るほどベトナムほどオフショア開発というよりも持っておきたい拠点の1つだと確信します。今回は、それほどオススメしたいと思う具体的なポイントを今回はご紹介したいと思います!

政府がIT人材とビジネスを圧倒的バックアップ

ベトナム政府は、政府主導でIT産業全体を強くバックアップしておりベトナムの主要産業にしようと動いております。実際にIT企業は国内のスタートアップや零細・小企業などだけではなく外資系の我々日系企業にも税制面などでも優遇を受けることが出来るなど他の業種に比べベトナム進出がしやすくなっています。

実際にベトナムのICT産業全体の収益を見ると一目瞭然で、2012年ごろは100数十億ドル程度であったところが2020年現在は10倍の1000億ドルを超えているという成長ぶりで2018年ごろからは毎年前年度で10%以上の増加成長を見せているという展開なのです。もちろんそれに伴って、産学官連携でこれまで以上にIT関連人材の育成・教育をテーマに政府が後押ししているため人件費が高騰し優秀な人材の争奪戦が一部起きているとはいえまだまだ人材が枯渇する心配はありません。

理数系人材が圧倒的に豊富

ベトナムの教育システムには、ICTトレーニングプログラムを備えた290の大学があります。勿論トップは、ハノイ工科大学で2013年には、さまざまなICT専攻を卒業した43,000人の学生がいました。177,000人がICT関連分野で勉強しています。そして55,000人のICT学生がこれらの機関に登録しました。

ICT産業の歴史はまだまだ浅いですが、非常に急速に発展しています。業界には13,000を超えるITビジネスがあり、従業員は440,000人を超えています。2013年には、ハードウェアおよびソフトウェア業界の合計は395億米ドルに 達しました(出典ベトナムICTホワイトブック2014)。

就業者数2010年20112012年2013年
情報技術産業部門の合計250,290306,754352,742441,008
ハードウェア業界127,548167,660208,680284,508
ソフトウェア産業71,81478,89480,82088,820
デジタルコンテンツ業界50,92860,20063,24267,680

そして、あまり知られていませんが。数学のオリンピックと呼ばれる理数系の世界トップを決める大会ではベトナムは毎年上位入賞し2017年には中国に次いで3位となっています。

世界の大学別プログラミングランキング 第3位!

2016年のデータですので、もう既に古い情報ではありますが。既にこの時、世界の大学別のコーダーランキングで”ホーチミン科学大学(ho chi minh city university of science)”の学生が世界3位を取るなど全体ではなく突出した優秀な人材別で見るとベトナムはかなり突き抜けていることが分かります。ちなみに1位はロシア、2位は中国です。ちなみに日本は、、、10位内にはありません。。。

これは1つのデータでしかありませんが。体感的にベトナムのIT人材にはとんでもない天才のような人もいるというのは言えるでしょう。

ちなみにこの女性は、”Golden physics girl(物理学の申し子)”と呼ばれ2015年から2年連続で国際物理オリンピックの金賞を受賞している超がつく天才です。世界的にも有名で超難関と呼ばれるMITマサチューセッツ工科大学の奨学金を獲得している。これを見るとベトナムの理数系のレベルの高さがうなずけます。

若者が多い人口構成

世界的な人材不足は、企業がアウトソーシングベンダーからの外部支援を求める理由の1つです。 「2030年には日本のIT人材は不足する!」これは日本のIT・テクノロジー経済が直面している最大の問題です。 2020年現在で、日本のIT人材は106万人と言われており現時点でも約30万人分のリソースが不足しているとされています。ヒューマンリソシアの業界調査によると、企業の39%が新しいリソースへのアクセスを得るためにアウトソーシングしています。まさしくこれからの日本のIT産業にとって、ベトナムはITアウトソーシングの有望な場所となっています。

またベトナムオフショア開発について考える際に、ベトナムの人口構成についても触れておきたい。ベトナムは9千万人以上の人口を抱える13番目に人口の多い国です。人口の25パーセント(25%) は15歳未満です。ベトナムは2009年から「人口構造の黄金期」を享受しています。 「人口構造の黄金期」とは、2人以上の労働者ごとに1人の扶養家族しかいないことを意味します。 ベトナムの「人口構造の黄金期」は2035年まで続くと予測されており、人口の約66%が労働年齢であり、毎年150万人以上が労働力に加わっています(出典:ベトナム総合統計局)。

15歳以上の識字人口の割合は94.2%です(出典:ベトナム総合統計局)。ベトナムの識字率は96%です。さらに、大学の卒業生の80%は科学を専攻しています。 世界経済フォーラムが実施した調査によると、ベトナムは工学部の卒業生が最も多い上位10か国の1つです。 

英語ができる人が多い

EF EPI2020

ベトナムオフショア開発における、開発者は大抵理系もしくは大卒が一般的で彼らの英語力は最低限の読み書きは勿論ですが。日常における会話程度の英語は、ほとんどの人が話せます。このことは、英語能力試験である「EF試験」の数値からも分かります。2020年、2019年は11ランク落として英語力が低いの部類にカテゴライズされていますが。

ベトナムオフショア開発のメイン拠点である、ホーチミン、ハノイの2拠点で見れば世界的にも平均的な数値であることが分かります。ただ実際に、現場でベトナム人開発者とやり取りして感じる肌感としては優秀なエンジニアであればあるほど英語は大抵できます。ましてややり取りのメインはチャットですが。開発やコミュニケーションには全く支障がない程度です。

ちなみにベトナム人の英語は、こちらのYouTube動画でも分かりますが。単語の末尾の子音を発音しないことが多く、結構特徴的な英語です。

まとめ

ベトナム人の凄い点、優秀な点、ベトナムオフショア開発のオススメできるポイントなどを出来るだけわかりやすくご紹介しました。我々、Mattockサービスでは優秀なベトナム人開発者のリソースを希望される企業様に受託型、ラボ型とご希望のスタイルで柔軟に対応させて頂いておりますのでご遠慮なく、コメント、メッセージにてお問い合わせください。

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